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大掃除にオキシ漬けがおすすめ!オキシクリーンの使い方を紹介

2023.10.31

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大掃除にオキシ漬けがおすすめ!オキシクリーンの使い方を紹介

劇的に汚れが落ちることで、SNSでも話題の「オキシ漬け」。酵素系漂白剤「オキシクリーン」を使った掃除方法のことで、家の中の広範囲にわたる場所やものの汚れを落とすことができます。「つけ置き洗い」と聞くと、普段あまりやらない人は「難しそう」と感じるかもしれませんが、実はオキシ漬けはとっても簡単にできます。

年末の大掃除など、一年の汚れをすっきり取り除きたいタイミングで、オキシ漬けを掃除に取り入れてみてはいかがでしょうか。家中を掃除しなければならない大掃除に、さまざまな場所やものを洗えるオキシ漬けは相性抜群です。

この記事では、オキシ漬けやオキシクリーンがどういうものであるか、オキシ漬けをする際に準備したいものから手順、注意点までご紹介します。

オキシ漬けとは?

オキシ漬けとは、オキシクリーンを使ったつけ置き洗いの方法です。手軽な方法にもかかわらず、ほかの掃除方法では落ちなかった汚れが取れることで、SNSでも話題になっています。

オキシ漬けはさまざまなものに使えるのが特徴で、食器や衣類だけでなく、キッチン、リビング、トイレ、お風呂など、あらゆる場所で使われる物をつけ置き洗いできるのです。

オキシ漬けに使う酵素系漂白剤「オキシクリーン」

オキシクリーンは、衣類の汚れを漂白・消臭・除菌してくれる、アメリカ生まれの酸素系の漂白剤です。SNSや口コミでオキシ漬けが話題になったことで、つけ置き洗いに使うオキシクリーンも注目を集めました。

主成分の過炭酸ナトリウムは弱アルカリ性の性質なので、油汚れや皮脂、汗といった酸性の汚れを落とすのに適しています。酵素の力を使って汚れを分解するため、汚れ落ちがいいのに洗う素材や体に優しいところも人気の理由です。

オキシクリーンで落とせる汚れ

洗濯だけでなく、掃除にも使えるオキシクリーン。洗濯や掃除に使うと、どのような汚れが落ちやすいのでしょうか。

・洗濯に使う場合

普段の洗濯の際にスプーン1~2杯のオキシクリーンを投入するだけで、汗や皮脂汚れだけでなく、食べ物や飲み物のシミ・汚れ、黄ばみ、黒ずみなど、落ちにくい汚れをきれいに落としてくれます。衣類の色落ちがしにくく、漂白効果があるのもポイントです。

・掃除に使う場合

弱アルカリ性の漂白剤なので、油や皮脂汚れ、汗といった酸性の汚れに強い効果を発揮。キッチンのコンロやシンク、食器、換気扇、エアコンフィルター、浴室、トイレといったさまざまな場所をきれいにしてくれます。つけ置き洗いをすることで、コンロや鍋の焦げ付きなど、頑固な汚れにも効果が期待できますよ。

オキシ漬けで準備したいもの

オキシ漬けを行う際には、どのようなものを準備すればいいのでしょうか。オキシクリーンさえ用意すれば、特別なものを準備しなくてもできるのがうれしいポイントです。

<オキシ漬けに必要なもの>

・オキシクリーン:界面活性剤が入っていて洗浄力が高い「アメリカ版」と、洗浄力は劣るものの肌に優しい「日本版」、どちらでも使用できます

・バケツ・たらい:衣類や食器をつけ置き洗いするのに使用します

・木製またはプラスチック製の棒:オキシクリーンをお湯に溶かす際に、かき混ぜるために使用します(オキシクリーンによりメッキなどがはがれてしまう可能性があるので、金属製は避けてください)

・ゴミすくいネット:洗濯槽をオキシ漬けする場合、100円ショップなどで販売されているゴミすくいネットを用意します

・ゴム手袋:素手では肌を傷めてしまう可能性があるので、ゴム手袋の着用は必須です

縦型洗濯機の洗濯槽をオキシ漬けする手順

「オキシ漬け」というキーワードが有名になったきっかけともいえる洗濯槽のオキシ漬けは、汚れ落ちのインパクト大!汚れがどんどん出てくるので、一度やるとやみつきになる人も多い洗浄方法です。

湿気があってカビが繁殖しやすい洗濯槽は、1~2ヵ月に1回の頻度でオキシ漬けを行うことをおすすめします。

ドラム式洗濯機の場合には、オキシ漬けではなく、「オキシクリーン 洗濯槽クリーナー」を使った洗浄が効果的です。

1. 洗濯機の糸くずフィルターを取り外し、お湯をためる

洗濯機の糸くずフィルターを取り外し、洗濯槽がいっぱいになるまで40~60℃のお湯をためます。ホースがあると便利ですが、ない場合はバケツやたらいで代用してください。温度が下がらないよう気をつけましょう。

2. オキシクリーンを投入し、洗濯機を回す

オキシクリーンをお湯4Lに対して、スプーン1杯を目安に投入します。オキシクリーンが溶け切るよう、棒でよくかき混ぜてください。洗濯機を5分程回したら、蓋を閉めて6時間程つけ置きします。

3. 放置した後、浮いてきたゴミを取り除く

つけ置きすると、お湯に汚れが浮いてきます。ゴミすくいネットですくい取ったら排水し、洗濯槽に残った汚れはティッシュなどで取り除きましょう。

4. 洗濯機の糸くずフィルターを元通りに設置し、洗濯機を回す

洗濯機の糸くずフィルターを戻して設置し、「通常コース」で洗濯機を回します。汚れが浮いてくるようならその都度すくい取り、汚れがなくなるまで繰り返し行います。

5. 洗濯槽内や糸くずフィルターの中のゴミを取り除く

洗濯槽の中の汚れがなくなったら排水し、洗濯槽内や糸くずフィルターの中にあるゴミを取り除きます。その後は乾燥させるため、蓋を開けておきましょう。

食器やシンクをオキシ漬けする手順

さまざまなものの洗浄に使えるオキシ漬け。キッチンの食器やシンクをオキシ漬けするのもおすすめです。食器についた頑固な茶渋や、コーヒーやワインなどの着色汚れをスッキリ落とすことができます。シンクで行えば、シンク自体もいっしょにオキシ漬けできて、曇りもなくなりピカピカに。

キッチンのシンクでは食器や調理道具以外にも、換気扇の本体・フードに加え、各パーツも外してオキシ漬けすることができます。

1. シンクにお湯をためる

排水口に蓋をして、シンクに40~60℃のお湯をためます。シンクの8割を目処にするといいでしょう。

2. オキシクリーンを入れて、かき混ぜる

お湯の中にオキシクリーンを入れ、よくかき混ぜて洗浄液を作ります。オキシクリーンの量はシンクの大きさにもよりますが、4Lのお湯に対してスプーン1杯が目安です。

3. 食器や調理器具などの汚れを落としたいものを入れ、長時間放置する

洗浄液ができたら、茶渋のこびりついたマグカップや焦げ付いた鍋など、洗いたいものをいっしょにつけ込みましょう。つけ置きは20分程度でも十分ですが、しっかりシンクと食器の汚れを落としたい場合には、数時間置くとより効果的です。また、洗浄液をスポンジにつけ、シンクの周りもいっしょに磨くのもおすすめ。

4. オキシ漬けしたものとシンクを水ですすぐ

最後に、きれいな水でシンクと食器をよくすすぎます。すすぎが不十分だと洗浄液の跡が白く残ってしまうため、しっかりすすぐようにしてください。

お風呂の浴槽や蓋をオキシ漬けする手順

湿度が高く、カビやぬめりが発生しやすいお風呂場。浴槽を使ってオキシ漬けすれば、浴槽だけでなく、お風呂で使う浴槽の蓋や洗面器、椅子、子供のおもちゃといったバス小物までまとめて洗うことができます。また、追い焚き機能がある場合には、お風呂の残り湯を使えばより経済的ですよね。

1. 浴槽にお湯をため、オキシクリーンを入れてかき混ぜる

浴槽の半分くらいまで40~50℃のお湯をためて、オキシクリーンを投入し、よくかき混ぜて洗浄液を作ります。オキシクリーンの量はお湯4Lに対してスプーン1杯程度なので、浴槽の大きさによって調節してください。家庭用の浴槽だと、スプーン10杯程度が目安です。

2. 追い焚き機能があれば追い焚きする

お湯の温度が下がってしまう可能性があることと、浴槽全体のお湯が循環してオキシクリーンの溶け残りを防ぐため、追い焚き機能がある場合には追い焚きします。

3. 浴槽に蓋やバス小物などの汚れを落としたいものを入れ、長時間放置く

洗浄液の中に、浴槽の蓋や洗面器、椅子など、汚れを落としたいものを入れて、まとめてつけ置きしましょう。浴槽の蓋は両面に洗浄液がつかるよう、途中何度かひっくり返すようにしてください。つけ込み時間は20分程度からですが、できれば6時間程度置くとより効果的です。

4. 浴槽内の水を抜き、再度浴槽に水をためる

浴槽内の水を抜いた後、再度浴槽にお湯をためます。追い焚き機能があれば、5分程追い焚きしましょう。この工程を行わないと風呂釜内部のパイプまですすぐことができないため、次にお風呂に入ったときにパイプ内に残った洗浄液でお湯が泡だらけになってしまったり、パイプ内の汚れが出てきてしまったりする場合があるため注意が必要です。

5. 排水し、浴槽とつけ置きしていたものを水ですすぐ

浴槽内から水を抜き、浴槽やつけ置きしていた蓋やバス小物を水でよく洗い流します。落ちない汚れがある場合には、スポンジやブラシでこするときれいに落ちるでしょう。

オキシクリーンの使い方の注意点

さまざまなものの掃除に使えて便利なオキシクリーンですが、使い方の注意点もあります。使う前によく確認して、安全に使うようにしましょう。

オキシ漬けでつけ置きする時間は6時間まで

オキシ漬けでつけ置きする時間は、20分~6時間を目安に行ってください。オキシ漬けで効果を発揮するのは最大6時間で、それ以上時間を置いても効果は変わりません。オキシクリーンの主成分である過炭酸ナトリウムが、時間の経過とともに分解が進んでしまうためです。

また、つけ置きするものの素材によっては、長時間置くことで傷んでしまう原因にもなりまねません。

使用する前に使ってもよい素材か確認する

オキシクリーンは、下記の素材には使用できないため、気をつけましょう。

<オキシクリーンが使用できない素材>

・金属類全般

・革製品

・ウール製品

・シルク

・畳

・麻

・木製品

特に、金属類には注意が必要で、アルミ素材はオキシクリーンの成分と反応してしまうため溶け出してしまいます。鍋にはアルミ素材が使われているものが多いため、使用する前によく素材を確認することが大切です。ステンレスには使用できますが、傷めてしまう可能性があるため長時間の使用は避けてください。

オキシクリーンにさわるときは手袋を必ず着用する

オキシクリーンの成分は弱アルカリ性で洗浄力が強いため、素手でさわると肌が荒れてしまう原因になりかねません。オキシ漬けをする際は、必ずゴム手袋をして手を保護しましょう。

密閉・密封での保存や洗浄液の作り置きをしない

オキシクリーンは酵素系漂白剤なので、粉末の常態でも常に酸素が発生しています。そのため、密閉容器などに入れてしまうと、発生した酸素が中で溜まり、最終的には爆発してしまう危険があります。水筒など密閉容器のオキシ漬けは、必ず蓋を外して行うようにしましょう。

また、オキシクリーンを溶かした洗浄液の作り置きは、容器が破損してしまう可能性があるためNGです。オキシ漬けは、その都度洗浄液を作るようにしてください。

水垢や石鹸カスなどアルカリ性の汚れには効かない

さまざまな場所や汚れに効果があるため、万能感のあるオキシクリーンですが、弱アルカリ性の性質を持つ漂白剤なので、水垢や石鹸カスといったアルカリ性の汚れには効きません。このようなアルカリ性の汚れを落としたいときは、酸性のクエン酸などを使うといいでしょう。

さまざまな場所の汚れをしっかり落とせるオキシ漬けで、大掃除をもっと手軽に

オキシ漬けは、今回ご紹介した洗濯槽やキッチン周り、お風呂場以外にも、トイレ、洗面台、服、靴など、さまざまなものの汚れを落とすことができます。

お湯にオキシクリーンを溶かして浸けるだけと簡単ながら、劇的に汚れが落ちるので、ぜひ今年の大掃除で試してみてください。つけ置きしておくだけで楽に汚れが落ちるので、手放せなくなるはず。特に仕事と家事の両立で忙しい人や、目を離せない乳幼児がいて時間に余裕がない人には、手軽にできて汚れ落ちの良いオキシ漬けはおすすめです。

ご購入を検討される方は、オキシクリーンの日本公式サイトまで。

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