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アイロン台は代用できる?おすすめの代用品や使用上の注意点を解説
2024.07.30
アイロン台は身近なもので代用できます。代用品を選ぶときの条件や、代用品の具体例、代用品を使うときの注意点などをご紹介します。
目次
アイロン台は代用できる?おすすめの代用品や使用上の注意点を解説

「アイロンを購入したけれど使用する頻度は少なそう。アイロン台は必要?」「部分的なしわを伸ばすだけなのに、アイロン台を出すのは面倒」と感じている人は多いのではないでしょうか。毎日のようにアイロンを使わない人にとっては、収納スペースをとるアイロン台を邪魔に思うかもしれません。身近なものでアイロン台を代用できたら、便利ですよね。
この記事では、アイロン台の代用になるものや選ぶときの条件、使用時の注意点などをご紹介します。「アイロン台の代用品があったら便利」と感じる人は、ぜひ参考にしてください。
アイロン台の代用を選ぶときの条件
アイロン台の代用品は、アイロン台の役割を踏まえて選ぶことが大切です。
アイロン台には、アイロンの熱を受け止めて効果的にしわを伸ばすといった役割があります。しわのある衣類などにアイロンをあて、アイロン台の下から熱を逃がすことできれいにしわを伸ばせます。
アイロン台の代用品を選ぶときは、こうした役割に近い効果が得られるものを選ぶといいでしょう。
ただし、アイロン台の代用品は条件を踏まえて選ばなければなりません。ここでは、アイロン台の代用品を選ぶときの条件をご紹介します。
耐熱性・耐水性があること
アイロンは、低温設定で使用しても100℃前後まで熱されるため、アイロンの代用品に耐熱性は必須といえます。ビニールやプラスチックなどの熱に弱いもの、金属のように熱が伝わりやすいものは避けましょう。
また、アイロンのスチーム機能を使う場合、耐水性も必要です。薄手の紙製品などはおすすめできません。
平らで安定感があること
アイロン台の代用品に凸凹があると、衣類などにアイロンをかけてもきれいに仕上がりません。アイロン台の代用品は、アイロンがスッと滑る、平らなものを選んでください。
ただし、アイロンを使用する際、表面がフラットでもぐらぐらと安定しないものは、アイロンを落としたりやけどをしたりする危険性があります。安全性を考慮して、きちんと安定感のあるものを使いましょう。
硬さがあること
アイロン台の代用品は、アイロンをかけやすいよう、ある程度の硬さがあるといいでしょう。例えば、やわらかな布団や低反発タイプのマットレスなどは、アイロンをぐっと押しあてたときにいっしょに沈んでしまい、うまくアイロンをかけることができません。
ただし、あまりに硬すぎると、アイロンが衣類の縫い目やボタンに引っかかってしまいます。アイロン台をイメージして、硬すぎずある程度のクッション性があるものを選んでください。
アイロン台の代用品になるもの

アイロン台は、身近にあるもので代用できます。アイロン台の代用品として使えるものは、下記のとおりです。
バスタオル
身近にあり、アイロン台の代わりとして使いやすいものといえば、バスタオルです。バスタオルを平らなテーブルの上に広げれば、クッション性を保ちつつ安定感のあるアイロン台として利用できます。
ただし、1枚では耐熱性に不安があるため、大きめのバスタオルを数回折って厚みを出すか、2~3枚重ねて利用しましょう。タオルの四隅に重しを置いて固定すると、よりアイロンをかけやすくなります。
段ボール
段ボールは、厚みがあってほどよく硬く、平らなため、アイロン台の代用品として使いやすいアイテムです。ただし、紙素材のため耐水性や耐熱性がありません。アイロンのスチーム機能を使う場合はもちろん、焦げ付き防止のためにもタオルを敷いて利用しましょう。
ベッドのマットレスまたは敷布団
ベッドのマットレスや敷布団も、ある程度の硬さがあるものはアイロン台の代わりになります。特に、面積の広いものにアイロンをかけたいときにおすすめです。
ただし、カバーに化学繊維を使用している場合は、熱で溶けたり、焦げたりする可能性があります。熱に強い綿素材であることを確認した上で利用してください。
雑誌や新聞紙
雑誌や新聞紙は、紙ではあるものの、比較的熱を通しにくいためアイロン台の代用品として役立ちます。雑誌なら1冊で問題ありませんが、新聞紙の場合は何部か重ねて厚みを出してから使いましょう。
また、雑誌や新聞紙は段ボールと同様に紙素材のため、耐水や耐熱を考慮して、タオルを敷いてから利用してください。
なお、雑誌や新聞を並べて使用しようとすると、段差ができてしまうため、きれいにアイロンをかけられません。ハンカチまたはシャツの襟など、雑誌や新聞紙を並べなくても済むような大きさのもののアイロンがけに便利です。
座布団
ちょっとしたアイロンがけの場合、雑誌や新聞紙以外に座布団も活用できます。安定感を出すため、座布団を床に置いて利用しましょう。
ただし、ベッドのマットレスや敷布団と同様に、化学繊維が使用されていないことを確認する必要があります。
アイロンマット
アイロンマットは、耐熱性のある薄手のマットです。テーブルの上に広げれば、アイロン台のように使用できます。
アイロンマットのメリットは、くるくると丸めたり畳んだりして収納できるため、収納場所をとらないことです。「アイロン台は場所をとるからいらないけれど、バスタオルなどでは代用したくない」という方におすすめでしょう。
アイロングローブ
アイロングローブは、手にはめて使用する耐熱性のあるグローブで、アイロンミットとも呼ばれます。
アイロンをかける衣類などをハンガーに吊るし、アイロンとアイロングローブで挟むようにして使います。平らな場所に衣類などを広げる必要がないため、手軽に使用できる点が魅力です。襟や袖などの部分的なしわをさっと伸ばしたいときにも適しています。
アイロン台の代用品を使う際、きれいにしわを伸ばすポイント
アイロン台の代用品を使ってアイロンがけをするときは、洗濯物の干し方やアイロンのかけ方に気を配ると、きれいにしわを伸ばせます。
アイロン台の代用品を使う際、きれいにしわを伸ばすポイントを確認していきましょう。
洗濯物はしわを伸ばして干す
頑固なしわは、アイロン台がないと伸ばしきれない可能性があります。しわになりやすい衣類は、干すときにできるだけしわを伸ばすことを心掛けましょう。
しわになりやすい襟もとを引っ張ったり、裏地に手のひらを入れてパンパンと叩いたりすると、きれいにしわが伸びます。ただし、力を入れすぎると衣類を傷める原因になるため、適度な力で行ってください。
霧吹きで水をかける
アイロンのスチーム機能を使っても伸びない深いしわがある場合は、霧吹きで水をかけてからアイロンをかけましょう。ほとんどの繊維は、水分を吸うと膨らみ、元に戻る力が強くなります。ひと手間かけるだけで、アイロンかけの時間を短縮できますよ。
アイロンをまっすぐかける
アイロンのかけ方も、仕上がりに影響します。ジグザグにアイロンをかけると、その方向に沿って新しいしわができてしまうかもしれません。アイロンはまっすぐかけるように意識しましょう。
アイロン台の代用品を使うときの注意点
アイロン台の代用品は、正規のアイロン台に比べると、機能性や安全性で劣ります。特に、小さな子供がいる家庭では、安全面に注意を払わなければなりません。アイロン台の代用品を安全に使用するために、下記の3点について注意しましょう。
代用品が紙素材の場合はタオルをかぶせる
段ボールや雑誌、新聞紙など紙素材で代用する場合、火災につながるトラブルを避けるために熱を遮断することが重要です。必ずタオルをかぶせてから使いましょう。
アイロンのスチーム機能や霧吹きを使う際も、タオルがあると代用品へのダメージが避けられ、雑誌などのインク移りも防げます。
熱が代用品の裏側に伝わっていないか確認する
アイロン台の代用品はアイロン台と違い、下から熱を逃がす機能がありません。ぐっと力を入れてアイロンを押しあてたり長時間使い続けたりすると、下まで熱が伝わって代用品や代用品の下の素材を焦がしてしまうことがあります。こまめに裏側を確認し、連続使用は避けましょう。
ベッドのマットレスなど、裏側を確認しにくいものを代用品として使用する場合は、必ずバスタオルを挟むようにしてください。
やけどや火事にならないように注意を払う
アイロン台の代用品を使う場合は、やけどや火事にならないように十分に注意しましょう。
熱伝導性が高い金属性のものは、やけどの危険があるため、アイロン台の代用品としての使用は避けてください。紙素材や布製品の代用品も、使い方によっては焦げてしまう可能性もあります。使用時には細心の注意を払う必要があります。
アイロン台や代用品を使わずにアイロンがけする方法は?

アイロン台やその代用品を使用しない場合は、アイロン台がいらない衣類スチーマーの使用がおすすめです。衣類スチーマーは、衣類をハンガーにかけたままお手入れできる製品です。スイッチを入れると高温のスチームが吹き出す仕組みで、衣類を軽く伸ばしながらスチーマーをあてることできれいにしわを伸ばせます。
また、多少のしわであれば、浴室の蒸気を利用して伸ばすことも可能です。入浴後の浴室に1時間ほどハンガーにかけた衣類を吊るしておき、十分に湿気を含ませてから形を整えて部屋干しすると、きれいにしわを伸ばせますよ。
代用品を活用して、手間をかけずにアイロンがけをしよう
アイロン台は、身近にあるもので代用できます。アイロンの使用頻度が少なくアイロン台を購入するか悩んでいるときや、アイロン台を出すまでもない部分的なしわをきれいにしたいときは、代用品を活用してみてはいかがでしょうか。
特に、一人暮らしをしているとアイロンを持っていても使うことが少ないといった理由で、アイロン台がない人も多いかもしれません。また、「アイロンがけ自体が苦手」「仕事が忙しく、家事をやる余裕がない」という人も少なくないはずです。そんなときは、家事代行サービスにアイロンがけを含む家事全般を任せるのもひとつの手です。家事代行サービスを利用することで、家事の負担を減らして自分の時間を作ることができます。
一人暮らしの人に適した家事代行サービスの活用については、こちらの記事もご覧ください。
一人暮らしこそ家事代行を使おう!利用に適したシーンと選び方を解説
アイロン台の代用品を活用してアイロンがけをしたり、負担に感じている家事を家事代行サービスに任せたりして、自分のライフスタイルに合った方法で日々の家事負担を減らしていきましょう。