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キッチンからお風呂まで!重曹とクエン酸の万能掃除方法
2024.08.30
日常の掃除の中で、重曹やクエン酸は安全に使える頼もしい掃除用洗剤です。シンクやキッチン、トイレなどさまざまな場所で活用できます。この記事では、重曹とクエン酸の効果について詳しく解説し、大掃除や日常の暮らしをもっと楽にする方法を紹介します。
目次
キッチンからお風呂まで!重曹とクエン酸の万能掃除方法
日常の清掃の中で、重曹やクエン酸は安全に使用できる掃除用具の一つです。シンクやキッチン、トイレなどさまざまな場所で活用できます。この記事では、重曹とクエン酸の効果について詳しく解説し、大掃除や日常の暮らしをもっと楽にする方法を紹介します。
重曹とクエン酸の効果
重曹とクエン酸は、それぞれ特徴的な効果があります。ここでは、それぞれの特徴について説明します。
重曹とは
重曹は正式には炭酸水素ナトリウムといい、弱アルカリ性で、主に汚れの除去・研磨作用・消臭効果の3つの特徴があります。
まず、汚れの除去について、上で述べたように、重曹は弱アルカリ性なので、油や皮脂・焦げ付きなどの酸性の汚れを落とすのに非常に効果的です。また、細かい粒子を持つことから、軽度の研磨剤として非常に効果的です。この研磨作用により、表面を傷つけずに汚れを落とすことができます。例えば、キッチンのシンクやオーブンの焦げ付き・蛇口の汚れ等を取ることができます。また、重曹は酸性のにおい成分を中和することができるため、消臭効果も高く、トイレや冷蔵庫の嫌な臭いを取り除くのに適しています。
クエン酸とは
クエン酸は弱酸性であり、pHが2.2~2.5の範囲にあります。この酸性の性質を活かし、水垢や黒ずみなどのアルカリ性の汚れを除去するのに効果的です。特にお風呂掃除やトイレ掃除で威力を発揮します。石鹸カスや水垢を分解し、ピカピカの状態に戻してくれるだけでなく、除菌効果も期待できます。また、アンモニア臭やタバコの匂い等、アルカリ性の匂いを中和する消臭効果もある優れものです。
これらの特性を理解することで、どちらを使うべきか正しく判断し、より効率的に掃除を進めることができます。また、最近人気のセスキやオキシクリーンなどの洗剤と組み合わせれば、さらに頑固な汚れを落とすことができます。お風呂やキッチンの大掃除だけでなく、日常の手入れにもぜひ取り入れてみてください。
このように、重曹とクエン酸を上手に使い分けることで、家中を清潔に保つことができます。
重曹を使った掃除方法
重曹は、自然由来の成分でできており、人体に影響を及ぼしにくい特徴があります。そのため、小さなお子さんのいる家庭でも安心して使うことができます。以下では、その重曹を使ってキッチン、浴室、リビングの汚れを効果的に落とす方法をご紹介します。
準備するもの
・重曹
・スポンジ
・ブラシ(歯ブラシなど)
・スプレー容器
あればさらに良いもの
・オキシクリーン
・セスキ炭酸ソーダ
キッチンの汚れを落とす方法
キッチンは料理する場所なので、清潔さが求められます。重曹を使って効率よくキッチンの汚れを落とす方法をご紹介します。
1.シンクの掃除
– シンクの黒ずみや水垢を取り除く際は、重曹を直接汚れに振りかけ、スポンジでこすり落とします。重曹を使うことで、消臭効果も期待できます。
2. コンロの焦げ落とし
– コンロやオーブンの焦げ付きには、重曹ペースト(重曹と水を2:1の比率で混ぜたもの)を作り、。それを焦げている部分に塗り、しばらく置きます。。その後、スポンジやブラシでこすれば、焦げを簡単に落とすことができます。
3. 食器の茶渋取り
– 茶渋がついたマグカップや食器には、重曹を入れた水で数時間浸け置きし、スポンジで軽くこすればきれいになります。
浴室のカビ取り
お風呂掃除は家の中で最も手間がかかる場所の一つです。湿気が溜まりやすい場所であるため、カビが発生しやすくなります。重曹を使ってお風呂のカビを効果的に取り除く方法を紹介します。
1.カビの除去
– カビの部分に重曹のペーストを塗り、しばらく置いた後、ブラシでこすります。さらに、セスキやオキシクリーンを併用すると、より効果的にカビを落とすことができます。
2.入浴後の手入れ
– お風呂掃除の後、重曹を使った消臭スプレー(重曹と水を1:20の比率で混ぜたもの)を浴室にかけると、、湿気が原因で気になるカビの臭いを防止できます。
リビングのほこり掃除
リビングは家族団らんの場所なので、常に清潔に保ちたい場所です。重曹を使ってリビングのほこりを効果的に掃除する方法をご紹介します。
1.カーペットの掃除
– カーペットには重曹を薄く振りかけて、しばらく放置した後、掃除機で吸い取ります。これにより、ほこりだけでなく消臭効果も期待できます。
2. 家具の手入れ
– 木製家具の汚れや手垢は、重曹を溶かした水で拭くことで落とせます。また、セスキを使うことでさらに清潔に保つことができます。
3. ソファの掃除
– 布製ソファには重曹を振りかけ、30分ほど置いてから掃除機で吸い取ると、ほこりやニオイが取れます。
以上の方法を試すことで、キッチン、浴室、リビングなどの様々な場所で重曹を活用することができます。
クエン酸を使った掃除方法
クエン酸は、重曹と同様、家庭で多岐にわたる活用ができます。こちらの記事では、クエン酸を使った具体的な掃除方法を紹介します。特に、トイレや窓ガラス、洗濯槽のお手入れ方法について解説します。
準備するもの
・クエン酸
・ブラシ
・やわらかい布
・スプレー容器
あればさらにいいもの
・マイクロファイバークロス、もしくは新聞紙
・オキシクリーン
トイレの黄ばみ除去
トイレ掃除で悩むことの多い黄ばみ汚れには、クエン酸が効果的です。まず、トイレの水を拭き取り、クエン酸を溶かした水をスプレーします。その後、5分ほど放置し、ブラシでこすり洗いすると頑固な黄ばみが落ちやすくなります。この方法は、大掃除の際にも便利です。また、クエン酸には消臭効果もあるため、トイレの臭い対策にもぴったりです。
窓ガラスの清掃
窓ガラスの手入れにもクエン酸は有効です。窓ガラスに水垢や黒ずみが付着している場合、クエン酸スプレーを使用します。スプレーした後、柔らかい布で拭き取るだけで、ガラスがピカピカになります。また、ふき取る際は、マイクロファイバークロスや新聞紙を使用することで、よりきれいにお掃除をすることができます。
洗濯槽のカビとり
洗濯槽のカビ取りにはクエン酸とオキシクリーンの組み合わせが最適です。まず、洗濯機に40度くらいの温水を入れ、クエン酸を適量加えます。そしてオキシクリーンを投入し、洗濯機をスタートさせます。30分ほど経ったら、運転を停止し、つけ置きすると、黒ずみやカビがきれいに取れます。この方法は2つの洗剤の特性を組み合わせることで、より相乗効果を生むことができます。
掃除の際にシンクや風呂の水垢、キッチンの汚れも気になる場合には、クエン酸を利用することで、家全体を清潔に保つことができます。これらの方法を実践することで、毎日の暮らしがより快適になるでしょう。
洗濯槽以外にも活躍するオキシクリーンの使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。
重曹とクエン酸を組み合わせた掃除方法
重曹とクエン酸は手軽に家を清掃できるアイテムとして、多くの家庭で使われています。この2つをうまく組み合わせることで、様々な汚れに対して効果的に掃除をすることができます。ここでは、重曹とクエン酸を組み合わせた場合の具体的な掃除方法をご紹介します。
準備するもの
・重曹
・クエン酸
・やわらかい布
・スプレー容器
頑固な水垢除去
シンクやお風呂周り、特に水垢は頑固で取り除くのが難しいですよね。そんな時、重曹とクエン酸を使うと、簡単に除去できます。まず、重曹を汚れ部分にまんべんなく振りかけ、水をスプレーしてペースト状にします。この状態で10分ほど放置します。その後、クエン酸を水に溶かしたものをスプレーします。発泡反応が汚れを浮かび上がらせるので、ブラシでこするだけで水垢を除去することができます。
排水口の臭い取り
排水口の臭い取りにも重曹とクエン酸が有効です。まず、重曹を排水口に一杯振りかけます。次に、クエン酸を溶かした温かい水を注ぎます。重曹とクエン酸を混ぜたことの化学反応により発泡し、臭いの原因となる汚れを除去します。しばらくおいてから熱湯を流せば、より効果的です。トイレ掃除やキッチンの排水口にもこの方法は使えます。
壁のシミ消し
壁のシミや黒ずみも、重曹とクエン酸でキレイにできます。。まず、重曹ペーストを作り、シミの部分に塗ります。少し待ってから、クエン酸スプレーをかけます。発泡してシミを浮かせるので、その後布やスポンジで優しくこすればきれいになります。
大掃除や日常の手入れに、重曹やクエン酸のような自然由来の洗剤を取り入れることで、化学洗剤を使わずに安全かつ効果的に掃除ができます。。それらは、ここまでで説明したように、キッチンやお風呂、トイレなど多くの場所で活躍する万能アイテムです。
重曹とクエン酸を使う際の注意点
重曹とクエン酸を使い分ける
重曹とクエン酸は、掃除箇所に応じてどっちを使うべきか迷うこともありますよね。重曹は弱アルカリ性の性質を持ち、主に油汚れや焦げ付き、シンクやキッチンの掃除に効果的です。一方、クエン酸は酸性の性質を持ち、水垢や黒ずみの除去に優れています。お風呂掃除やトイレ掃除にはクエン酸を使うことで、カビや石鹸カスを効率よく落とせます。
安全に使用する
重曹とクエン酸は天然成分であり、比較的安全に使用できますが、いくつかのポイントを押さえることでさらに安全に利用できます。
以下の点に留意してください。
・重曹を使用する際は、食品用を選定するとより安全です。
特に、小さなお子さんがいる家庭で使用する場合は、口に入ることも考え、食 用を使用するといいでしょう。
・手袋を着用する
重曹・クエン酸を使用する際は、手袋を着用すると肌荒れを防ぐことができます。
・家具・家電の取り扱い説明書を確認する
製品・素材によっては重曹やクエン酸を使用することで、シミになったり破損してしまったりする可能性もあるため、使用する前に必ず説明書を確認しましょう。
日常的な掃除で、暮らしを清潔に保とう!
ここまでで説明したように、掃除箇所ごとに適した道具や洗剤を選ぶことがポイントです。キッチンのガスコンロや電子レンジの焦げ付きには重曹を、浴室や洗面所などの水垢にはクエン酸を使用することで、効果的に汚れを除去することができます。
これらの掃除は、日常的に行うことで暮らしを清潔に保てますが、仕事や育児などの忙しい日々の中では負担も大きいかと思います。そのようなときは、家事代行サービスなどを頼って、代わりに掃除をしてもらうのはいかがでしょうか。
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年末も徐々に迫ってきている中で、日常的な掃除を習慣化することで、大掃除の負担を軽減し、清潔で快適な暮らしを送りましょう。