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今日は家事をしたくない!主婦の気分が楽になる対処法5つを紹介

2023.06.28

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「家事をしたくない」と思う日も、主婦ならあるのではないでしょうか。なぜそう思ってしまうのかという理由と、そう思ったときに試してほしい5つの対処法を紹介します。

今日は家事をしたくない!主婦の気分が楽になる対処法5つを紹介

毎日の食事づくりや洗濯、掃除などは、家族が快適に暮らす上で欠かすことのできない作業です。しかし、ビジネスパーソンが「今日は仕事したくないな」と思う日があるように、主婦にも「家事をしたくない」とうんざりする日があるものです。

最低限の家事すらやりたくない日は、どう気持ちを整えれば良いのでしょうか。この記事では、「家事をしたくない」と思う理由と、そう思ったときに試してほしい5つの対処法を紹介します。

主婦が「今日は家事をしたくない」と思う理由は?

家事をメインで担う人のほとんどが経験したことがある、「今日は家事をしたくない」という気持ち。やらないと後が大変だとわかっているのに、サボりたくなるのはなぜなのでしょうか。まずは、代表的な理由を5つご紹介します。

疲れているから

一日中気を張って仕事をしていれば、肉体的にも精神的にも疲れきってしまいます。たとえ家事をしなかったとしても、仕事や育児だけで毎日はあっという間に過ぎてしまうもの。専業主婦でも、小さな子供の世話にはかなりの体力が必要です。

仕事から帰ってきたときや子供が寝た後で散らかった部屋を見て、「家事をしたくない」と思わずつぶやきたくなるのは当然のこと。疲れきっていて、家事に使えるパワーが残っていないのです。

やって当たり前と思われて、感謝されないから

家庭には、組織における上司や人事のような存在がいません。家事を価値あるものとして評価する意識すらないことも多いでしょう。ジェンダー平等が意識される世の中でも、「家事は女性がやるもの」と当たり前に考えてしまっている夫は少なくありません。

一方、会社といった組織には、営業や開発といった成果が目に見える華やかな仕事だけでなく、伝票処理や給与の支払いといったルーティーンの地味な仕事も存在します。

こうした仕事が数字に直結することはありませんが、誰かがやらなければ組織が回らないのもまた確かです。そのため、上司や人事は、目立たない仕事にもスポットをあてて、その価値を正当に評価しようとします。

家事も、家族を支えるためのルーティンワークです。もし、洗濯物が山になったままいつまでも放置されていたり、夜中になっても食事が出てこなかったりすれば、たちまち家族の生活は暗礁に乗り上げてしまうはずなのに、仕事のようにはちゃんと評価をしてもらえないことも多いのではないでしょうか。

家事はやるべきものだから

義務感を感じるやるべきものに対しては、なかなか気が進まず、みずから積極的にやろうとは思えない場合が多いものです。反対に、ずっとやってみたかった陶芸に挑戦する、楽しみにしていた旅行に行くなど、自分のやりたいことであれば、気力と体力が無限にわいてきますよね。

家事が得意な人、好きな人を除いて、家事はまさにやるべきもの。内心、家事をやりたくない、できれば放りだしたいと思っていても、家族を困らせないようにと、義務感だけで行動している人も多いでしょう。

しかも、家事には休日がなく、家族が休みの日でも働き続けなくてはなりません。のんびりしている家族を見ながら、一人でやりたくない家事に取り組んでいれば、「もう家事をしたくない」と思うのもうなずけます。

対価を得られないからやりがいがない

前述したように、仕事をがんばれば評価が得られ、昇進や昇格につながります。ところが家事は、業務量が多く作業が煩雑であるにもかかわらず無報酬であるため、稼ぐ喜びやステップアップする喜びがありません。

特に、兼業主婦で仕事と家事を両立している人や、結婚や出産を機に仕事を辞めるまで組織で働いていた人は、労働の対価が得られないことに不満を感じるのではないでしょうか。

家事が直接的に収入を生むわけではありませんが、パートナーが安心して仕事に臨める環境を作り、収入を下支えしていることは確かなこと。対価のない家事は、「労働」として認められていないと感じてしまい、担当する人は家事をする意味を見失ってしまうかもしれません。

主婦は毎日家事で忙殺されている

近年、共働き家庭の増加や、ジェンダー平等の意識の浸透を受け、夫の家事参加・育児参加が求められるようになりました。子育てに積極的な男性の総称として、「イクメン」という言葉が一般的に使われるようになったり、保育園の送り迎えでパパの姿を見かけることが増えたりと、一見すると家事・育児の負担は男女間で平均化されてきたように思えます。

実際、総務省が2022年に公表した調査では、6歳未満の子供を持つ子育て世帯の夫の家事関連時間は、1日あたり1時間54分と、2016年の前回調査と比較して31分増加しました。

ところが、女性の家事関連時間に目を向けると、2021年の妻の家事関連時間は1日あたり7時間28分で、夫に比べて圧倒的に多いのです。男性の家事参加が増えたといっても、男女間の格差はいまだに大きいことがわかるでしょう。

「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という昔ながらの性別役割分担意識に反対する人が全体の6割を占めるようになったものの、日本の就業構造はいまだに男性中心で、長時間労働になりがちな男性を女性が支える構図になりやすいといえます。

    

■6歳未満の子供を持つ夫・妻の1日あたりの家事関連時間の推移

出典:総務省「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果」(2022年8月)

     

結果として、ほとんどの家事・育児を女性が担うことになりがちです。どうしても両立できず、キャリアをあきらめる女性も珍しくありません。これは、夫婦の話し合いや家族の協力だけではどうにもならない部分で、主婦が家事・育児を担当せざるをえない状況が生み出されているのです。

どうしても家事をしたくないときの5つの対処法

気合を入れても、気分転換においしいものを食べても、「どうしても家事をする気になれない」「今日は家事をしたくない」と感じたら、思い切って家事を減らしたり、手放したりすることをおすすめします。

特に、がんばり屋で弱音を吐くのが苦手な人は要注意。知らず知らずのうちに自分を追い込んで、体や心に不調をきたすおそれがあるからです。

ここからは、「家事をしたくない」と思ったときの対処法を5つご紹介します。

1 完璧に家事をやろうと思わない

家事は、何も完璧にやらなくてもいいのです。家事に疲れてしまうのは、完璧主義だからかもしれません。責任感や家族愛の強い人は、「すべての家事をそつなくこなし、非の打ちどころがない状態に整えなければならない」と思っている節があります。

平日は家族が集うダイニングやリビングの片付けだけでも家族の不満がたまることはないですし、たまには夕食が市販の惣菜や冷凍食品でも家族の健康が損なわれることもありません。

家がピカピカで料理の品数が豊富であることよりも、家族が笑顔でいられることのほうがずっと大切です。自分を少し甘やかして、程良い手抜きを覚えましょう。

2 家族に手伝ってもらう

家事は、何も一人がすべて担当しなければならないわけではありません。むしろ、同じ家に住む家族が協力し合って、自分にできる仕事を積極的にこなすのが望ましい形だといえます。家事を一人で抱え込んでしまうことで、周りの家族に「自分の仕事ではない」「全部やってくれるのが当たり前」と思わせているのかもしれません。

もし一人で家事を行うことに限界を感じているなら、家族に自分の負担が大きいことを伝え、協力を要請してみてはいかがでしょうか。このとき、「自分でやれることはやって」と曖昧な頼み方をするのではなく、家族一人ひとりの特性や強みを見極めて仕事を割り振ると、スムーズに分担することができます。

3 便利なサービスを利用する

気力も体力もないときは、洋服を荷造りして送ればクリーニングをして送り返してくれる宅配クリーニングや、出来たての食事を運んでくれるデリバリーなど、便利なサービスを利用するのも手です。

「食材を買いに行く」「仕上がったワイシャツをクリーニング屋に取りに行く」など、外出や寄り道を伴う家事は意外と疲れるもの。外部サービスに頼れば、スーパーやクリーニング店の閉店時間に間に合うように会社を出て、急いですべての作業をこなすといったことはなくなります。

4 思い切って外に行く

レストランのおいしい食事や、ホテルの心地良いサービスで気分転換をすれば、日頃の疲れやストレスが軽減され、明日からの家事に向かうモチベーションも少し回復するはずです。

「今日は家事をしたくない」と思っても、家にいると洗濯物の山や洗い物の残りが目について気持ちが落ち着きません。そこで、思い切って家を出て、すべての家事をいったん忘れましょう。

5 家事のプロの力を借りる

プロの手を借りるのも、家事をやりたくない日におすすめの方法です。特に、面倒な掃除は、専用の機材を使って汚れを落としてくれるハウスクリーニングを頼み、気になる場所を徹底的にきれいにすると毎日の掃除がグッと楽になります。

家事全般の負担を軽減したいなら、家事代行サービスの利用もおすすめです。家の中の片付けや部屋の掃き掃除・拭き掃除、食器洗い、庭の草むしりなど、積み重なると大きな負担になる日常的な家事全般を任せることができますよ。

忙しい時期の単発利用、定期的なメンテナンスに便利な週に1~2回の利用など、自分の生活スタイルに合わせて使い方を検討しましょう。

家事で疲れる前に、サービスや家族を頼ってみよう

「疲れたな」「家事をしたくない」と感じたら、それは体と心からのサインです。心身のバランスを崩さないために、そして家族がいつも笑顔でいるために、家事はほどほどに行うことが大切です。

家族や便利なサービスに頼りながら、無理をしない範囲で家事することを心掛けてください。

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