1. トップ
  2. コラム
  3. お掃除全般

  4. 洗面台をきれいに保つ掃除方法は?箇所別の掃除手順とポイント

COLUMN
コラム

洗面台をきれいに保つ掃除方法は?箇所別の掃除手順とポイント

2023.11.30

カテゴリー:
キーワード:

使用頻度が高く、汚れがつきやすい洗面台。どのように清潔さを保てば良いのでしょうか。洗面ボウルや排水口など、洗面台の箇所別の掃除手順とポイントを紹介します。

洗面台をきれいに保つ掃除方法は?箇所別の掃除手順とポイント

起床後や帰宅後、最初に行く場所といえば洗面所ですよね。手洗いやうがいで頻繁に使う洗面台は、どうしても汚れやすい場所。小まめに掃除するのは面倒ですが、放置していればどんどん汚れが落ちにくくなるため、定期的な掃除が欠かせません。

そこで今回は、洗面台をいつもきれいに保つために知っておきたい、洗面台の汚れの種類や用意したいアイテムのほか、洗面ボウルや排水口といった洗面台の箇所別の掃除手順とポイントもご紹介します。

洗面台の汚れの種類と汚れる原因

そもそも洗面台は、どうして汚れるのでしょうか。効率的な掃除をするためにも、最初に洗面台の汚れの種類と、汚れがつくメカニズムを理解しておきましょう。

黒ずみ

黒ずみの主な原因は、温かく湿った場所で繁殖しやすい黒カビです。洗面台のほか、洗面台と壁の隙間に充填されているコーキング部分や壁に発生することもあります。黒カビは、石鹸カスや皮脂、赤カビなどを養分に繁殖して菌糸を潜り込ませる、やっかいなカビです。

赤カビ

お風呂場の床や壁でもよく見かけるピンク色の赤カビは、「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種で、あらゆる水周りに発生します。

水垢

洗面ボウルや蛇口、鏡につく白いうろこのような汚れは、水道水に含まれるミネラル分が固まってできる水垢です。水垢がつくと、鏡や蛇口が白く曇ったり、洗面台にざらつきが出たりします。

化粧品の油や手垢

洗面ボウルや洗面所の鏡は、化粧品や整髪料などに含まれる油分や、手垢もつきやすい場所です。放置しておくとほこりが付着して、より取りにくくなるでしょう。

排水口に溜まった髪の毛

毎日少しずつ排水口に溜まっていく髪の毛は、皮脂汚れや水分を巻き込んでぬめります。放っておくとドロドロになり、詰まりや悪臭のもとになってしまいます。

洗面台の掃除におすすめの頻度とタイミング

洗面台は昼夜を問わず、さまざまなシーンで使用する場所です。家族全員が頻繁に使用するため、清潔に保つには毎日掃除をする必要があります。

「毎日掃除」というと負担が大きいように感じますが、日々の掃除はそこまで大掛かりでなくてもいいでしょう。夜の歯磨きの後などに、雑巾などで洗面ボウルを1日1回サッと拭く、排水口に流れた髪の毛はすぐに取り除くといったことを習慣付けるだけで、洗面台の汚れは溜まりにくくなります。

ただし、簡単な掃除では水垢やカビ、手垢などを取りきるのは難しいため、月に1度は念入りに洗面台の掃除をする必要があります。

洗面台の掃除で用意したいもの

続いては、洗面台の掃除をするにあたって、準備しておきたいアイテムをご紹介します。

<洗面台掃除で準備したいアイテム>

・ゴム手袋:洗面台の掃除には、洗浄力が強い塩素系漂白剤も使用します。手にふれたりすると皮膚にダメージを与えるおそれもあります。必ずゴム手袋をしてから使いましょう。

<洗面台掃除で準備したい道具類>

・スポンジ:汚れに洗剤をかけてこすり洗いするときの必須アイテムです。

・マイクロファイバークロス:蛇口や鏡など跡を残さずきれいに拭き上げたいときに使います。

・布巾、雑巾:水気が残っているとカビなどの原因にもなるので、最後は乾拭き(からぶき)で仕上げましょう。

・使い古した歯ブラシ:洗面ボウルのふちや排水口の境目など、細かいところをこするのに使います。

・キッチンペーパー:クエン酸スプレーを染み込ませて汚れに貼り付けておきます。

・食品用ラップ:クエン酸スプレーを染み込ませたキッチンペーパーを上から覆ってつけ置きします。

<洗面台掃除で準備したい洗剤類>

・浴室用洗剤:洗面ボウルの汚れ全般を落とすときに使います。

・重曹:重曹は弱アルカリ性なので、油汚れやぬめりなど酸性の汚れを落とすのに向いています。防臭効果もあるので、排水口掃除にも。

・クエン酸:洗面ボウルの水垢や黒ずみには、クエン酸が効果を発揮します。クエン酸小さじ2分の1杯を水100mlに溶かしてクエン酸水を作り、スプレー容器に入れておくと、クエン酸スプレーとして使えて便利です。

・塩素系漂白剤:頑固な黒カビに効果を発揮します。ただし、強いアルカリ性の洗剤なので酸性洗剤と併用すると有毒なガスが発生する可能性があるため、タイミングを分けて使用するようにしてください。

洗面台の鏡の掃除手順

洗顔の際に飛び跳ねた洗顔フォームや歯磨き粉、手垢、水垢などがつく洗面台の鏡。特に、洗面ボウルに近い下側は、すぐに汚れがつきやすい場所といえます。使い終えたら雑巾などで拭くのが前提ですが、しっかり掃除するときは次の手順で進めましょう。

1. 洗面台の鏡にクエン酸スプレーを吹き付け、15分程置く

洗面台の鏡の汚れが気になる場所にクエン酸スプレーを吹き付けて、15分程放置します。

2. 洗面台の鏡の落ちない汚れは、スポンジや歯ブラシで優しくこする

洗面台の鏡に吹き付けたクエン酸スプレーをマイクロファイバークロスで拭き取り、状態を確認します。落ち切っていない汚れがあれば、スポンジや使い古した歯ブラシでこすり洗いをします。強くこすると鏡に傷がつくため、優しくこするようにしてください。

3. 洗面台の鏡は、水拭き、乾拭きで仕上げる

汚れを拭き取るように鏡全体を雑巾で水拭きし、最後に乾いたマイクロファイバークロスで乾拭きをして仕上げます。

洗面台の蛇口の掃除手順

水を出すたびに使うため、洗面台の蛇口には手垢と水垢がたくさん付着します。下記のような手順で丁寧に落としていき、汚れの蓄積を防いでください。

1. 布で洗面台の蛇口全体を拭く

まずは、マイクロファイバークロスを使って、洗面台の蛇口全体を拭きます。

2. 頑固な汚れに洗剤を吹き付け、少し置いてからこする

こすっても落ちない頑固な蛇口の汚れには、浴室用洗剤をスプレーして、しばらく置いてからスポンジや使い古した歯ブラシでこすります。蛇口の汚れにも、クエン酸スプレーは使えます。

3. 洗面台の蛇口全体を水で洗い流し、乾拭きで仕上げる

洗面台の蛇口全体を水で洗い流し、浮き出した汚れを浴室用洗剤といっしょに落とします。最後に、雑巾で乾拭きをして完成です。

洗面台の洗面ボウルの掃除手順

ここからは、洗面台の洗面ボウル、蛇口、鏡、排水口それぞれの掃除手順とポイントをご紹介します。まずは、洗面台の洗面ボウルの掃除から見ていきましょう。

1. 汚れのある箇所に浴室用洗剤を吹き付け、2~3分置く

洗面ボウルには、水垢をはじめカビや黒ずみなどの汚れが溜まります。汚れに浴室用洗剤を吹き付け、2~3分置きましょう。浴室用洗剤のほか、クエン酸スプレーを使用するのもおすすめです。

2. 洗面ボウル全体をスポンジでこする

洗面台ボウルは、浴室用洗剤を吹き付けた部分をスポンジで丁寧にこすって汚れを落とします。

3. 洗面ボウルの継ぎ目部分や細かい部分を歯ブラシでこする

スポンジでは汚れを落としきれない洗面ボウルの継ぎ目部分や細かい部分を、使い古した歯ブラシを使って丁寧に磨きます。

4. 洗面ボウル全体を水で洗い流し、乾拭きをする

最後に、洗面ボウル全体を水で洗って洗剤を流します。その後、雑巾で乾拭きをして仕上げましょう。

洗面台の排水口の掃除手順

排水口は洗面台の中でも、髪の毛やカビなどのやっかいな汚れが多い場所です。髪の毛やごみがヘドロのようになると取りづらく、においも出てきて衛生的でなくなってしまいます。

普段の掃除で小まめにゴミを取り除いた上で、月に1度は下記の手順で念入りな掃除をするようにしましょう。

1. 洗面台の排水口の受け皿に溜まった、髪の毛やゴミを取れるだけ取り除く

髪の毛やゴミが排水口に流れてしまうと、掃除がさらに大変になります。まずは排水栓を取り外し、排水口の受け皿に溜まった髪の毛やゴミをすべて取り除きます。

2. 重曹を洗面台の排水口にまんべんなく振りかける

排水口の内部の掃除には、ぬめりに効果を発揮する重曹が活躍します。重曹を排水口にまんべんなく振りかけましょう。

3. さらに重曹の上からクエン酸とお湯をかけて発泡させ、30分程置く

重曹の上から、さらにクエン酸とお湯を排水口に振りかけると、細かい泡が立ちます。そのまま30分程つけ置きしましょう。

4. 使い古した歯ブラシで洗面台の排水口の周りや中をこする

洗面台の排水口の落ちていない汚れや、細かい部分をこすり洗いします。使い古した歯ブラシを使うと、排水口の中まで掃除が行き届くでしょう。

5. 洗面台の排水口を水で流し、排水栓を元通り設置する

洗面台の排水口全体を水で流し、汚れを取って洗った排水栓を、排水口に元どおりに取り付けます。

洗面台の掃除で注意する点

洗面台の掃除では、排水口などに強い洗剤を使う場合もあるほか、水気を残すとさらに汚れる原因にもなりかねません。洗面台の掃除では、次のようなことに注意しましょう。

酸性の洗剤と塩素系の素材は同時に使用しない

洗面台の排水口は汚れが落ちにくいため、つい強い洗剤を使いがちです。クエン酸など酸性の洗剤と、塩素系漂白剤といった強いアルカリ性の洗剤を同時に使うと、それぞれの効果が相殺されて効果が半減するだけでなく、人体に有毒な塩素ガスが発生するおそれがあるため、注意しなければなりません。

洗面台の汚れに応じて洗剤を使い分けるのは重要ですが、使うタイミングは必ず分けるようにしてください。

洗面台の材質や取り扱いの注意点を確認しておく

洗面台の素材によって、使える洗剤が異なります。また、洗面台の箇所によって素材が異なるため、同じ掃除方法でいいとは限りません。

強い効果のある洗剤やメラミン素材のスポンジなどを使うことで傷んでしまう素材もあるため、必ず事前に洗面台の材質と取扱説明書を確認してから掃除してください。

洗面台掃除の最後は必ず乾拭きで仕上げる

洗面台の汚れをきれいに落としても、水気をそのままにしていると、新しい水垢が発生する原因になってしまいます。洗面台掃除の最後は、必ず布巾で乾拭きして仕上げましょう。

使用頻度が高い洗面台をきれいに保つには、定期的に掃除しよう!

使用頻度が高い洗面台は、日々の軽い掃除と、定期的な念入り掃除をセットで行うことがきれいな状態を保つコツです。定期的な掃除が面倒だったり、いまひとつ汚れを落としきれなかったりするときは、家事代行サービスの定期利用を検討してみてはいかがでしょうか。


家事代行「サニーメイドサービス」では、お手軽な料金で初めての利用に最適な「お試しプラン」をご利用できます。
窓掃除が外せない冬の大掃除に家事代行の国家資格を持つフィリピン人スタッフが2人1組でご自宅にお伺いして、効率よく短時間で窓や網戸の掃除を行います。
年末は忙しく過ごされて、まだ大掃除を済ませていない方は、ぜひお問い合わせください。

関連記事

よく読まれている記事