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レンジフード(換気扇)掃除を自分で!手順とポイントを解説

2023.12.28

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油汚れやほこりでべとついて、なかなか手強い掃除箇所であるキッチンのレンジフード(換気扇)。そんなレンジフードを自分で掃除する際の手順やポイントを紹介します。

レンジフード(換気扇)掃除を自分で!手順とポイントを解説

キッチン掃除の中でも、特に手強い場所といえばレンジフードです。においや蒸気が室内にこもらないように働いてくれる分、汚れもしつこく簡単には落ちません。

年末の大掃除でも、なんとなくレンジフードを後回しにしていたり、汚れが完全に落ち切っていなくても「ここまでかな」と、あきらめたりしている人がほとんどなのではないでしょうか。

そこで今回は、自分でキッチンのレンジフードを掃除する際の手順とポイントをご紹介します。ぜひ、大掃除でチャレンジしてみてください!

レンジフードの汚れの種類と汚れる原因

そもそも、レンジフードはなぜ汚れるのでしょうか。レンジフードの汚れの種類には大きく2つあり、原因もそれぞれ異なります。

・油汚れ

料理をすると、どうしても油が飛び散り、周囲の壁やコンロ、レンジフードに付着して油汚れになります。特に、こまめに拭きにくいフィルターの網目やファンには、油汚れが溜まりやすいので要注意です。

放置した油汚れは冷えて固まって取れにくくなるだけでなく、嫌なにおいや雑菌の原因になったり、フィルターやファンの動きを阻害して本来の機能を発揮できなくしたりします。

・ほこり

加熱時に食材から出る油を含んだ蒸気をレンジフードが吸い込み、その蒸気が冷えてベタついたところにほこりが付着・蓄積します。ほこりも油汚れと同様、放置すると蓄積して換気の機能を低下させる可能性があります。引火のリスクもあるため、ほこりは溜めないようにすることが大切です。

レンジフードの掃除をさらに難しくする原因として、この2つの汚れが混じり合うことが挙げられます。空気中から集まって吸い込まれたほこりは、レンジフードに付着していた油汚れの上に蓄積されていきます。これを繰り返すうちに、簡単な掃除では取り切れない頑固な汚れになってしまうのです。

レンジフードの掃除におすすめの頻度

レンジフードは放っておくと掃除の難度が上がり、レンジフードや換気扇が機能しなくなります。そうなると油汚れが気化して室内に逆流したり、料理に油汚れやほこりが落ちやすい不衛生な調理環境になったりする可能性が高いため、こまめに掃除をするようにしましょう。

目安として、本体カバーは1週間に1回、フィルターやファンなどのパーツは1ヵ月1回程度の掃除がおすすめです。

キッチンのレンジフードの掃除には何が必要?

キッチンのレンジフードの掃除では、下記のようなものを用意してください。

<レンジフードの掃除で準備するもの>

・ゴム手袋:強い洗剤を使う場合は、肌を守るゴム手袋を着用しましょう

・大きめのビニール袋:ファンなどをつけ置き洗いするときに使用します

・小さめのネット:ネジなどパーツを入れてつけ置きするのに使います

・新聞紙やビニールシート:外したファンなどで室内が汚れたり、コンロが傷ついたりしないよう、敷いて使います

・バケツ・たらい:つけ置きをするときに使用します

・スポンジ:汚れたパーツを磨くときに使います

・雑巾:洗剤をつけてレンジフードを拭くときに使います

・アルカリ性洗剤、中性洗剤、酵素系漂白剤(オキシクリーン):レンジフードの素材に応じて洗剤を使い分けます

レンジフードのファンには2種類ある

キッチンで換気の役割を果たす機器は、外壁に面していない場所にも取りつけられる「レンジフード」と呼ばれるタイプと、外壁に面して設置される「換気扇」と呼ばれるタイプに分かれます。

レンジフードには、縦長の羽根が筒状についた「シロッコファン」と呼ばれるファンがついており、換気扇には「プロペラファン」と呼ばれる扇風機の羽根に似た形状のファンがついています。

シロッコファンの取り外し方の手順

シロッコファンには、ネジ式とワンタッチ式があります。まずは、自分の家のファンのタイプを確認してください。下記のような手順で行うと、簡単に取り外せます。

1. 電源を切る

プラグがなければ、ブレーカーを落として安全を確保します。

2. パーツを外す

レンジフードのカバーとフィルターを外します。整流板と呼ばれる薄い板がついている場合には、併せて取り外してください。中に余分な油を溜めるオイルパックの付いている製品の場合には、中のオイルが漏れないように傾けず、水平状態のままになるよう取り外しましょう。

3. ネジ式の場合、ネジを外す

ファンの手前にある円盤のようなパーツについているネジを外します。外したネジはなくさないよう、わかりやすい場所に置いておきましょう。

4. ファンを外す

4. ファンを外す

円盤のようなパーツの中央に付いているネジを反時計回りに回して、ファンを落とさないように支えつつ取り外します。ワンタッチ式は、取り外しボタンを押すだけで外れます。

プロペラファンの取り外し方の手順

続いて、プロペラファンの取り外し方を紹介します。プロペラファンは形が複雑なので難しそうに見えますが、手順どおりにやれば自分でも取り外せます。

1. 電源を切る

プラグがなければ、ブレーカーを落として安全を確保します。

2. フィルターとファンを外す

2. フィルターとファンを外す

フィルターがあれば、フィルター下のツメを持ち上げながら手前に引いて外します。ファンの中央についている円形のキャップは、羽が落ちないように支えつつ、緩む方向に回してから手前に引いて取り出します。外したフィルターやファンは、汚れが飛び散らないよう、新聞紙やビニールシートの上に置くようにしてください。

3. 残りのパーツを外す

手前に引くとパネルが外れます。併せて、その下についている油だまりと呼ばれるパーツも、ツマミネジを外して、取り外します。中に油が溜まっている場合には、こぼさないよう水平状態のままで外してください。

キッチンのレンジフードの掃除手順

ファンの外し方がわかったら、キッチンのレンジフードの掃除を進めていきましょう。ここからは、掃除の手順に沿ってポイントをご紹介します。

1. 洗浄液を作る

油汚れがこびりついたレンジフードのパーツは、ただこすっても落ちません。ヘラなどで削ぎ落とそうとすると、塗装がはがれることもあります。そのため、つけ置きで汚れをゆるませてから落とすのがコツです。

大きめのビニール袋にぬるま湯と中性洗剤を入れ、洗浄液を作りましょう。油汚れは酸性なので、アルカリ性洗剤を使うと落ちやすくなります。ただし、材質によってはアルカリ性が使えない場合もあるため、あらかじめ取扱説明書をよく確認するようにしてください。

2. レンジフードのパーツを取り外し、洗浄液につける

レンジフードの電源を切ったら前述の要領で、ファンやフィルター、ネジなど、レンジフードのパーツを取り外してください。外したパーツは洗浄液につけ置きします。ネジは、ばらばらにならないよう、ネットなどに入れるといいでしょう。

3. レンジフード本体を拭く

レンジフードのフード部分にアルカリ性洗剤を吹き付け、雑巾で拭き取ります。素材によっては、中性洗剤を溶かした水に浸して拭くと良いでしょう。レンジフードの内側も同じように拭き掃除します。全体を拭いたら、水拭きをして洗剤を落とします。

このとき、レンジフードの整流板(レンジフードを下から見た際に、板のように見える部分)が落下しないよう、取り付けたままにするか、完全に外してから行うようにしてください。

4. つけ置き洗いしたパーツの汚れを落とす

つけ置きしておいたパーツを取り出します。汚れが残っていればスポンジでこすり、水でよく洗い流します。

どうしても落ちない頑固な汚れがある場合には、「オキシ漬け」を試しましょう。酵素系漂白剤「オキシクリーン」を使ってつけ置きする掃除の方法で、手軽でありながらしつこい汚れが落ちる方法として注目されています。

オキシ漬けするには、パーツをつけ置きしていた洗浄液を、オキシクリーンを使った洗浄液に変更するだけ。オキシ漬けの洗浄液は、大きめのたらいやバケツに40~60℃のお湯を張り、オキシクリーン(4Lのお湯に対してスプーン1杯)を入れてかき混ぜれば出来上がりです。つけ置きする時間の目安は、1~6時間。汚れの落ち具合を見ながら、調節してください。オキシ漬けしていたパーツを取り出したら、よく洗い流します。

オキシ漬けの掃除方法については、こちらの記事もご覧ください。

大掃除にオキシ漬けがおすすめ!オキシクリーンの使い方を紹介

5. パーツを取り付ける

各パーツをよく乾かします。乾いたら、元通りレンジフードに取り付けて完了です。

レンジフードを掃除する際の注意点

レンジフードを自分で掃除する場合、安全には十分配慮しなければなりません。また、レンジフード以外の機器や器具を守るための準備をしてから始めることも大切です。下記のようなことに気をつけながら、レンジフードを掃除するようにしてください。

掃除前に電源はプラグから抜いておく

一生懸命掃除をしていて誤ってレンジフードのスイッチにふれ、換気扇が回り出すと大変危険です。事故やケガのリスクに備えて、必ずレンジフードの電源をプラグから抜いてから掃除を始めてください。プラグが見当たらなければ、ブレーカーを落としましょう。

コンロや床を保護する

ファンやパーツを不用意に落とすと、下にあるキッチンのコンロや床が傷つきます。ビニールシートや新聞紙などを敷き、コンロや床などの周辺を保護してから掃除するようにしましょう。

素材をよく確認してから洗剤を選ぶ

レンジフードの素材によっては、一般的に使われる重曹やアルカリ性洗剤が使用不可の場合もあります。機器を傷めないよう、取扱説明書などで素材を確認した上で、使用可能な洗剤を選ぶようにしてください。

面倒なキッチン周りの掃除は、丸ごと家事代行サービスへ!

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今回ご紹介した方法を実践すれば、キッチンのレンジフードは自分でもきれいにすることができます。

しかし、簡単とはいえません。また、忙しい時期なので、「年末は忙しくて、キッチンの掃除まで手が回らない…」という人も多いのでは?そんなときは、一年の始まりである1月のうちに、キッチンのレンジフードの掃除に取り掛かってみましょう。

レンジフードを掃除する煩雑さに不安を感じたら、今のうちにプロに依頼しておくのもおすすめです。ハウスクリーニングであれば、専門の掃除道具を使ってきれいに清掃することができますよ。ただ、ハウスクリーニングに依頼すると費用がかさむことが多いので、費用を抑えたい場合には家事代行サービスのご利用がおすすめです。

家事代行「サニーメイド サービス」では、ハウスクリーニングとは異なりレンジフードの取り外しはお客様にご対応いただきますが、それ以外のレンジフードの掃除は実施しております。経験豊富な家事の国家資格を持つフィリピン人スタッフが2名1組で訪れ、自分ではあきらめていたレンジフードの頑固な汚れも手早く落としてくれるでしょう。例年、レンジフードの清掃ではお客様から高い評価をいただいていますので、安心してご依頼ください。すっきりきれいになったキッチンで、年始をスタートしてみませんか?

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