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家庭でできる!お風呂のガンコな水垢の落とし方

2024.08.30

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お風呂場の頑固な水垢を効果的に除去する方法を徹底解説。クエン酸や重曹を使った手軽な掃除法や、再発防止のための予防策も詳しく紹介します。

はじめに

はじめに

お風呂場はほぼ毎日使用する場所のため、さまざまな汚れが付着しますが、その中でも特に厄介で取り除きにくいのが水垢です。水垢は通常の清掃ではなかなか落としにくく、見た目にも不潔な印象を与えます。しかし、適切な方法を使えば、水垢を効果的に除去できるだけでなく、再発も防ぐことができます。本記事では、家庭でできるお風呂の水垢の落とし方について、基本となる方法から具体的ところまで詳しく解説します。

水垢の原因

水垢の原因は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウム、ケイ素などのミネラル成分です。これらのミネラルは、水が蒸発すると固まり、白い粉状の残留物としてお風呂場に残ります。この残留物こそが水垢であり、放置すると次第に厚みを増し、硬くなっていきます。

お風呂場は特に湿度が高く、水滴が付きやすいため、水垢が発生しやすい環境と言えます。

水垢の種類

水垢にはいくつかの種類があり、それぞれ対処法が異なります。代表的なものは以下の3種類です。

1.硬水に由来する水垢

硬水には多くのカルシウムやマグネシウムが含まれており、これが水分の蒸発によって固まり、水垢となります。このタイプの水垢は非常に硬く、落とすのが難しいことが多いです。

2.軟水に由来する水垢

 軟水に含まれるケイ素成分が主成分であり、こちらも固まりやすい特性があります。しかし、この水垢は比較的柔らかく、適切な方法を用いれば簡単に落とすことができます。

3.混合型の水垢

混合型は、石鹸カスや皮脂汚れなどの汚れが蓄積したうえに水滴が固まったもので、非常に頑固な場合が多いです。

これらの水垢について、掃除のコツを理解することで、手軽に落とすことができます。特に、硬水由来の頑固な水垢にはクエン酸、軟水由来の水垢や混合型の水垢には重曹が効果的です。

お風呂で見かけるその他の汚れの落とし方については、以下の記事を参考にしてみてください。

【関連記事】お風呂のピンクカビの正体は?効果的な落とし方や予防方法を紹介

【関連記事】お風呂の石鹸カスの落とし方は?掃除方法と溜めないための対策も紹介

基本的な水垢除去の方法

 家庭でお風呂場の水垢を効果的に除去するためには、正しい方法を理解し、適切な掃除用具を使用することが重要です。ここでは、水垢に対して効果的なクエン酸と重曹を使った基本的な落とし方について紹介します。

クエン酸を使った方法

 クエン酸は酸性の性質を持ち、水垢除去に非常に効果的です。以下の手順で簡単にお風呂の水垢を落とすことができます。

 1. クエン酸水溶液を作る:クエン酸パウダーを水に溶かしてクエン酸水溶液を作ります。目安としては、クエン酸大さじ1杯に対して水200ml程度です。

 2. クエン酸水溶液を吹きかける:水垢が気になる場所(鏡や蛇口など)にクエン酸水溶液をスプレーボトルで吹きかけます。

 3. 放置する:クエン酸水溶液を吹きかけた部分を約15~30分放置します。放置することでクエン酸が水垢に浸透し、固まったミネラル成分を柔らかくします。

 4. こする:柔らかいスポンジや布で優しくこすり、水垢を落とします。頑固な場合は、メラミンスポンジを使うと効果的です。

 5. 仕上げる:最後に水で洗い流し、乾いた布で拭いて仕上げます。これにより、クエン酸の拭き残しを取り除き、再び水垢が付着するのを防ぎます。

クエン酸は自然由来の成分であり、環境にも優しいため、家庭での使用に適しています。また、強い化学薬品を使わずに効果的に掃除ができるので、お子様やペットがいる家庭でも安心して使用できますZ

重曹を使った方法

 重曹は軽い研磨作用があり、アルカリ性の水垢に対して効果的です。重曹を使ったお風呂の水垢を除去する方法を紹介します。

 1. 重曹ペーストの作成:重曹を少量の水で溶かし、ペースト状にします。ペースト状にすることで、水垢にしっかり密着し、効率的に水垢を落とします。

 2. 重曹ペーストを塗る:水垢が付着している部分に重曹ペーストを塗り広げます。特に頑固な水垢にはたっぷりと塗ると効果的です。

 3. 放置:ペーストを塗った部分を約15~20分ほど放置しておきます。これにより重曹が水垢に浸透し、柔らかくします。

 4. こする:放置後、柔らかい布やスポンジでペーストをこするようにして水垢を落とします。頑固な場合は、ブラシやメラミンスポンジを使うとこうか的です。

 5. 仕上げ:水で洗い流し、最後に乾いた布で拭いて仕上げます。

これらの方法を組み合わせて使用することで、お風呂場の水垢を効率的に除去することができます。ぜひ実際に試してみて、清潔なお風呂場を保ちましょう。

場所ごとの水垢除去テクニック

鏡に付いた水垢

 鏡に付いた水垢は、特に目立ちやすく、見た目の清潔感を大きく損ないます。鏡の水垢を効果的に落とすためには、クエン酸を使った方法がおすすめです。クエン酸は酸性の性質を持ち、水垢の原因となるアルカリ性のミネラル成分を中和してくれます。

  まず、クエン酸を水に溶かしてスプレーボトルに入れます。このクエン酸溶液を鏡に吹きかけ、15分~30分程度置いておきます。次に、柔らかい布で鏡を優しく磨きます。この方法で簡単に鏡の水垢が落ちます。また、使用後はしっかり水分を拭き取ることで、再度水垢が付くのを防ぐことができます。

蛇口やカラン周りの水垢

  蛇口やカラン周りに付いた水垢も、クエン酸を使った方法が効果的です。クエン酸は蛇口の金属部分にも使用できますが、錆びや腐食を防ぐために使用後はしっかりと水で洗い流しましょう。

  まず、クエン酸をペースト状にするために少量の水で溶かします。このペーストを蛇口やカラン周りに塗り、ラップで覆って30分から1時間放置します。その後、柔らかいブラシやスポンジで優しく擦り、水で洗い流します。さらに清潔な布で拭き取ることで、蛇口やカラン周りの水垢を効果的に除去できます。

浴槽の水垢

  浴槽に付いた水垢は、クエン酸と重曹を組み合わせることで、効果的に落とすことができます。重曹は研磨効果があり、汚れを除去するのに役立ちます。

  まず、浴槽の水垢部分に重曹をまんべんなく振りかけます。その後、クエン酸を水に溶かしてスプレーボトルに入れ、重曹の上から吹きかけます。反応して発泡が始まるので、しばらくそのままにしてからスポンジで擦り、水で洗い流します。仕上げに清潔な布で拭き取ることで、仕上がりを更きれいにできます。

  このように、水垢が発生している場所に合わせて適切な掃除方法を実施することで、簡単にお風呂の水垢を落とすことができます。お風呂の掃除を定期的に行い、水垢の再発を防ぎましょう。

水垢の予防対策

日常的な手入れのポイント

 水垢をお風呂で予防するためには、まず日常的な手入れが重要です。シャワーの使用後には、水滴をしっかりと拭き取ることが大切です。特に鏡や蛇口周りは水垢が付きやすいので、柔らかい布で優しく拭くことを心がけてください。また、適切な換気も忘れずに行いましょう。湿気がこもるとカビも発生しやすくなり、水垢が増える原因となります。

基本的なお風呂掃除の手順については、以下の記事を参考にしてみてください。

【関連記事】【お風呂掃除の基本】知っておきたい汚れの落とし方や掃除手順

おすすめの予防グッズ

 水垢の予防には、市販の予防アイテムも活用すると効果的です。例えば、表面に透明な保護膜を作る水垢防止スプレーがあります。これを鏡や蛇口にスプレーしておくと、水滴が弾かれて付着しにくくなります。また、100円ショップで手に入るシリコンスクイージーやマイクロファイバークロスも、日常的な水滴の拭き取りに便利です。これらのグッズを活用し、手軽に水垢を予防しましょう。

ピカピカなお風呂で気分をリフレッシュしよう!

今回はクエン酸や重曹を使ったお風呂の水垢の落とし方をご紹介しました。

箇所に応じた効果的な使い方がありますので、ぜひ実践してキレイなお風呂で1日の疲れを癒してください。

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