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お風呂の石鹸カスの落とし方は?掃除方法と溜めないための対策も紹介

2024.05.28

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お風呂場にこびりつく白や黒っぽい汚れを石鹸カスといいます。石鹸カスの種類や、落としにくい石鹸カスの掃除手順・ポイント、石鹸カスを溜めないための対策も紹介します。

お風呂の石鹸カスの落とし方は?掃除方法と溜めないための対策も紹介

お風呂の石鹸カスの落とし方は?掃除方法と溜めないための対策も紹介

お風呂場の床や壁、蛇口などにつく石鹸カス。掃除しても落ちにくいので、気になっている人も多いのではないでしょうか?しかし、落としにくいからといってその石鹸カスをそのまま放置していると、ますますこびりついてしまう上、カビの原因にもなってしまいます。

今回は、そんなお風呂の石鹸カスの種類や掃除手順、ポイントのほか、溜めないための予防法もご紹介します。

石鹸カスは2種類に分けられる

石鹸カスは大きく分けて、アルカリ性の「金属石鹸」と酸性の「酸性石鹸」の2種類があります。これらの汚れは異なる性質を持つため、それぞれの特徴を知っておくとで掃除をより効果的にできるはずです。

アルカリ性の白い汚れは「金属石鹸」

アルカリ性の白い石鹸カスは金属石鹸とも呼ばれ、主に水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムといった金属成分と、石鹸に含まれる油脂成分が結合して形成されます。石鹸カスと聞いて多くの人がイメージする石鹸カスはこのタイプで、浴室の壁や床に白くて硬い汚れとして付着します。

金属石鹸は水導水に含まれる成分でできているため水では洗い流せず、酸性の性質を持った洗剤などを使うと落としやすくなるでしょう。

酸性の黒っぽい汚れは「酸性石鹸」

酸性の黒っぽい石鹸カスは酸性石鹸とも呼ばれ、体から流れ落ちた皮脂と石鹸の油脂成分が結合して生じたものです。ベタベタしているのが特徴で、特に床のタイルの溝や排水口周辺に多く見られます。

金属石鹸よりも比較的落としやすい汚れですが、放置していると「ロドトルラ」というピンクの汚れに変わり、カビの原因となってしまう可能性があります。酸性石鹸の汚れには、アルカリ性の洗剤が有効です。

石鹸カスを落とすのに必要なもの

石鹸カスを落とすのに必要なもの

石鹸カスを落とすには、下記のような掃除アイテムがおすすめです。ただし、洗剤・ブラシは、浴室の床や壁を傷つけないよう、素材をよく確認してから使用するようにしましょう。

また、洗剤を複数使用する場合は、混ざることで有毒ガスが発生してしまう可能性もあるため、ラベルの指示をよく読んでから使用するようにしてください。

なお、重曹やクエン酸などは粉末で販売されている場合も多いため、粉末から液体スプレーを自宅する方法もご紹介します。市販の液体スプレーを使用していただいても問題ありません。

<用意するもの>

・ゴム手袋:手肌を洗剤の刺激から守るために着用しましょう

・メラミンスポンジ:こびりついた汚れをこすり落とすのに効果的です

・サンドペーパー:より強固になった汚れを除去する際に役立ちます。プラスチック製のヘラも効果的です

・クエン酸スプレー:自作する場合は、空のスプレーボトルに水100mlにつきクエン酸小さじ1を入れ、よく混ぜ合わせます

・セスキ炭酸ソーダスプレー:自作する場合は、空のスプレーボトルに水100mlにつきセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れ、よく混ぜ合わせます

・重曹スプレー:自作する場合は、空のスプレーボトルに水100mlにつき重曹小さじ1を入れ、よく混ぜ合わせます

白い金属石鹸の石鹸カスの掃除手順とポイント

白っぽい金属石鹸の石鹸カスはアルカリ性の性質を持つため、酸性の洗剤で中和すると効果的です。金属石鹸の石鹸カスは、以下の掃除手順に沿って落としていきましょう。

1. 酸性のクエン酸スプレーを石鹸カスに吹きかける

酸性のクエン酸スプレーを、金属石鹸の石鹸カス全体に行き渡るように吹きかけましょう。汚れが分解しやすくなる効果があります。

2. 少し置いた後、こすり洗いする

クエン酸スプレーを吹きかけた後、5~10分程置いて汚れに浸透させます。置いた後は、メラミンスポンジやブラシを使い、円を描くように優しくこすります。

3. 水でしっかり洗い流す

最後に、洗剤と浮き出た汚れをしっかり水で洗い流します。石鹸カスが残っていると再び汚れが蓄積しやすくなるため、水洗いは念入りに行いましょう。シャワーの強い水圧を利用すると、さらに効果的に洗い流せます。

黒い酸性石鹸の石鹸カスの掃除手順とポイント

黒い酸性石鹸の石鹸カスの掃除手順とポイント

黒っぽい酸性石鹸の石鹸カスは、名前のとおり酸性の性質を持つため、アルカリ性の洗剤で中和することで落としましょう。酸性石鹸の石鹸カスを効率的に掃除する手順とそのポイントをご紹介します。

1. アルカリ性のセスキ炭酸ソーダスプレーや重曹スプレーを汚れに吹きかける

アルカリ性の性質を持つセスキ炭酸ソーダスプレーや重曹スプレーを酸性石鹸の石鹸カス全体に吹きかけ、汚れが浮き上がりやすくさせます。

2. 少し置いた後、こすり洗いする

スプレーを吹きかけた後、約5~10分間浸透するまで置きます。セスキ炭酸ソーダや重曹が汚れに深く浸透し、分解をサポートしてくれるでしょう。その後、やわらかいスポンジなどを使用して、優しくこすり洗いします。

3. 水でしっかり洗い流す

最後は、すべての汚れと洗剤の残留物をしっかり水で洗い流します。水で洗い流すことにより、汚れが再び浴室の表面に固着するのを防ぎます。可能であれば、シャワーを強い水圧にして、角や隅々までしっかりと流し去るようにしましょう。

厚くなった頑固な石鹸カスの掃除手順とポイント

お風呂場の石鹸カスは放置すると厚く固まり、一般的な掃除方法では取り除くのが難しくなります。ここでは、厚くなった頑固な石鹸カスを効果的に落とすための手順と、そのポイントをご紹介します。洗剤は使わずに物理的に落としていくので、金属石鹸と酸性石鹸のどちらの石鹸カスにも使える方法です。

1. 水をつけたメラミンスポンジで石鹸カスをこする

石鹸カスに水を含ませたメラミンスポンジを使って優しくこすることで、汚れを物理的にはがし取ることができます。この方法は、石鹸カスを効果的に浮かせることができ、表面を傷つけるリスクを抑えられるでしょう。

2. サンドペーパーかヘラで下地を傷つけないようにこする

より頑固な石鹸カスには、サンドペーパーまたはプラスチック製のヘラを使用します。この工程は、表面を傷つけないよう、軽い力で慎重にこするようにしてください。

サンドペーパーを使う場合には、最も細かい粒度のものを選ぶことが重要です。ヘラを使用する際は、角を使って石鹸カスを慎重にはがすようにします。

3. 石鹸カスの粉が出てきたら、水でしっかり洗い流す

石鹸カスを物理的に除去した後は、すぐに大量の水で洗い流します。洗い流すことにより、はがれた石鹸カスが再び表面に固着するのを防ぎます。シャワーの強い水圧を利用して、すべての残留物を確実に除去することがカギともいえるでしょう。

お風呂掃除の方法には、こちらの記事もご覧ください。

【お風呂掃除の基本】知っておきたい汚れの落とし方や掃除手順

石鹸カスを溜めないための対策

石鹸カスを溜めないための対策

お風呂の清潔を保つためには、石鹸カスが蓄積するのを防ぐことが重要です。石鹸カスが溜まると、浴室が不衛生になるだけでなく、掃除がいっそう困難になってしまいます。ここでは、日常的に実践できる、石鹸カスを溜めないための対策をご紹介します。

入浴後、壁や床についた石鹸をお湯でしっかり洗い流す

入浴後、すぐに壁や床に付着した石鹸をお湯で洗い流すことは、石鹸カスの予防において効果的な対策のひとつです。石鹸成分は水に溶け出しやすいため、浴室全体に温かいシャワーをかけることで石鹸成分が固まる前に除去でき、石鹸カスが壁や床に固着するのを防ぐことができます。

溝などの細かい部分についた石鹸成分は、スポンジやブラシでこすり落とす

浴室の隅や溝のような細かい部分には石鹸が溜まりやすく、これが石鹸カスの主な発生源となります。入浴後、浴室の隅や溝に付着した石鹸を、スポンジややわらかいブラシでこすり落とすようにしてください。定期的に掃除することで、石鹸カスが蓄積するのを防げるでしょう。

定期的なお風呂場の掃除で、石鹸カスをうまく除去しよう

お風呂場にこびりつく石鹸カスには、金属石鹸と酸性石鹸という2種類があります。アルカリ性の金属石鹸には酸性の洗剤が、酸性の酸性石鹸にはアルカリ性の洗剤が効果的です。

ただ、こびりついてしまった石鹸カスは、なかなか落としにくいもの。お風呂場で長時間床や壁をこすり続けるのも大変です。

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