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専業・兼業の主婦の一日。スケジュールや家事の時短テクを紹介

2023.06.28

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子供を持つ専業やフル勤務の主婦の一日のスケジュールを、子供の年齢別に家事の時短テクニックも交えて紹介します。毎日の家事を効率良く進める参考にしてください。

専業・兼業の主婦の一日。スケジュールや家事の時短テクを紹介

やってもやっても、終わりが見えない家事。「もしかして、自分だけ家事のやり方が悪いのかも…」と心配になっていませんか?

自分が家事にかけている時間や、家事の進め方に無駄がないか気になったら、ほかの主婦の家事スケジュールと比較してみましょう。そこには、家事や育児を上手に時短するヒントが隠れているかもしれません。

この記事では、専業やフルタイム勤務の主婦の一日のスケジュール例を、子供の年齢別に紹介します。家事の時短テクも紹介しますので、家事を効率良く進める参考にしてみてくださいね。

さまざまな主婦の一日のスケジュール

総務省統計局が発表した調査によると、介護や看護、買い物を含む1日あたりの家事時間は、男性で51分、女性は3時間24分でした。2016年の調査に比べて男性は7分増加、女性は4分の減少となっていますが、それでもなお男女差は大きいことがわかります。

   

■男女別・1日あたりの家事関連時間の推移

出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果」(2022年8月)

     

また、一口に女性といっても、専業主婦か兼業主婦か、子供がいくつぐらいかといった条件によって、家事に費やせる時間は異なります。

ここからは、「赤ちゃんのいる専業主婦」「幼児のいる専業主婦」「小学生以上の子供がいる専業主婦」「フルタイム勤務で乳幼児がいる兼業主婦」「フルタイム勤務の小学生以上の子供がいる兼業主婦」と、属性や状況別に主婦を5つのパターンに分けて、家事にかける時間や一日のスケジュール例を見ていきましょう。

赤ちゃんのいる専業主婦

まずは、赤ちゃんのいる専業主婦の一日のスケジュール例です。基本的には赤ちゃんが中心の生活になるため、家事はその隙間時間で優先順位の高いものだけをこなせば良いと考えましょう。

生後3ヵ月頃までの赤ちゃんは、まとめて寝るのは3~5時間程。昼も夜も関係なく、寝たり起きたりを繰り返します。新生児であれば、1~2時間おきに起きることも珍しくありません。

ママは夜中も授乳とおむつ替えの繰り返しですから、赤ちゃんといっしょに昼寝をするなどして体力を温存することが大切です。

また、赤ちゃんが小さいうちは、いっしょにお出かけできる範囲も限られます。買い物は近場で、夏なら日差しが強くない時間帯、冬なら寒さが厳しくない時間帯に、さっと済ませることが多くなるはずです。

子供が成長するにしたがって、お散歩や児童センター、子育て支援センターなどにいっしょに出かけることで、赤ちゃんに刺激を与えたり、ママの気分転換を図ったりできるようになります。

幼児のいる専業主婦

幼児のいる専業主婦の一日のスケジュール例は、下記のとおりです。3歳くらいになると、幼稚園や保育園に行く子が増えます。すると、主婦は家事を、子供が登園していて不在の時間に集中して行えるようになります。

子供が幼稚園に行くようになると、主婦は買い物や洗濯・掃除などの家事を比較的自由に行うことが可能です。しかし、幼稚園の降園時間は早く、14~15時くらいまでには子供のお迎えの時間がやってきます。

延長保育を実施している幼稚園もありますが、条件なく誰でも利用できる園もあれば、何らかの事情で子供の面倒を見られない日だけ預けられる園もあり、基本的には子供の登園から降園までの5~6時間で家事を集中的にこなすのがベストでしょう。

子供の帰宅後は、疲れた子供がぐずって思うように家事が進まなかったり、習い事の送迎に時間を取られたりするため、時間がかかる夕食の下ごしらえも済ませておくとスムーズです。

小学生以上の子供のいる専業主婦

子供が小学生になると少し育児から手が離れ、主婦は余裕を持って家事をこなせるようになります。

しかし、小学生でも低学年であれば自分の持ち物の管理まではできないため、親が気にかけて確認していかなくてはなりません。

子供が高学年になると、習い事の送迎なども不要になり、子供同士で約束をして遊ぶ時間も増えるため、主婦がフレキシブルに動ける時間が増えます。

ただし、中学受験をする子供がいると塾への送迎で親の負担が増える場合もあり、そのあたりは家庭の教育方針によってさまざまでしょう。

主婦は、子供が不在の時間を利用してパートタイムで仕事をしたり、時短勤務で仕事に復帰したりする人が増える時期でもあります。

フルタイム勤務の幼児の子供のいる兼業主婦

兼業主婦の場合は、朝と夕方の時間の使い方が勝負!平日は確実に家事時間が足りないため、週末にまとめてできるものは後回しにする、優先順位が低いものはあきらめるなど、思い切った時間の使い方が大切です。

フルタイム勤務の場合、昼間は一切家事をすることができないため、朝と夜の時間の使い方がポイント。夜のうちに翌朝の朝食とお弁当、朝のうちに夕食の下ごしらえを済ませて、先へ先へと家事を片付けておくことが重要です。

たまには夫に子供の寝かしつけまでお願いできれば、自分の時間を確保することができるでしょう。

フルタイム勤務の小学生以上の子供がいる兼業主婦

子供が小学生になると保育園のように送迎がなくなり、フルタイム勤務でも朝の時間にグッと余裕が生まれます。

とはいえ、宿題でわからない箇所があったら見てあげたり、明日の持ち物を確認したりといった、学校関連で行うべきことは出てきます。フルタイム勤務の場合、帰宅後子供と会話できる時間が少ないため、意識して子供に確認するようにしてください。

夕方は小学校にある学童保育を利用したり、高学年になれば自分で習い事に行かせたりすることで、主婦はある程度、家事の時間を確保することができるでしょう。

一方で、小学校に入学すると、子供の宿題のサポートや提出するプリントの処理など、こまごました作業が増加します。子供が家に帰ったら、まず宿題とプリントを出すことを徹底させ、作業が夜にずれ込まないように気をつけなくてはなりません。

また、小学校は、図画工作などに使うアイテムや雑巾などの持ち物が比較的多くなります。子供が母親に準備が必要なことを伝え忘れていると、休日や夜間に営業しているお店を探して、慌てて買いに行くなど余計な仕事が増えてしまいます。そのため、必要事項が書かれた連絡帳の確認も、帰宅後すぐ行うよう、習慣にしておくといいですね。

家事の時間を短縮するためのテクニック

ここまで、専業・フルタイム勤務、子供の年齢など、さまざまな状況の主婦の一日のスケジュール例を紹介しました。

夫の帰宅時間や協力度、子供の人数などによっても状況は異なりますが、家事・育児に割く時間の多さは共通しています。育児の時間を短縮するのは現実的ではありませんから、生活に余裕を生むには家事に費やしている時間を削減する必要があるでしょう。

ここからは、家事の時間を短縮するためにできるテクニックをいくつかご紹介します。

一日の家事スケジュールを立てる

まずは、一日の家事スケジュールを立てましょう。「スケジュールなんて立てなくても、だいたいやることは決まっている」と思うかもしれませんが、実際には今日やらなくても良い家事が含まれていたり、本来やるべき家事が後回しになった分手薄になったりしているはずです。

事前にタスクを洗い出しておくと優先順位が明確になるため、やるべき家事から効率的に取り組めて、取りこぼしがありません。また、所要時間をあらかじめ割り振っておくことで、1つの家事に時間をかけすぎる失敗も減ります。

上手にスケジュールを立てるコツは、頭の中で考えるのではなく、実際に紙に書き出してみること。その際、「夕食の準備」といった大まかな項目だけでなく、「献立を決める」「買い物に行く」「下ごしらえをする」など、細かな工程まで書き出しておくと、今より時短できる家事、実はやらなくてもいい家事を見つけ出すのにも役立ちます。

また、専業主婦なら朝・昼・晩、兼業主婦なら朝と晩に、バランス良く家事を配分することも意識してみてください。「朝が慌ただしすぎて自分の身支度もままならない」「帰宅してからやることがありすぎて、結局終わらない」といった偏りがなくなり、負担感が軽減されます。

常備菜など、作り置きのおかずを準備する

時間がかかる家事の代表である料理は、作り置きを活用して、「献立を考える」「買い物に行く」「下ごしらえをする」の工程を一気に削減しましょう。

味付けした肉や魚を冷凍保存袋に入れて冷凍しておけば、火を入れるだけで立派なメインが完成。忙しい日、何も作りたくない日の強い味方です。野菜やきのこも切って冷凍しておくと、下ごしらえの手間も省けます。

週末に時間があれば、常備菜を作っておくのもおすすめです。冷蔵庫から出して詰めるだけで彩り豊かなお弁当が完成するほか、朝食のちょい足しにも便利ですよ。

たたまない収納で洗濯を時短に

洗濯の工程でも特に面倒なたたむ作業をなくすため、下着や靴下などの小物以外はすべてハンガーで吊るす収納にしてしまうのもおすすめです。やり方は、洋服をハンガーに掛けて干し、そのまま取り込んでクローゼットやハンガーラックに掛けるだけ。きれいにたたまなくて良いので、子供にも気軽にお手伝いをお願いできますよ。

時短グッズを取り入れてみる

お掃除ロボットや食洗器などを、家事の負担を感じるところに導入して、時短・効率化を図りましょう。家事を時短できる機械を取り入れると、機械が作動しているあいだは別の家事に取り組むことができます。

食材をセットしてほったらかしておけば調理が終わる電気圧力鍋なども、これまでのようにキッチンで火加減を見守る必要がなく、料理に費やしていた時間を有効活用できる便利なアイテムです。

家事代行サービスを依頼してみる

家事をアウトソーシングして時間を捻出するのも有効な手です。家事代行サービスなら、経験豊富なプロに掃除や片付け、食器洗いなど、日常生活のこまごまとした家事を時間単位で丸ごと任せられるので、空いた時間を自分のために使うことができます。

単発から月単位での定額、週に1~2回など、さまざま利用パターンから、自分に合った使い方を見つけてください。

スケジュールがぎっしりでつらくなる前に、時短テクを実践しよう

専業やフルタイム勤務にかかわらず、主婦は一日の隙間時間を家族のための家事に費やしています。「少しでもいいから自分の時間が欲しい」「もっと家族と向き合う時間が欲しい」と思ったら、ご紹介した時短テクニックを実践してみましょう。

毎日の家事で疲れきってしまう前に、効率良く家事を済ませる方法を見つけてくださいね。

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