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「主婦休みの日」ってどんな日?事前準備やおすすめの過ごし方
2023.06.28
「主婦休みの日」は、普段家事を担う主婦に休日をプレゼントし、リフレッシュしてもらおうという制度です。満喫するための事前準備やおすすめの過ごし方を紹介します。
「主婦休みの日」ってどんな日?事前準備やおすすめの過ごし方
雇用されている労働者には、少なくとも毎週1日、または4週間を通じて4日以上の休日を取る権利があります。
しかし、誰とも雇用関係を結んでいない主婦には、法律で定められた休日はありません。夫が休みの土日にも、家事や育児に追われている妻は多いことでしょう。
「家事も立派な労働であるといいながら、休みの格差があるっておかしくない?」
「もっと、主婦もいたわられてよいのでは?」
そんな考えから生まれたのが「主婦休みの日」です。この記事では、新たな記念日である主婦休みの日を思い切り満喫するための準備と、おすすめの過ごし方をご紹介します。
主婦休みの日とは?
主婦休みの日は、2009年に制定されました。発案者は、女性向けのフリーペーパーなどを発行している、サンケイリビング新聞社です。主婦の仕事が年中無休であることから、ひと息ついてリフレッシュできる日を作りたいと一般社団法人日本記念日協会に申請し、認定・登録されました。
主婦休みの日に共感する数多くの企業や団体が応援団として名を連ね、親子イベントやプロモーション活動などで普及に力を入れています。
主婦休みの日制定の目的は、年中無休で家事を担っている主婦に休日をプレゼントし、家事を休んで自分のリフレッシュのために時間を使ってもらうことです。また、夫や子供が家事にチャレンジして主婦の仕事を理解することや、家庭における家事の在り方を見直してもらうことも目指しています。
家事の大変さや煩雑さを、家族が身をもって理解することで、家事を担当してくれている主婦への感謝とねぎらいの気持ちにつながる機会にもなるでしょう。なお、この「主婦」とは、普段家事を主に担当している人のことを指すため、「主夫」も含まれます。
主婦休みの日は下記のとおり、年に3回あります。
・1月25日
1回目の主婦休みの日は、1月末。年賀状の準備にクリスマス、大掃除、義実家への帰省、慣れない義実家での年始の挨拶や親戚周りとイベントが続き、普段とは違う疲れが溜まって、ぐったりする頃に設定されています。
・5月25日
ゴールデンウイークは家族で休みを満喫する期間ですが、実は「疲れる」と感じている主婦も。いつもは家にいない家族がいることで、家事の負担が増えるからです。休みのはずなのに、実は普段より料理も洗濯も掃除もがんばっていた主婦が、「疲れたな」と感じるタイミングで2回目がやってきます。
・9月25日
長い夏休みは、小さな子供がいる主婦にとって負担が大きい期間。幼稚園や小学校が休みで暇と体力を持て余す子供たちのために、公園遊びや水遊びに付き合ったり、夏休み限定のイベントを探して出かけたり…。残暑が少し落ち着いてきた9月下旬に休むと、年末に向けてモチベーションをチャージできます。
主婦がしっかり休むためには事前準備を
主婦休みの日は、家のことを気にせず休めるように、家族に協力を仰ぐなど、しっかり準備をしてから迎えましょう。
何の準備もなく家事を中心に行う主婦が休んでしまっては、家族の生活に支障が出てくることもあるかもしれません。特に、幼い子供がいる家庭や、普段の家事負担が主婦に集中している家庭では、主婦の不在が家庭のピンチに直結してしまいます。
主婦休みの日に向けて意識すべきこと、検討すべきことは、大きく下記の3つです。
当日の家事分担について話し合っておく
主婦休みの日を迎える前に、一日の家事タスクを洗い出し、家族内で割り振っておくことをおすすめします。
主婦が休んだからといって、家事がなくなるわけではありません。主婦が休んだ分、ほかの家族が家事を担当しなければ、翌日から家庭が回らなくなってしまいます。休んだことで翌日の家事が倍増するだけなら、「休みなんていらない…」と思う主婦も多いことでしょう。
主婦自身も、「この日は家事を休むから、みんなで協力してね」と、家族に宣言しておくといいですね。
何のための休みなのか、家族に共通理解を持ってもらう
家族が主婦休みの日を「ママが出かける日」「妻が遊びに行く日」と考えていると、本質的な目的を達成することができません。
主婦休みの日は、家族のためにいつも休みなく働いてくれている主婦に感謝をする日です。家族全員が休みの理由と目的を理解し、いたわりの気持ちを持って休ませてもらいましょう。
家事代行サービスなどの外部サービスの利用
家族に任せて一人で外出するのではなく、家族といっしょに休日をゆっくり過ごしたい人は、ほかに自分の家事を任せられる人を探してみてください。
思い切って家事のプロに仕事を任せれば、作業レベルも高くて安心でき、普段は行き届かない所まできれいにしてくれるメリットもあります。心置きなく休めるように、家事代行サービスなどの外部サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
主婦休みの日のおすすめの過ごし方
「今日は主婦休みの日!」と宣言してはみたものの、休み慣れていないと、「一人時間が久しぶりすぎて、やりたいことが浮かばない」「何がしたいのか、自分でもよくわからない」という人も多いかもしれません。
せっかくの休みを無駄にしないために、パターン別におすすめの過ごし方をご紹介します。
誰にも気を使いたくない!一人で休みを満喫
主婦にとって最大の贅沢といえば、誰にも邪魔されず、誰にも気を使わず、自由気ままに一人時間を楽しむことじゃないでしょうか。
家庭の主婦が一人になれるタイミングといえば、トイレとお風呂くらいです。まだ子供が幼くて手がかかる間は、それすら叶わないことも珍しくありません。ぜひ、自分のためだけに時間を使って、休みを満喫してください。
・エステやネイルサロンをはしごして自分磨き
幼い子供がいると、お風呂上がりの肌や髪のケアがおろそかになりがち。帰宅時間を気にしなくていい主婦休みの日をフルに使って、エステやネイルサロン、美容院をはしごして、思う存分自分磨きを楽しんでください。
・美術館や博物館などで自分好みの展示を楽しむ
幼い子供がすぐ飽きてしまいそうな美術館や博物館の展示も、一人ならゆっくり観て回れます。アニメ以外の大人の映画を観に行くのもいいですね。
・小さな雑貨や食器を買いに行く
食器店や雑貨店、静かなギャラリーなど、「子供が手を出して商品を壊すかもしれない」「家族が帰ってきたら困る」と、普段は訪れることをあきらめていたお店に行くのも◎。時間をかけてゆっくり見比べても、誰にも迷惑をかけません。
・好きなショップで好きな服を買う
パートナーや子供のものを優先する主婦の習性を捨て、独身時代に戻ったつもりで好きなブランドを見て回るのもおすすめです。「ママ、おなかすいた」「まだ夕食の材料買ってないの?」といった雑音に邪魔されず、のんびり自分のペースで買い物ができますね。
普段、できないことを楽しむ!友達と出かける
年に3回、日にちが決まっている主婦休みの日を活用して、大事な友達と会う約束をしましょう。
家庭を預かる主婦になると、普段はなかなか友達と会う暇がありません。「この日は子供の習い事があるし、この日は夫が出張でいないから子供を預けられないし…」と、家族の予定を優先せざるをえず、気づいたら疎遠になってしまうことも…。
普段でもなんとか時間を捻出できそうなランチやお茶よりは、主婦休みの日にはフルに一日を使えるからこその計画を立てることをおすすめします。
・遠方の友達の住む町まで行ってみる
遠方に住んでいて、気軽に会えない友達の住む町までに会いに行ってみるのも◎。国内で日帰りできる範囲なら、一人旅も楽しめます。家族に理解があれば、1泊してのんびり温泉を楽しんだり、友達の住む町で観光を楽しんだりと、楽しみ方も倍増するはずです。
・時間を気にせず飲みに行く
独身時代は自由に楽しめていた飲み会も、結婚して家族ができると時間的な制約ができ、思い切り羽を伸ばして参加する機会は限られます。主婦休みの日を活用すれば、独身時代のように友達と飲みに行くことも可能。時間を気にせず、気になる居酒屋をはしごするのもいいですね。
何もしない時間を持てる贅沢!家でゆっくり過ごす
外に出かけるだけが、休みの過ごし方ではありません。家事をしなくていいからこそできることといえば、家でまったり自分の時間を楽しむことです。
・寝たいだけ寝る
朝起きて洗濯をして、掃除をして…といった、日々のルーティーンから解放される主婦休みの日なら、寝たいだけ寝て、思い切り寝坊してもOK。起きたらゆっくり、自分の好きなドラマや映画などを楽しむのもいいですね。
・何もしない
あえて何もしないのも、贅沢な時間の過ごし方です。目的を決めずに当日を迎え、思いつくままに過ごしてみましょう。一日中ベッドの上にいても、夕方から起き出して買い物に行っても、誰にも文句を言われることはありません。
子供といつもより丁寧に向き合って、ゆっくり過ごす
普段、家事や仕事に追われていて、「最近子供といっしょに過ごせてないな…」と感じている人もいるかもしれません。そんな人なら、子供と向き合う時間にあてるのもおすすめです。
・子供にやりたいことを聞いて、とことん付き合う
「映画を見に行ってからおいしい昼ご飯を食べ、大きな公園に行って夕方まで遊ぶ」など、子供に何をしたいか聞いて、実現可能な範囲ですべてを盛り込んだプランを実行してみてください。
子供といっしょにヘトヘトに疲れてしまうことを想定して、夕ご飯までプランに入れておくといいですね。
・子供の話を聞く時間を作る
スマートフォンもパソコンも閉じて、ただ子供の話に耳を傾けましょう。特別なことはしなくてもいいから、ただ自分の話を聞いてほしいと思っている子供は多いものです。
女の子なら、おしゃれなカフェでおしゃべりを楽しむのもいいかもしれませんね。
たまには夫婦水入らずで!夫との時間を作る
夫にも休みを取ってもらって家事をアウトソーシングすれば、久しぶりに夫婦水入らずの時間を過ごすこともできます。たまには独身気分で、2人でゆっくり過ごしてみるのも、円満な夫婦関係を持続させるためにはおすすめです。
・ホテルのランチを楽しむ
子供たちが学校に行っている時間を利用して、大人ならではのホテルランチを2人で楽しみます。時間があれば、早くから営業しているバーなどに立ち寄って帰るのも◎。
・日帰り旅行に行く
忙しい共働き夫婦や幼い子供がいる夫婦なら、日常を離れて2人で日帰り旅行に行くのもいいでしょう。子供たちが帰ってくるまでの時間制限付きでも、行き帰りの時間を含めてゆっくり話ができますね。
主婦休みの日を活用して、明日への活力を蓄えよう
主婦休みの日は、毎日忙しく過ごしている主婦が堂々と休める日。一日の家事を手放してゆっくり休めば、明日からの家事に向けてモチベーションも高まるはずです。
夏の暑い日々が続く中で、家事を一手に担うのは大変ですよね。日々家族のために頑張っている主婦の方々も、たまにはゆっくり休めるように家族で協力していきたいものです。また、より休みを満喫するなら、家事をプロに頼むと安心です。家事代行サービスといった外部サービスの利用も検討しつつ、次の主婦休みの日に向けて、計画を練ってみてはいかがでしょうか。