COLUMN
コラム
部屋の片付けはどこから手をつける?片付ける手順とポイントを解説
2024.03.28
部屋を片付けたくても、どこから始めればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。片付けが苦手な人に向けて、部屋を片付ける手順やポイントを紹介します。
目次
部屋の片付けはどこから手をつける?片付ける手順とポイントを解説
部屋が散らかっていると、せっかく家に帰ってきたのに落ち着いて生活できません。視界に物が入ると、片付けられない自分にイライラしたり、うんざりしたりしてしまう人もいるでしょう。
そんな散らかっている部屋を前にして、「部屋を片付けたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない…」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、片付けに苦手意識を持つ人でも、モチベーションを上げつつ部屋の片付けを効率的に進める手順やポイントをご紹介します。これから部屋の片付けを始めたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
部屋の片付けをするモチベーションを上げるコツ
部屋の片付けに対するモチベーションを上げることは、掃除に取り組むための第一歩です。下記のコツを実践することで、片付けへのハードルを下げて、気持ちを高めて掃除を始められるでしょう。
時間を決めて掃除に集中する
「部屋を片付けよう」と考えると、一気にすべてを終わらせようと考えてしまいがちですが、長時間掃除を続けると、途中で集中力が続かなくなってしまいます。そんなときは、タイマーで時間を区切って、その時間だけ掃除に集中するようにしてみてください。あまり長すぎても集中力が途切れてしまうので、10~30分程度に設定するのがポイントです。
時間が経ったときに、「意外とあっという間だったな」と感じられたらしめたもの。繰り返しタイマーをセットしましょう。
自分の好きな気分の上がる音楽をかける
片付けの作業をするときに、自分の好きなアーティストの曲をかけると、ルーティン作業でも楽しい気分で取り組めます。YouTubeやSpotifyなどで、「片付け」「掃除」といったキーワードを入れてプレイリストを検索してみるのも、気分を変えられるのでおすすめです。
終わった後の自分へのご褒美を設定する
片付け終えた後に得られる、「自分へのご褒美」を用意しておくと、モチベーションアップにつながります。「気に入った多肉植物を買う」「好きなスイーツを食べる」「録画しておいたドラマを観る」といった、些細なことでも問題ありません。片付けをやり遂げた後にご褒美があると思うと、やる気を保ちながら進められるはずです。
きれいになった部屋でやりたいことを計画する
片付け終わった後のきれいになった部屋で何をしたいかを考えることも、モチベーションを高めるひとつの方法です。
例えば、部屋の一角に本を集めて読書コーナーといった趣味のスペースを作る、友人を招いてのディナーパーティーを計画するなど、片付けてきれいになった部屋でやりたいことを想像すると、片付けに対する意欲が増すでしょう。
部屋の片付け前に準備しておくと良いアイテム
部屋の片付けを始める前に、効率的に進めるためのアイテムを準備しておきましょう。下記のような物があると、片付けをスムーズに進められます。
ゴミ袋
「不要な物」と「必要な物」を明確に分けるために、ゴミ袋は必須です。分別しながら捨てられるよう、可燃、不燃といったゴミの種類別に、複数枚用意しておいてください。
ビニール紐とはさみ
不要な書類や雑誌、本などが出てきたら、重ねてビニール紐でしばってまとめておくと、片付けの邪魔になりません。紐でしばっておけば、捨てる際にも持ち運びやすくなります。はさみは、紐をカットするだけでなく、不要な書類を整理する際にも使用できます。
ダンボールや紙袋
ダンボールや紙袋は、整理したいアイテムを一時的に保管するのに便利です。特に、売る物、寄付する物、別の場所に移動させる物、家族の物など、カテゴリー別に物を分ける際に役立ちます。ダンボールや紙袋に「売る」「寄付する」「納戸へしまう」「パパの物」などと、入れる予定の物を書いておくと、物を仕分ける際に迷いません。
部屋の片付けはどこからするのがおすすめ?
家中の散らかっている部屋を片付ける際は、どこから手をつけたらいいのか迷ってしまいますよね。そんな時は、下記のような手順で片付けていくのがおすすめです。
1. 簡単な場所や範囲が狭い場所を片付ける
まずは、簡単に掃除できる場所や、掃除する範囲が狭い場所から始めてみてください。
例えば、冷蔵庫や玄関、トイレ、洗面所といった場所です。これらの場所の片付けは短時間で終わるため限られた時間でも取り掛かりやすく、徐々に片付ける範囲を広げていくことで片付けに対するモチベーションも維持しやすいでしょう。
特に、冷蔵庫は賞味期限などの判断基準があるため、いる物といらない物を区別しやすい場所です。片付けに苦手意識がある人は、まずは冷蔵庫から片付け始めるのがおすすめです。
2. 目につく場所を片付ける
次に、目につく場所を片付けていきます。テーブルや机の上など、日常生活で頻繁に目にしている場所を片付けることで、部屋全体の印象が大きく変わります。
片付けてきれいになったことを実感しやすく、心理的にもスッキリとした気持ちでほかの場所の片付けも進めていけるでしょう。
3. 普段よく使う場所を片付ける
最後に、リビングやダイニング、寝室など、普段よく使っている場所の整理を行います。これらの場所は、人が集まったり毎日使用していたりするため、人の出入りが多く、散らかりやすくなる場所です。
物が増えて散らかってしまうのを防ぐため、その場所にある物の中で、部屋の目的と異なる物は元にあった場所へ戻しましょう。例えば、寝室にコップがあれば、キッチンに移動させるといったことです。
また、とりあえずある物を収納スペースにしまうのではなく、きちんと分類をしながら片付けるようにしてください。頻繁に使う場所をきれいにすることで、心身ともにリラックスできるようになり、より良い睡眠や休息を促してくれるでしょう。
部屋の片付けの手順とポイント
ここからは、片付けに苦手意識を持つ人でも始めやすい、部屋ごとに片付けていくための手順とポイントをご紹介します。説明を読みながらいっしょにやってみるような感覚で、ぜひ試してみてください。
1. 床やテーブルの上にある物を分ける
部屋の片付けを始める最初のステップは、床やテーブルの上にある物を分けることです。明らかにいらない物はゴミ袋の中に捨て、衣類は洗濯機かクローゼットのある部屋に、そのほかの物はダンボールや紙袋の中に分類しながら放り込んでいきます。
床やテーブルの上にスペースができると、目に見えてきれいになるという充足感が味わえるとともに、掃除をする際のスペースを確保することにもつながり、部屋の片付けを進めやすくなるでしょう。
2. 収納の中にある物をすべて出して量を把握する
続いて、収納の中身をすべて出し、持っている物の量を正確に把握します。不要な物を見つけやすくなり、収納計画を立てやすくなります。
収納の中身を片付ける際は、一気に収納全体の物を出して整理しようとすると物があふれて収拾がつかなくなってしまうので、タンスの1段ずつなど、少しずつ進めていくのがコツです。
3. 出した物を分ける
物を「必要」「不要」「保留」の3つに分けていきます。1年以上使っていない物は不要とするなど、必要と不要を分ける基準をあらかじめ決めておくと、迷わずに済むでしょう。
なお、保留という選択肢は、判断に時間をかけて片付けが進まなくなってしまうことを防ぐ意味があります。思い出のある物など判断に時間がかかりそうな物は、いったん保留にしておきます。
4. 使う物を収納する
必要と判断した物は定位置を決めて、使い終わった後は毎回その場所に戻すようにすると、部屋が散らからずに済みます。下記のようなポイントを踏まえながら収納していきましょう。
・使う頻度に応じて収納する
使う頻度の高い物は手前や腰の位置などの手に取りやすい場所に、低い物は奥やかがんだり手を伸ばしたりしないと届かない場所にしまいます。
・カテゴリー別に収納する
タンスであれば、上段にトップス、中段にボトムス、下段に靴下などの小物をしまうのがわかりやすくておすすめ。カテゴリーごとに所持している物の種類や量を把握しやすくなるというメリットもあります。
・使用する人別に収納する
例えば、洗面所にある収納の左側は夫、右側は妻、下は子供というように、使う人ごとに分けてしまうと、各々が物の管理をしやすくなります。
・生活動線を考慮して収納する
玄関には鍵や帽子、傘といった、出かける前に必要になる物を収納するようにすると、利便性が向上するだけでなく、使い終えた後にしまいやすくなります。
5. 使わない物を処分する
使わない物を処分する際には、捨てる以外にも、売ったり、寄付したりする方法があります。使わないけど思い入れがあって簡単に捨てられないような物は、人に譲るのも手です。
まだ使えるから捨てづらい物は、フリマアプリなどで売ったり寄付したりすると、罪悪感がなくなり捨てやすくなるかもしれません。
必要以上に物があると収納スペースに入りきらず部屋が片付かない原因になってしまうので、断捨離をするつもりで、不要と判断した物は尻込みせずにどんどん処分していきましょう。
断捨離や物をうまく手放すコツについては、こちらの記事もご覧ください。
断捨離したいけどできない人必見!できない理由とうまく手放すコツ
6. 保留の物を選別する
保留とした物はそのままにしておくのではなく、一定の時間を置いて、再度必要と不要に分けましょう。思い出の写真や紙類は、写真に撮ってデータ保存すれば場所を取らずに済みます。壁に貼ったり飾ったりして、見せる収納にするのもひとつの方法です。
7. 掃除する
最後に、ダンボールや紙袋に分けたすべての物が片付け終わったら、掃除機や雑巾を使って部屋全体を掃除します。部屋に物がないと、驚くほど掃除しやすいことに気づくでしょう。
掃除をする際は、二度手間にならないように上から下、奥から手前に掃除するのがコツです。清潔な場所は心地良い空間を作り、生活環境を改善してくれるはずです。
部屋の掃除の手順やポイントについては、こちらの記事もご覧ください。
部屋を片付けて、心落ち着ける空間を作ろう
今回は、部屋をどこから片付けていいかわからない人のために、部屋の片付けをする手順やポイントについてご紹介しました。部屋を片付けるといいのはわかっていても、どうしても実際の行動に踏み切れない人もいるかもしれません。
そんなときは、いっしょに手伝ってくれる人がいると始めやすいものですよね。家事代行サービスに依頼すれば片付けや掃除を行ってくれますし、整理整頓アドバイザーに依頼すればより効率的な片付けや掃除の方法についてアドバイスがもらえます。第一歩を踏み出して、自分の目指す快適な暮らし環境にするために整えていきましょう。
家事代行サービス「サニーメイドサービス」では、2名1組で1時間からサービスをご提供いたします。お家の掃除や片付けなど、家事全般のサービスでお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せください。
なかなか片付けに手をつけられず、片付けに人の手を借りてみたいという人は、ぜひお試しください。部屋をきれいに片付けることで、心身ともにリラックスして過ごせる空間にしてみませんか?