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部屋の掃除を効率的に進めるコツは?手順やポイントを紹介

2024.01.29

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部屋の掃除は、どうすればうまく進められるのでしょうか。部屋の掃除を効率的に進めるコツや用意したいアイテムのほか、掃除手順を紹介します。

部屋の掃除を効率的に進めるコツは?手順やポイントを紹介

きれいに片付いた部屋は、それだけで気持ちに余裕が生まれ、リラックスして過ごすことができます。散らかった部屋を整理して、生活の質を上げたいものですね。

しかし、いざ重い腰を上げても、物だらけの部屋では、どこから掃除に手をつけたらいいかわからないもの。結局、掃除が後回しになって、部屋は汚れたまま…ということになりがちです。

そこで今回は、部屋の掃除を効率的に進めるコツや、用意したい掃除アイテム、掃除手順・ポイントなどをご紹介します。自分ができそうと思うものから、ぜひ実践してみてください。

部屋を掃除するメリット

部屋を掃除したほうがいいとは思うけど、「どこに何があるか自分でわかっているし、生活できないほど汚いこともなく、多少散らかっていても問題ない」と思っていませんか?

部屋を掃除することには、単純に空間がきれいになって暮らしやすくなるだけでなく、心やお財布の中身にもプラスの効果があります。まずは、部屋を掃除することで得られるメリットをご紹介します。

清潔な空間で健康的に暮らせる

部屋が清潔になると、健康に良い影響があります。人が生活していると必ず発生するものに、ハウスダストがあります。ハウスダストとは、家の中に舞っているちりやほこり、花粉、カビ、繊維などの中でも、特に小さくて目に見えにくいもののこと。これらはアレルギー性の疾患や喘息を引き起こすなど、住む人の健康に悪影響を及ぼします。

また、敷きっぱなし、置きっぱなしにしている布製品の下は湿度が高いため、ダニが好む環境です。特に布団やカーペットは、ダニがエサにする人間のフケや垢、食べこぼしなどが多いこともあり、知らないうちにダニの棲み家になっていることも…。ダニもハウスダストと同じくアレルギー症状の原因になるため、注意が必要です。

ハウスダストをなくし、ダニのいない環境を作る基本は、掃除をすること。床に掃除機をかけ、布団やカーペットを日光にあてて敷き直すだけで、室内の空気が良くなるというメリットがあります。

アレルギーとはいかないまでも、なんとなく優れない状態が続いていた鼻や喉の調子が良くなることも期待できます。

心に余裕が生まれる

部屋が散らかっているのに掃除ができない状態が続くと、「片付けなきゃ」「こんな状態のまま生活していてはだめだ」と気持ちが焦ってしまいます。心の余裕がなくなり、自分や家族を責めてしまうことも。

部屋がきれいになれば、余計なストレスを抱える必要がありません。無駄にイライラせずに済むため、心身ともにすこやかな状態で過ごせることもメリットでしょう。落ち着いて物事に取り組めるようになり、これまでにないアイディアがひらめいたり、仕事に集中できたりと、副次的な効果が生まれる可能性もあります。

時間とお金の無駄がなくなる

部屋に物が散乱していると、必要な物が必要なときに見つからず、探すのに時間がかかったり、買い足して不必要な物が増えたりして、時間とお金を浪費してしまいます。

部屋が片付いていないということは、物の置き場が決まっていないということ。「探している物が見つからず、仕方なく買ってきたらまだあった」「何度も同じ物を買ってしまう」といった事態が起こるのは、家の中の消耗品があちこちに散在し、在庫を可視化できていないからです。

部屋を片付け、物の置き場所をわかりやすく整理しておくことで、時間とお金を無駄にせずに済むことはメリットといえます。

掃除を効率的に進めるコツ

散らかった部屋を片付けるためには、きれいな部屋の汚れた部分だけを掃除するのに比べて、格段に労力がかかります。どこから進めていいかわからない…という人も多いでしょう。

ここでは、掃除を効率的に進めるコツを、詳しくご紹介します。

掃除は上から下、奥から手前に行うのが基本

掃除をするときは、「上から下」「奥から手前」の動きが基本。

先に床に掃除機をかけてから棚の掃除をすると、せっかくきれいになった床にほこりが落ち、また掃除機をかけなくてはなりません。そこで、まずはテレビ台や本棚など、高い部分に溜まったほこりを落とすことから始めましょう。

家具の高い所のほこりを落とし終えたら、床に落ちたほこりを掃除します。

家事動線を意識して家具などを配置する

せっかくなら、後々の家事がしやすくなる家事動線を意識して掃除をしましょう。

家事動線とは、家の中で料理や洗濯、掃除など、家事をするときに人が動く経路を表した線のことです。

例えば、リビングに入ってすぐの壁際にフローリングワイパーを配置しておけば、帰宅したときに「ついで掃除」ができ、掃除がそれほど苦になりません。また、ロボット掃除機を使う部屋は、床に物を極力置かないようにしてください。ロボット掃除機の動きを妨害しないよう、家具は床とのあいだにスペースが開くソファなどがおすすめです。

このように、「どうすれば掃除しやすいか」「どうすれば心地よく生活できるか」を意識して家具・家電を配置すると、日常の掃除が格段に楽になります。

大きい物から片付けていくように意識する

掃除は、大きなゴミから捨てていくことを意識すると、片付いている実感が得られてやる気が持続する上、障害物が減って片付けやすくなります。物の種類別に、片付け方を見ていきましょう。

・洋服

床やソファなどに置かれている服があれば、クローゼットに入る分だけを残しましょう。「よく着る物」はクローゼットに、「あまり着なそうな物」「何年も着ていない物」は段ボールにどんどん入れていきます。

不要と判断した洋服は指定されたごみの収集日に捨てるか、リサイクルショップなどで処分します。

・紙類

新聞紙や雑誌類などは種類ごとにひとつにまとめ、紐でしばって資源ゴミに出せるよう仕分けます。束にならないほどの量の紙類であれば、そのままゴミ袋に入れて燃えるゴミの日に出してもいいでしょう。

・家具や布団など

家具や布団、カーペットなどは、粗大ゴミとして捨てなくてはなりません。自治体によって方法が異なりますが、一般的には粗大ゴミ受付センターに連絡して引き取ってもらう日を決め、有料粗大ごみ処理券を貼る形が多いでしょう。

後回しにすると結局捨てられないことが多いので、この機会に申込みと処理券の購入を済ませておくことをおすすめします。

掃除ができるようになるポイントについては、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】掃除ができないのはなぜ?きれいにできる6つのポイントを紹介

部屋の掃除手順とポイント

ここからは、部屋の掃除手順とポイントをご紹介していきます。なお、部屋を掃除する際には、下記のようなアイテムがあると進めやすいでしょう。

部屋の掃除で用意したいアイテム

・掃除機:ノズルを数種類交換できる掃除機だと、さまざまな箇所で使えます。

・フローリングワイパー:クリーナーシートを装着して使用します。

・ハンディーモップ:電源ケーブルなどの隙間にも通せる毛足の長いハンディーモップがおすすめ。高い場所には柄の長いタイプも便利です。

・雑巾:床の水拭き・乾拭き用に、複数枚用意してください。

・カーペットクリーナー:コロコロとも呼ばれる粘着性のクリーナーで、床の繊維などを取り除きます。

・床用(中性)洗剤:床の材質に合わせて選びましょう。

・段ボール:いらない物を分別するため、なるべく大きめの段ボールを用意しましょう。

・ゴミ袋:不燃物や可燃物などの仕分け用に、多めに準備します。

1. 見える場所に散らかっている、置き場所のない物を片付ける

散らかった物を迷わず分別するには、使用頻度などで「捨てる・捨てない」の基準を決めておくとよいでしょう。捨てる物はゴミ袋に入れ、捨てない物は置き場所を決めて収納します。

不要な物を手放す断捨離のコツについては、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】断捨離したいけどできない人必見!できない理由とうまく手放すコツ

2. 上から下へ、ハンディーモップでほこりを取った後、床をフローリングワイパーで拭く

棚や照明器具の上など、部屋の上部に溜まったほこりをハンディーモップで払います。床に落ちたほこりは、クリーナーシートをつけたフローリングワイパーで大まかに拭いていきます。

3. 奥から手前に掃除機をかける

家具の隙間などに沿って、部屋の奥から手前に向かって順番に掃除機をかけていきます。

4. 床を拭く

掃除機をかけ終わったら、雑巾で拭き上げると、床の皮脂汚れなどがすっきりきれいに。落ちにくい汚れがあるときは、床用洗剤を使って水拭きし、乾拭きして仕上げましょう。

5. 床が乾いたら、カーペットクリーナーをかける

床が乾いたら、仕上げにカーペットクリーナーをかけ、細かい線維くずなどを取り除いて完了です。

部屋以外のお掃除の仕方やポイントについては、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】 お風呂掃除の基本 知っておきたい汚れの落とし方や掃除手順

【関連記事】トイレ掃除の最適な頻度は?頻度別に掃除のやり方を紹介

【関連記事】キッチン掃除箇所別の手順とポイントとは?便利な掃除道具も紹介

部屋をきれいに保つには?

せっかく頑張って掃除をしたら、なるべく散らからないよう維持したいものです。掃除をしてきれいになった部屋を維持するには、下記の4つを試してみてください。

物の定位置を決めて、使ったらすぐに戻す

物の定位置を決めると、「使ったら戻す」習慣ができやすくなります。場所ごとに「あると便利な物」を考え、部屋の中の物を適切な場所に移動させましょう。

例えば、クローゼットの近くにカーペットクリーナーがあれば、床に落ちた線維くずをサッと取り除くのに便利です。

床やテーブルの上には何も置かない

床やテーブルに物が置かれていると、全体に乱雑な印象を与えてしまいます。しまえる物はしまい、しまえない物はきれいなかごやラックなどを活用した、「見せる収納」で対処しましょう。

物を増やさない

物が増えると散らかりやすくなり、掃除前の状態に戻りやすくなってしまいます。衝動買いはやめ、必要か否かをじっくり自問自答してから購入するようにしてください。

こまめに掃除する

掃除をする頻度を上げれば、部屋のきれいさを保ちやすくなります。ほかの作業をしながら、ついで掃除を心がけてみましょう。

掃除は、自信を持って暮らすための第一歩

汚れた部屋に暮らしていると、「掃除もできていない自分」「汚れた部屋に住んでいる自分」に対する自己否定の気持ちが強まり、自信が持てなくなってしまいます。部屋をきれいにするだけで自信がつき、前向きに過ごせるようになるでしょう。

掃除をしようと思っていても、散らかっていてどこから手をつけたらいいかわからない人は、家事代行サービスに依頼してみるのも手です。プロの手を借りて部屋の掃除を一気に進め、新たな一歩を踏み出してみませんか?

家事代行の「サニーメイドサービス」なら、初回限定のお得な「おためしプラン」をご利用できます。一度プロにきれいにしてもらえれば、片付けも習慣づけやすくなるはずですよ。

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