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年末の大掃除の仕方は?効率的に進めるコツや場所別の掃除方法を紹介

2023.10.31

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慌ただしい年末に、家中をきれいにしなければならない大掃除は、気が進まない人も多いのでは?そんな大掃除を効率的に進めるコツや、場所別の掃除ポイントを紹介します。

年末の大掃除の仕方は?効率的に進めるコツや場所別の掃除方法を紹介

年末の大掃除の仕方は?効率的に進めるコツや場所別の掃除方法を紹介

お正月を迎えるための年末行事のひとつである、大掃除。大掃除をすることで家の中の1年分の汚れを落とし、すっきりした気持ちで新年を迎えたいものですね。とはいえ、年末は、仕事やプライベートでも何かと忙しい時期。大掃除の時間を捻出できないまま年の暮れが差し迫り、焦った経験がある人も多いのではないでしょうか。

余裕を持って大掃除を終わらせるには、掃除をする場所を絞り込み、効率的に進めることが大切です。この記事では、年末の大掃除を効率的に進める事前準備やコツのほか、具体的な掃除方法をご紹介します。

大掃除をする前に必要な準備

大掃除がなかなか終わらなかったり、終わったはずなのに後から気になる所が出てきたりする場合、事前の準備が足りなかった可能性があります。

目についた所から闇雲に手をつけるのではなく、計画的に大掃除を進めましょう。ポイントは「スケジュールを立てること」と「チェックリストを作ること」です。

大掃除のスケジュールを立てる

大掃除だからと、「普段の掃除で手が行き届かない部分もきれいにしたい!」と思うあまり闇雲に手を出すと、どれも中途半端に終わる可能性があります。時間が限られている以上、無計画での大掃除への取り組みはおすすめできません。

まずは「大掃除を終えたい日」から逆算して、大掃除のスケジュールの全体感をつかみましょう。その上で、「何を、いつ、どのくらいの時間をかけてやるか」を計算し、計画に落とし込んでいきます。特に汚れていて時間がかかることが予想され、かつ使用頻度が高い場所から行うようにするのがおすすめです。完成した大掃除のスケジュールを家族と共有すれば、役割分担もしやすくなります。

なお、大掃除では不用品がたくさん出るため、ゴミの収集日や粗大ゴミの捨て方を確認しておくことも大切です。年末でゴミの収集スケジュールが変わることも考慮して、自治体のウェブサイトなどをチェックしておくといいですね。

大掃除を始める時期については、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】年末の大掃除はいつからやるのが正解?効率良く進めるコツも紹介

大掃除のチェックリストを作る

大体のスケジュールが決まったら、やるべき場所を漏れなく掃除できるよう、チェックリストを作成します。

「水回り」「リビング」「ベランダ」のように、対象となる場所を大まかに分類した後、汚れが目立つ所や気になる所、いつも掃除できていない所を細かく洗い出していくとよいでしょう。また、必ずやる所と、時間があればやる所に分けておくと、優先順位をつけやすくなります。

大掃除のチェックリスト作りについては、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】年末大掃除はチェックリスト作りから!作り方や見本も紹介

大掃除で準備したいもの

大掃除をする際には、事前に下記のようなものをそろえておくことも、スムーズな進行のために欠かせません。「必要なもの」と「あると便利なもの」に分けて紹介しているので、必要に応じて用意してください。

なお、本格的な掃除用具を買い足すと、意外と出費がかさみます。長く使えるものはこの機会に購入し、使い続けられるかわからないものや使い捨てのものは、100円ショップで購入すると無駄がありません。

<大掃除に必要なもの>

・ゴム手袋

手が荒れやすい水回りの掃除をするときや、手が汚れるトイレなどの場所を掃除するときは、ゴム手袋の着用がおすすめです。

・マスク

ほこりを吸いすぎると体に良くないため、大掃除の際はマスクを必ずつけましょう。

・ハンディワイパー

柄を伸ばせるタイプのハンディワイパーがあれば、お風呂の天井の掃除も楽にできます。

・デッキブラシ

デッキブラシは、玄関のたたきやベランダなどの床を磨くときに使います。

・トイレブラシ

便器をこするときに、トイレブラシは欠かせません。

・雑巾

雑巾は、水拭きや乾拭きに欠かせません。できるだけ多めに用意しましょう。使わなくなったTシャツなどを切って代用するのもおすすめです。

・スポンジ

スポンジは、洗剤つけてこすり洗いをするときに使います。

・バケツ

掃除をする場所と洗面台を何度も往復しなくて済むように、水をためたバケツを用意しておきましょう。

・キッチンペーパー

頑固な汚れには、洗剤を染み込ませたキッチンペーパーを被せておくと、汚れが緩んで取りやすくなります。

・掃除シート

掃除シートは、キッチン周りやリビング、トイレといったさまざまな箇所で使えます。

・ゴミ袋

ゴミ分別できるよう、ゴミ袋は多めの枚数を用意しておくようにしてください。

・中性洗剤

軽い汚れなら、中性洗剤でほぼ落とせます。刺激が少なく、素材を傷めません。

・酸性洗剤(クエン酸など)

酸性洗剤は、水垢、石鹸カス、カルキなどのアルカリ性の汚れを取る際など、主に水回りの掃除で使用します。

・アルカリ性洗剤(重曹など)

アルカリ性洗剤は、皮脂汚れや油汚れなど酸性の汚れを落とすのに便利です。

・塩素系漂白剤(カビ取り剤)

お風呂場などのカビが生えている箇所には、塩素系漂白剤があると効果抜群です。

<大掃除であると便利なもの>

・使い古した歯ブラシ

使い古した歯ブラシは、洗面台の排水口など、細かい部分の汚れを落とすのに重宝します。

・フローリングワイパー

リビングや廊下など、広範囲にわたって床を拭くときには、フローリングワイパーがあると便利です。

・マイクロファイバーのクロス

窓ガラスや鏡など、きれいに拭き上げたい場所にマイクロファイバーのクロスは最適です。

・スクイージー

ガラス窓などについた水気を、きれいに切りたいときにスクイージーが活躍します。

・刷毛

窓のサッシの、レール部分のゴミを払うときなど、細かい部分には刷毛があると便利です。

・新聞紙

新聞紙は、ほこりなどが落ちてくる場合には下に敷いたり、水をつけて窓を磨いたりするときに使います。

・アルコール除菌剤

キッチンやダイニング周り、冷蔵庫、電子レンジを拭く際には、アルコール除菌剤を使うと除菌もできて手間が省けます。

大掃除を効率的に進めるコツ

掃除をする場所が多く、頑固な汚れに手こずることもある大掃除。効率的に進めるには、ちょっとした工夫が必要です。下記の3つのコツを意識して取り組んでみましょう。

不用品を処分しておく

不用品をどかして掃除し、また元に戻すのは非効率です。大掃除の前に不用品を整理する時間を設け、ネットオークションやフリマアプリ、リサイクルショップなどを利用して処分しておきましょう。

断捨離の詳しい方法については、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】断捨離したいけどできない人必見!できない理由とうまく手放すコツ

掃除の順番を考える

掃除の順番も、効率に大きく関わります。基本的には、使用頻度が高くて頑固な汚れが多いキッチンと、最も時間がかかる水回りから始めるようにしましょう。落ちにくい汚れはすみやかにつけ置きし、次の場所に移ります。

<大掃除する基本的なおすすめの順番>

キッチン→水回り→各部屋→廊下・階段→玄関

また、各場所の掃除は、「上から下」「奥から手前」に行うのが原則。下や手前から掃除をすると、上や奥を掃除したときに再びほこりや汚れが落ちることになり、二度手間になるからです。

手が届きにくい高い所、奥まった所から汚れをかき出し、近い所の汚れとまとめて取っていくことを意識してください。

汚れが落ちにくい場所は、あらかじめ洗剤をつけておく

ガスコンロや電子レンジなどの頑固な汚れは、洗剤をスポンジなどに含ませて汚れをこすり、上からキッチンペーパーを貼り付けてなじませておきましょう。ほかの場所を掃除しているあいだに洗剤が染み込み、力を入れてこすらなくても取りやすくなります。

場所別・大掃除の仕方

ここからは、大掃除する場所ごとに、具体的な掃除方法やポイントをご紹介します。より詳しい掃除のやり方については、関連記事も併せてご覧ください。

窓の掃除方法

数が多く面積も広いため、つい面倒になりがちな窓の掃除。内側にはほこりや油汚れ、手垢などが、外側には雨水や排気ガス、土などが多く付着しています。まずは、刷毛でサッシのレール部分に溜まった汚れを取り除いてから、窓ガラス全体のほこりを払い落とし、頑固な汚れをかき出して掃除機で吸い取りましょう。

続いて、外側の窓ガラスから順番に水拭きし、スクイージーで水気を切ってから乾いた雑巾や新聞紙で拭き上げます。網戸も同様に全体の汚れを払い、掃除機などで大まかな汚れを吸い取ってから水拭きするのが汚れを取るコツです。

窓ガラスや網戸など、窓掃除の詳しいやり方については、こちらの記事もご覧ください。
【関連記事】窓掃除の基本:窓ガラス・網戸などの掃除手順やポイントを紹介

キッチンの掃除方法

キッチンを掃除する際は、コンロの周りに置いてある調味料や器具などを、あらかじめ別の場所に移動させておきましょう。ガスコンロやレンジフード、電子レンジのしつこい汚れには、最初にアルカリ性の洗剤をつけておいてください。汚れが緩むのを待つあいだに、壁や床、食器棚などを固く絞った布巾で水拭き・乾拭きします。

シンクの水垢や石鹸カスにはクエン酸、油汚れには中性洗剤、排水口のぬめりには重曹が有効なので、上手に使い分けながら掃除していきます。冷蔵庫は庫内の不要なものを捨て、マイクロファイバーのクロスなどにアルコール除菌剤を吹き付けて汚れを落とすと、除菌もできて一石二鳥です。

お風呂の掃除方法

お風呂掃除の悩みには、壁、床、排水口、換気扇などのしつこいカビやぬめり、皮脂汚れがあります。カビは市販のカビ取り剤、ピンク色のぬめりは中性洗剤またはアルカリ性洗剤、皮脂汚れは弱アルカリ性の重曹と、汚れの種類に応じて洗剤を使い分けると効果的です。

まずは、浴室全体を濡らして軽い汚れを落としてから、壁、床、浴槽エプロン、換気扇、排水溝、ドアなどに洗剤をかけてこすり洗いします。天井は、洗剤を染み込ませた掃除シートを柄の長いハンディワイパーに取り付けて拭くと、効率良く磨けます。

排水口のにおいが気になる場合は、汚れを取ってから塩素系漂白剤をかけ、しばらく放置してから洗い流しましょう。最後に浴室全体をお湯で流せば完了です。

お風呂掃除の注意点として、数種類の洗剤が混ざると有毒ガスが発生するおそれがあるため、混ぜないように使わなければなりません。掃除を始める前には、必ず窓を開けて換気をするようにしてください。また、洗剤を使用したら1度洗い流した後に、ほかの洗剤を使用するように気をつけましょう。

お風呂掃除やお風呂の天井掃除の詳しいやり方については、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】お風呂掃除の基本 知っておきたい汚れの落とし方や掃除手順

【関連記事】お風呂は天井も掃除してる?掃除手順やカビを予防する方法を紹介

トイレの掃除方法

トイレの中で最も汚れやすいのは、尿が飛び散る便座の裏や便器のふちの上・裏、床、壁などです。また、手洗い場、棚など、手がふれる場所には皮脂汚れやほこりがつきやすく、実は目に見えない汚れがたくさんたまっています。

まずは、中性洗剤を便器内の表面、便器のふち、ふち裏にふりかけ、トイレブラシで汚れをこすり落としましょう。便座や便器周辺、床、壁、棚などを拭くのは、掃除シートが活躍します。

トイレタンクは蓋を外し、蓋の表面とタンク内は中性洗剤をつけたスポンジでこすり、最後に水で流して乾いたら元通りに蓋を取り付けましょう。

トイレ掃除の詳しいやり方については、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】トイレ掃除の最適な頻度は?頻度別に掃除のやり方を紹介

洗面所の掃除方法

お風呂とつながっている洗面所も、カビや水垢、ぬめりなどが発生しやすい場所です。特に洗面台の排水口は、髪の毛などが詰まって頑固なぬめりになっていることが多いため、ゴミ受けに絡みついている汚れを丁寧に取り除いてから、内部の汚れを古い歯ブラシなどでこすり落としましょう。

鏡、蛇口、洗面台などの頻繁にさわる場所は、水垢のほか手垢もつきやすくなっています。水垢はクエン酸、手垢は重曹を水に溶かした重曹水を吹きかけてから、スポンジでこすると落ちやすくなります。棚や洗濯機は、物をどかしてから水拭き・乾拭きをしてください。

リビング・各部屋の掃除方法

家族が一堂に会するリビングは、皮脂や汗、食べこぼし、髪の毛など、さまざまな汚れが集積しています。天井や壁は重曹水を染み込ませた雑巾、床はフローリングワイパーで拭き掃除をし、照明器具のカバーは外してほこりを落としてから、水拭きした後によく乾かしましょう。

ぱっと見はきれいに見えるカーテンも、ほこりなどでかなり汚れています。洗濯表示を確認し、家庭で洗えるものは洗濯機で水洗いをすると、すっきりきれいになりますよ。ソファーのカバー、シーツなども同様に洗うようにしてください。

エアコンについては、内部を自分で掃除するのはハードルが高いため、専門業者に頼むのが確実です。

廊下・階段・玄関の掃除方法

玄関からつながる廊下・階段の汚れは、外から入り込んできた土や砂ぼこり、衣類のほこり、髪の毛、花粉などが原因です。まずは、掃除の邪魔になりそうな各所の床に置いてある物をどかしましょう。玄関の靴や傘立てなども片付けてください。

階段から廊下、玄関へと、ほうきを使って塵やほこりを掃き出し、残った分は掃除機で吸い取ります。玄関で靴を脱ぐたたきの部分に泥汚れがついている場合は、少量の水とデッキブラシでこすり落とします。

壁、床、階段の手すり、靴箱などは、水拭きした後に乾拭きすると、手垢などをきれいに拭き取れますよ。

手間がかかる大掃除はプロに任せて、きれいにすっきり新年を迎えよう

年に1度の大掃除では、たまった汚れをきれいに落として、すっきりと新年を迎えたいですよね。とはいっても、慌ただしく過ぎる年末に大掃除の時間を捻出するのは、簡単ではありません。

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年末にプロの手で家中をピカピカにしておけば、年が明けてからの普段の掃除も手間がかなり省けます。掃除が面倒な場所や汚れやすい場所は1ヵ月ごとの定期利用で「汚れたらリセット」を繰り返し、きれいな状態を保ちましょう。

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大掃除を依頼できる業者については、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】年末の大掃除はどの業者に依頼すべき?メリットや選び方を紹介

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