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キッチン掃除箇所別の手順とポイントとは?便利な掃除道具も紹介

2023.11.30

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油汚れなど、頑固な汚れがつきやすく、シンクからガスコンロまで広範囲にわたるキッチン。キッチンの汚れや用意したい掃除道具のほか、箇所別の掃除手順とポイントを紹介します。

箇所別・キッチンの掃除手順とポイントとは?便利な掃除道具も紹介

放っておくとあっという間に汚れが蓄積するキッチン。キッチン掃除は、汚れの種類を見極め、箇所ごとにポイントを押さえて掃除をするのが効率アップのコツです。

今回は、キッチンの汚れの種類や用意したい掃除道具のほか、ガスコンロやシンク、レンジフードといった箇所別の掃除手順やポイントについてご紹介します。

キッチンの汚れの種類と汚れる原因

汚れは、種類によって落とし方や使用するアイテムが異なります。キッチンの掃除を始める前に、付着している汚れの種類と汚れる原因を知っておきましょう。

油汚れ

キッチンにつきやすい汚れとしてまず挙げられるのは、油汚れです。キッチンを使い終わった後に油汚れを拭き取り切れていないと、時間が経つにつれて頑固にこびりつき、掃除の難度が上がってしまいます。

焦げ付き

コンロ、五徳、鍋やフライパンの底の焦げ付きも、キッチンの代表的な汚れのひとつ。

長年蓄積された焦げ付きを取るのは簡単ではありませんが、素材に合った落とし方をすることできれいに落とせるでしょう。

水垢

キッチンの蛇口やシンクは水気があり、水垢がつきやすい場所です。水垢は放っておくと、こびりついて取りにくくなります。

ぬめり

頻繁に掃除しているつもりでも、気づくと発生しているキッチンの排水口のぬめり。嫌なにおいの原因にもなるため、早めに対処したい汚れです。ぬめりの原因は、水分や食べ物のカス、油などを栄養分にして増殖する細菌やカビです。

食べ物のカス

キッチンのコンロの周りやキッチンの床、シンクには、調理中に飛んだり、落ちたりした食べ物の破片、カスがくっついていることがあります。

キッチンの掃除で用意したいもの

続いては、キッチン掃除の際に準備したい掃除道具をご紹介します。

<キッチンの掃除で準備したいアイテム>

・ゴム手袋:キッチン掃除に欠かせない、洗浄力の強いアルカリ性洗剤や塩素系漂白剤は、ふれると皮膚にダメージを与えるおそれもあります。必ずゴム手袋をしてから使いましょう。

<キッチンの掃除で準備したい道具類>

・スポンジ:こすり洗いをする際に使用します。

・布巾や雑巾、マイクロファイバークロス:キッチンを水拭き、乾拭き(からぶき)して仕上げるときに使います。

・布、割り箸:割り箸の先に布を巻き付けて、手の届きにくい箇所を掃除します。

・使い古した歯ブラシ:タイルの目地や細かい汚れなどを、力を入れてこすりたいときに便利です。

・大きめの袋:レンジフードのパーツなど、大きめの物をつけ置き洗いする際、洗浄液を入れて使います。

・バケツ:アルカリ性洗剤と水を入れて、洗浄液を作ります。

・掃除シート:毎日キッチンを使用した後に拭いておくと、落ちにくい汚れがつきにくくなります。

<キッチンの掃除で準備したい洗剤類>

・台所用洗剤:一般的な台所用洗剤として流通しているものが中性洗剤です。軽い汚れなら、一通り落とすことができます。

・アルカリ性洗剤:油汚れなど、頑固な酸性の汚れに有効です。

・重曹:弱アルカリ性の重曹も、酸性の汚れに効果的です。油汚れ、焦げ付き、ぬめりなどに使え、防臭効果もあります。研磨作用もあるので、重曹で磨いた後はピカピカになります。

・酸性洗剤:アルカリ性の水垢に効果を発揮します。

・クエン酸:クエン酸も酸性なので、水垢などアルカリ性の汚れに向いています。特に、シンクや蛇口についた水垢にはクエン酸を使うといいでしょう。

・塩素系漂白剤:排水口のお掃除に欠かせないのが、除菌・漂白・消臭効果がある塩素系漂白剤です。ただし、強いアルカリ性の洗剤なので酸性洗剤と併用すると有毒なガスが発生する可能性があるため、タイミングを分けて使用するようにしてください。

キッチンの掃除で押さえておきたいポイント

キッチン掃除は、どのようにすれば効率的に進めることができるのでしょうか。キッチン掃除のポイントを具体的にご紹介します。

掃除中に換気を良くする

キッチンの掃除では、さまざまな洗剤を使うほか、溜まったほこりが舞うこともあり、空気が悪くなる可能性があります。キッチン掃除の前に、窓を開けて換気扇を回し、空気の循環を良くして気持ち良く掃除できる環境を作っておきましょう。

特に塩素系漂白剤は、使用中も十分な換気をしてから使うようにしてください。

頑固な汚れはつけ置き洗いする

コンロの焦げ付きや換気扇にこびりついた油汚れなど、こすってもなかなか落ちない頑固な汚れに、時間と労力を費やすのはやめましょう。「これは落ちにくいな」と判断したらいったん手を止め、アルカリ性洗剤とぬるま湯をまぜたものにしばらく浸けてから洗ってみてください。

つけ置きをしているあいだにほかの場所も掃除できるので、時間を効率的に使えますよ。

箇所と汚れに応じて洗剤を選ぶ

冒頭でご紹介したとおり、一口にキッチンといっても箇所によって汚れの種類はさまざまで、それぞれ適した洗剤が異なります。掃除時間を短縮するためにも、箇所と汚れに応じて洗剤を使い分けましょう。

キッチンのシンクでも、蛇口・シンク全体はクエン酸や酸性洗剤、排水口は塩素系漂白剤が適しています。ただし、酸性洗剤と強いアルカリ性の塩素系漂白剤を同時に使用すると有毒ガスが発生するおそれがあるため、使用するタイミングは必ず分けるようにしてください。

箇所別・キッチンの掃除手順

ここからは、キッチン掃除の手順を箇所別にご紹介します。掃除箇所が多く、汚れも幅広いキッチンの掃除は、手順に沿って効率的に済ませるようにしましょう。

<キッチンの掃除箇所>

・ガスコンロ

・IHクッキングヒーター

・シンク

・レンジフード

・電子レンジ・オーブン

・冷蔵庫

・食洗機

・壁・床

キッチンのガスコンロの掃除手順

まずは、キッチンのガスコンロの掃除手順からご紹介します。

1.取り外せるパーツは取り外し、天板はスポンジでこする

まずは、ガスコンロの取り外せるパーツをすべて外します。天板は台所用洗剤をスポンジにつけてこすりましょう。トッププレート全体を布巾で水拭きした後、乾拭きします。

2. 五徳やグリル排気カバーなどをスポンジでこすり、汚れが落ちなければつけ置き洗いを

取り外した五徳やグリル排気カバーは、台所用洗剤をつけたスポンジで汚れをこすり洗いします。しつこい汚れがある場合には、お湯を張った大きめの鍋や洗い桶につけ置きして、汚れが緩んだらこすり、洗い流します。

3. バーナーキャップを外して目詰まりを取り、温度センサーは布巾で拭く

バーナーはバーナーキャップを取り外し、穴や溝の目詰まりを取り除きます。その後、台所用洗剤を含ませたスポンジで全体をこすり、水で洗い流した後によく乾かしてください。温度センサーは、固く絞った布巾などで拭き掃除します。

4. 魚焼きグリルは台所用洗剤とスポンジで洗う

グリルや扉は取り外して、台所用洗剤とスポンジで洗いましょう。グリル内部の汚れは、布巾やキッチンペーパーに重曹水を含ませて拭き取ります。水洗いして布巾でグリル全体を水拭き、乾拭きで仕上げます。

5. 各パーツが乾いたら元どおりに取り付ける

各パーツを水洗いしたら乾かしておき、乾いたら元どおりに戻して、ガスコンロの掃除は終了です。

キッチンのガスコンロについては、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】ガスコンロの掃除法は?大掃除がはかどるしつこい油汚れの落とし方

IHクッキングヒーターの掃除手順

火を使わず、電気の力で加熱するIHクッキングヒーター。フライパンや鍋をのせる五徳がないため、飛び散った調味料や油、料理の吹きこぼれなどを拭き取りやすいのがメリットです。

IHクッキングヒーターは、トッププレート・排気口・グリルに分けて掃除します。

1. IHクッキングヒーターのトッププレートを拭く

水で濡らして絞った布で、IHクッキングヒーターのトッププレート部分を拭きます。頑固な汚れがある場合は、台所用洗剤を含ませたスポンジで優しくこすってみてください。

2. 排気口のパネルやカバーを外して洗い、内部を拭く

IHクッキングヒーターの排気口のパネルやカバーを外して台所用洗剤を吹き付け、スポンジや歯ブラシなどで汚れをこすってから洗い流します。しつこい汚れには、つけ置き洗いがおすすめです。

IHクッキングヒーターの排気口内部は、割りばしの先に布を巻き付けて汚れを拭き取ります。台所用洗剤を使う場合には、布に染み込ませてから割り箸に巻き付けましょう。

3. グリルプレートと扉、内部を掃除する

台所用洗剤をスポンジに含ませ、外したIHクッキングヒーターのグリルの扉とグリルプレートをこすり洗いします。続いて、重曹を溶かした水やアルカリ性洗剤を雑巾に含ませて、グリル内部の油汚れや焦げ付きを拭き取りましょう。

キッチンのレンジフードの掃除手順

調理中のにおいや蒸気をダクトから排出するキッチンのレンジフードは、油やほこりが溜まって汚れやすい上、高さがあって掃除がしにくい箇所です。特に、油が付着して塊になると簡単には落ちないため、揚げ物をしたり、魚焼きグリルをよく使用したりする場合には、レンジフードの掃除の頻度を高めましょう。

レンジフードのファンは、縦長の羽が筒状になったシロッコファンと羽がプロペラになっているプロペラファンの2種類あります。プロペラファンの方が比較的取り外しやすく、掃除しやすい形状です。ファンは油汚れでべとついている場合が多いため、必ずゴム手袋をしてから取り外すようにしてください。

また、レンジフードを外す際は油汚れで滑りやすくなっているため、ガスコンロやIHクッキングヒーターの上にパーツを落として、傷がつくなどのトラブルが起こりがちです。ガスコンロやIHクッキングヒーターの上がある場合には、あらかじめトッププレートには新聞紙などを敷いて、カバーしておくことをおすすめします。

1. 洗浄液を作る

大きめのビニール袋にぬるま湯と台所用洗剤を入れ、洗浄液を作ります。

2. レンジフードのパーツを取り外し、洗浄液につける

フィルターやファン、ネジなど、レンジフードのパーツを取り外して、洗浄液につけ置きします。パーツを外す前に電源を切っておかないと感電する可能性があるため、必ずレンジフードの電源を切ってからパーツを外すようにしてください。

3. レンジフード本体を拭く

レンジフードのフード部分にアルカリ性洗剤を吹き付け、雑巾で拭き取ります。レンジフードの内側も同じように拭き掃除をしましょう。

4. つけ置き洗いしたパーツの汚れを落とす

つけ置きしておいたレンジフードのパーツを取り出して、汚れが残っていればスポンジでこすり、水でよく洗い流します。

5. パーツを取り付ける

各パーツをよく乾かしてから、元どおり取り付けて完了です。

キッチンのシンクの掃除手順

キッチンのシンクは、料理の油汚れがこびりついたり、皿洗いしたときに水が溜まって水垢になったりと、汚れが付きやすい箇所です。使う度にスポンジで汚れをこすったり、水気を拭き取ったりと、汚れが溜まらないように気をつけましょう。

1. シンクをスポンジでこすり洗いする

通常のキッチンの油汚れには、台所用洗剤が効果的です。スポンジに台所用洗剤をつけ、汚れをこすり落としていきましょう。研磨剤の成分が多いクレンザーを使ったり、タワシなどで力強く磨いたりすると、シンクが傷付いてしまうこともあるため注意しましょう。

2. シンクや蛇口周りの水垢に、クエン酸スプレーをした後、水で洗い流す

クエン酸スプレーは、水200mlに対しクエン酸小さじ2分の1の割合でスプレーボトルに入れて作ってください。シンクや蛇口周りの水垢に、クエン酸スプレーを吹き付けましょう。

3. 排水口のゴミを取り、重曹を振りかける

排水口の蓋とゴミ受け皿を取り出し、ゴミがあれば取り除きます。蓋やゴミ受け皿のほか、排水口のぬめりが気になる箇所にも、重曹をまんべんなく振りかけます。30分程放置した後、水で洗い流してください。

4. 全体の水気を乾拭きする

最後に、水気を残さないよう、キッチンのシンク全体を乾拭きして仕上げます。排水口の蓋やゴミ受け皿は、キッチンペーパー、シンクは布巾で、水分を残さないようしっかり拭くことが大切です。

電子レンジ・オーブンの掃除手順

電子レンジやオーブンの内部は、温めた布巾で拭きましょう。パーツを煮沸するのに近い除菌効果を得られます。

1. 濡らして固くしぼった布巾を加熱する

布巾は、水で濡らしてよく絞ります。電子レンジの電圧が500~600Wなら、3~5分程、布巾を加熱してください。加熱した布巾は高温になっていて、さわるとやけどしてしまう可能性もあるため、注意して使用しましょう。

2. 電子レンジ・オーブンの内部と外側を拭き掃除する

温めた布巾を取り出して電子レンジ・オーブンの内部・外側を拭きます。最後に、マイクロファイバークロスなどのきめ細かい布で内部・外側を乾拭きするときれいに仕上がり、おすすめです。

冷蔵庫の掃除手順

冷蔵庫の汚れは、野菜の破片やこぼれた調味料、生肉・魚から出るドリップなどが原因です。汚れを軽く拭き取る分には問題ありませんが、全体をしっかり掃除するときは電源を切ってから行ってください。

冷蔵庫の中の食材を移動する手間を省くため、食材を意識的に減らしてから掃除するといいでしょう。

1. 冷蔵庫の電源を切って常温にする

まずは冷蔵庫の電源を切り、冷えて固まった汚れを緩めるために常温にします。食材は外に出し、必要に応じて保冷材や保冷バッグで保存しておきましょう。

2. 水または台所用洗剤を使って冷蔵庫の内部・外側を拭く

水につけて絞った布巾、または台所用洗剤を含ませた布巾で、冷蔵庫の内部と外側を拭きます。内部が汚れているため、外側から拭くのがおすすめです。拭き終わって乾燥させたら電源を入れ、食材を元どおり入れましょう。

食洗機の掃除手順

食洗機には、食器についていた油汚れや食品のカス、水垢などが付着します。汚れの種類ごとに、順序良く掃除していきましょう。

1. 食洗機のフィルターのゴミを取り除く

食洗機の下部に設置してある、残菜フィルターに残ったゴミを取り除きます。フィルターの目に詰まったゴミは、使い古した歯ブラシなどを使うと取りやすいでしょう。

2. 食洗機に洗剤を入れ、洗浄コースで運転する

食洗機の投入口に洗剤を入れて、洗浄コースに設定して運転します。洗い終わったら、十分に庫内を乾燥させましょう。

キッチンの壁・床の掃除手順

キッチン掃除の際、コンロや換気扇に集中していると盲点になりがちなのが、壁や床です。

壁や床には、コンロと同じように飛び跳ねた油や食品のカスが付着する上、家族が頻繁に出入りするため、汗や皮脂、ほこりなども蓄積します。

1. 洗浄液を作る

水を張ったバケツにアルカリ性洗剤を入れ、洗浄液を作ります。ただし、無垢のフローリングやワックス仕上げの床など、キッチンの床の材質によっては洗剤を使うことができないため、掃除前に確認しておきましょう。

2. 洗浄液に浸した雑巾で、床や壁を拭く

雑巾を固く絞り、床や壁を拭いていきます。水気がなくなり乾いたら完了です。

キッチンをきれいに保つ方法

掃除の負担を軽くするため、キッチンはできるだけきれいに保ちたいものです。ここでは、きれいなキッチンを維持する方法をご紹介します。

なるべくキッチンの周りに物を置かないように工夫する

汚れやすいキッチンカウンターやコンロ周辺には、あまり物を置きっぱなしにないような収納の工夫をすると、いちいちどかさなくても調理後にさっと拭けるため、清潔さを保ちやすいでしょう。

キッチンを使っていて汚れたら、すぐに掃除する

キッチン掃除の負担を軽くするには、汚れたらすぐに掃除をして、汚れを溜め込んだり変質させたりしないことが重要です。使い終わって「汚れたな」と思ったら見過ごさず、その場ですぐに掃除をしましょう。

キッチンのシンクや蛇口周りに水気を残さない

水気があって温かい所には、カビが生えやすくなります。キッチンの蛇口周りやシンクは、使い終わったら乾拭きするなど、しっかり乾かすようにしましょう。

頑固な汚れが多いキッチンは、汚れを溜めないように小まめに掃除しよう

キッチンは油汚れや食品汚れなどの頑固な汚れがつきやすく、蓄積すると汚れを取りづらくなってしまう場所です。汚れを溜めないように、汚れたらすぐに掃除するといった、小まめな掃除が欠かせません。

高い掃除頻度が必要な上、掃除場所も多いキッチンの掃除は、年末に一度プロに依頼してきれいにしてもらうと、普段の掃除がぐっと楽になりますよ。

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