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ガスコンロの掃除法は?大掃除がはかどるしつこい油汚れの落とし方

2023.10.31

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ガスコンロの掃除法は?大掃除がはかどるしつこい油汚れの落とし方

ガスコンロの掃除法は?大掃除がはかどるしつこい油汚れの落とし方

汚れの性質的にも構造的にも、掃除に時間がかかる箇所にもかかわらず、使用頻度が高くてあっという間に汚れてしまうガスコンロ。家の中のさまざまな掃除の中でも、特に手を焼いている人が多いのではないでしょうか。

ガスコンロにつきやすい食品汚れや油汚れは、定期的な掃除ですぐに拭き取れば簡単に取れるものの、放置すると冷えてこびり付いて取りにくくなる上、衛生的ではありません。また、焦げ付きも放置するとカチカチに固まって、取りづらくなってしまいます。

年末の忙しい時期に多くの場所を掃除しなければならない大掃除では、1つの場所だけに時間をかけている余裕はありません。この記事では、ガスコンロのしつこい油汚れを手早く落とすための、具体的に準備したいものや掃除手順、注意点を紹介します。

ガスコンロの汚れの種類

ガスコンロの汚れの種類

一口にガスコンロの汚れといっても、その種類はさまざまです。汚れをきれいに落とすには、それぞれの汚れが何によるものかを見極め、特性に応じた対処をしなければなりません。

まずは、ガスコンロに付着する汚れの種類について把握しておきましょう。

食品汚れ

調理の際に使用する醤油、砂糖などの調味料がガスコンロの上にこぼれて時間が経つと、酸化してこびりつき、取りにくくなります。特に、ガスコンロの受け皿に調味料や水分を含む食品汚れがたまると、サビや変色、破損の原因になるため、調理を終えたら外してこぼれたものを拭き取りましょう。

油汚れ

ガスコンロを使って調理する際、避けられないのが油汚れです。揚げ物はもちろん、炒め物や焼き物でも油はねは発生し、コンロに付着します。はねたばかりのときはあまり気にならなくても、時間が経つにつれてベタベタとした頑固な汚れに変わっていくため注意が必要です。

油汚れは放置しているあいだにほこりや焦げを吸着し、より取りにくくなる可能性も高いため、できるだけ時間を置かずに拭き取ることが大切です。

焦げ付き汚れ

調理中に落ちた食材やこぼれた煮汁などがコンロの熱にふれると、燃えて炭化し、焦げ付き汚れになります。

中でも、小麦粉に含まれるデンプンは強力な焦げ付きになるため、食材につけた小麦粉や、ルーに小麦粉を多く含むカレーやシチューがこぼれた場合はすぐに拭き取りましょう。

ガスコンロの掃除で準備したいもの

ガスコンロの掃除をするときは、下記のものを用意しておくと便利です。ガスコンロは頑固な汚れがついていることが多いので、スポンジや古い歯ブラシ、竹串など、汚れをこするさまざまなタイプのアイテムがあると役立ちます。

<ガスコンロ掃除に必要なもの>

・中性洗剤

付いてからあまり時間が経っていない、基本的な汚れを落とすなら台所用洗剤で十分です。

・重曹

メ―カーによっては、ガスコンロの各部位や魚焼きグリルを掃除する際に重曹の使用を推奨していない場合があります。説明書に目を通し、素材を傷める洗い方は避けましょう。

・クリームクレンザー

クリームクレンザーは台所用洗剤では落ちない焦げ付きなど、しつこい汚れに使用します。

・スプレーボトル

スプレーボトルに水100mlに重曹小さじ1杯を溶かし、重曹水を作りましょう。

・布巾、ペーパークリーナー、キッチンペーパー

布巾がなければ、洗剤成分が染み込んだペーパークリーナーや、洗剤を染み込ませたキッチンペーパーでも代用できます。

・スポンジ、古い歯ブラシ、竹串

スポンジや古い歯ブラシ、竹串はこすり洗いに使います。金属タワシでこすると傷をつけてしまうため、使用は控えましょう。

・大きめの鍋、または洗い桶

大きめの鍋や洗い桶がない場合には、大きめのビニール袋でも代用可能です。

・ゴム手袋

ガスコンロの掃除では、油汚れでベタついたり、パーツの先端でケガをしたり、洗剤で肌荒れしたりするおそれがあります。安全に掃除するためにも、ゴム手袋を着用しましょう。

ガスコンロの掃除の流れ

ガスコンロには、さまざまなパーツがあります。効率的に掃除をするには、下記の手順で進めていくのがおすすめです。

1. 天板:取り外せるパーツは取り外し、台所用洗剤をつけたスポンジでこする

まずは、ガスコンロの取り外せるパーツをすべて外しましょう。つけたまま掃除をするより、細部まで手が行き届きやすくなります。

天板は台所用洗剤をスポンジにつけてこすり、落としきれない汚れには、スプレーボトルに入れた重曹水を使いましょう。汚れに直接吹き付けてから、布巾やペーパークリーナー、スポンジなどでこすります。トッププレート全体を固く絞った布巾で水拭きした後、乾いた布巾で水気を吸い取ります。

2. 五徳やグリル排気カバー:スポンジでこすっても汚れが落ちにくければ、つけ置き洗いする

取り外した五徳やグリル排気カバーは台所用洗剤をつけたスポンジで汚れをこすり、汚れが落ちにくければ重曹やクリームクレンザーを試してみてください。

それでも落ちきらないしつこい汚れがある場合には、40℃のお湯を張った大きめの鍋や洗い桶につけ置きして、汚れが緩んだら台所用洗剤でこすってみましょう。

汚れを落としたらよく水で洗い流した後、乾かしておきます。

3. バーナーキャップや温度センサー:バーナーキャップを外して目詰まりを取り、温度センサーは布巾で拭く

コンロの中心にあるバーナーはバーナーキャップを取り外し、穴や溝の目詰まりを取り除きます。バーナーキャップは使い古しの歯ブラシでこするか、竹串などを溝に沿って滑らせると取れやすくなります。目詰まりが取れたら、台所用洗剤を含ませたスポンジで全体をこすり、水で洗い流したらよく乾かしましょう。

バーナーの中心部にある、鍋底の温度を検知するための温度センサーは、水を含ませて固く絞った布巾やペーパークリーナーなどで拭き掃除します。

汚れが取れたら、乾いた布巾で水分をしっかり拭き取りましょう。センサーが曲がらないよう、片手でしっかり支えながら行ってください。

4. 魚焼きグリルの皿や網:ついたばかりの汚れは、台所用洗剤とスポンジで洗う

ついてから間もない汚れなら、台所用洗剤とスポンジで落とせます。グリルを取り外して、シンクで洗いましょう。

スポンジで洗ってもヌルヌルした魚の油が残っている場合や、魚の身や皮などがこびりついている場合には、つけ置きがおすすめ。グリルの皿と網を40℃のお湯で濡らしてから重曹をふりかけ、冷めてからスポンジでこするか、キッチンペーパーを被せてしばらく置いてから、スポンジでこすって水で洗い流します。

スペースが許せば、洗い桶などをお湯に重曹を溶かした重曹水で満たし、グリルをつけ置きすると簡単に汚れが取れます。

5. 魚焼きグリルの内部や扉:グリル内部は重曹水を含んだ布巾などで拭き、扉は台所用洗剤で洗う

グリル内部の汚れは、布巾やキッチンペーパー、ペーパークリーナーに重曹水を含ませて拭き取ります。なかなか取れない場合は、再度重曹水を染み込ませたキッチンペーパーを押し当て、しばらく放置して汚れが緩んでから拭くといいでしょう。

グリルの扉は外せれば外して、台所用洗剤をつけたスポンジで洗います。

最後は、水洗いして固く絞ったきれいな布巾で全体を水拭きした後、乾いた布で水気を拭き取ります。

6. 各パーツ:乾いたら元通りに取り付ける

五徳やグリル排気カバー、バーナーキャップ、魚焼きグリルの皿、網などの各パーツが乾いたら、元通りに取り付けてガスコンロ掃除は完了です。

ガスコンロを掃除する際の注意点

ガスコンロはガスや火を扱う場所なので、危険もあります。掃除する際は、下記の点に注意しましょう。

ガスコンロが冷めていることを確認する

ガスコンロは使用頻度が高く、付着する汚れの性質もしつこいものが多くなっています。汚れをためないよう、調理したらすぐに掃除するのが最良の方法ですが、ガスコンロの天板や五徳が熱いうちにさわるのは絶対に避けましょう。魚焼きグリルも同様に、調理直後に掃除をするとやけどをする危険があります。

調理を終えてからしばらくのあいだは手をつけず、庫内の熱がしっかり冷めてから掃除をするようにしてください。

ガスの元栓を閉める

コンロ周りの掃除をする際は、必ずガスの元栓を閉めましょう。ガスの元栓を開けたまま掃除をしていると、誤ってスイッチにふれた際に点火してしまったり、ガス漏れを誘発したりする可能性があるからです。

ガスコンロは、こまめな掃除で汚れの蓄積を防ぐことが重要

ガスコンロは、こまめな掃除で汚れの蓄積を防ぐことが重要

ガスコンロは日常生活でも使用頻度が高く、油や調味料、調味液などによるしつこい汚れがつきやすい場所です。できるだけ使用後に気になる汚れを拭き取り、汚れの固着を防ぎましょう。

ガスコンロに時間が経った汚れが付着して掃除が難しい、そもそもガスコンロの掃除に時間をかけられないといった場合には、清潔な状態を保つために家事代行サービスなどプロの手を定期的に借りる方法がおすすめです。調理後に目につく汚れを軽くふき取るだけで済むようになり、日々の家事負担がぐっと軽くなるはずですよ。


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