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掃除ができないのはなぜ?きれいにできる6つのポイントを紹介

2023.05.01

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掃除ができず悩んでいる人に、なぜ掃除ができないのか理由を説明します。掃除をして部屋をきれいにできるようになるための6つのコツも紹介しますので、参考にしてください。

掃除ができないのはなぜ?きれいにできる6つのポイントを紹介

「掃除ができないので、家に人を呼べない」「気づくといつも汚部屋状態で、どうしていいかわからない」と、掃除に関するコンプレックスを抱えている人は少なくないでしょう。

しかし、料理や育児などに比べて、掃除は「やる気になれば誰にでもできる家事」「できて当たり前の家事」といったイメージが強いため、誰かに相談したり人を頼ったりするのには勇気がいります。散らかった部屋を見ながら、人知れずストレスを抱えている人もたくさんいるのではないでしょうか。

掃除ができない人が部屋をきれいにするには、自分の特性を知り、ポイントを押さえて行動する必要があります。本記事では、掃除ができない理由や掃除ができないことによるデメリットと併せて、掃除ができない人が部屋をきれいにするための6つのコツをご紹介します。

掃除ができない理由

部屋の掃除ができないことには、「怠けている」「いい加減」といった、ネガティブなイメージがつきまといます。掃除は一般的にできて当然のこととされているだけに、できない自分を情けなく感じることもあるでしょう。しかし、「きれいにしたい」という気持ちはあるにもかかわらず、どうしてもできないケースもあるのです。

掃除が苦手だと自覚していたり、周囲に掃除ができない人がいたりする場合は、まずは「できない理由」を把握することから始めてみてください。

忙しくて掃除をする時間がない

掃除をしたいけどできない理由として最も多いのは、日々忙しくて掃除まで手が回らないケースです。期限のある仕事を抱えている人や、まだ幼くて手がかかる子供を抱えている人、24時間ずっと目を離せない要介護者を介護している人などは、「食べること」「眠ること」が最優先で、少しの汚れやほこりには目をつぶって暮らしていることが多いでしょう。

仕事に追われる一人暮らしの人の場合、掃除をしなくても人に迷惑をかけるわけではないため、家族がいる人よりさらに掃除を後回しにする傾向があります。

掃除や片付けが苦手

幼い頃から掃除を苦手としている人も少なくありません。掃除が苦手な人は、「掃除や片付けの基本がわかっていないために集中力が続かないパターン」と「やるからには完璧にしたい完璧主義のパターン」とに大別されます。

前者はまず掃除の手順とやり方を知ること、後者は限られた時間と自分の能力でできる範囲を自覚し、無理せず掃除に取り組むと割り切ることが大切です。

掃除の習慣がない

同居する家族にほぼすべての家事を任せていて、進学や就職、転勤のために一人暮らしをするようになった人には、これまで掃除の習慣自体がありません。そのため、「いつ」「どうやって」掃除をしていいかわからず、散らかったままになっている可能性があります。

幼い頃に両親が仕事や介護で忙しくて部屋が掃除されておらず、やり方を教えてもらう機会がなかった人も、掃除の習慣がないことが多いでしょう。

掃除ができない性格

性格が原因で、掃除ができないこともあります。掃除をするには、いる物といらない物、すぐやることと後回しで良いことを素早く判断して選別し、段取り良く進めていく必要があります。しかし、優柔不断な人は、「捨てるべきか、取っておくべきか」「何からやるべきか」が決めきれず、掃除が進みません。

また、時間や物の管理がルーズな人も、「毎朝、朝ごはんが終わったら必ず床を拭く」「1週間に1回、徹底的にお風呂を掃除する」といった目標を立てても進められず、ずるずると掃除をしない日々が続く傾向があります。

掃除ができないことによるデメリット

「掃除ができなくても、すぐに困るわけじゃないし…」と思うかもしれません。実際、数日間飲まず食わずのままいればすぐに健康に支障が出ますが、掃除は2、3日さぼったところで、目立った影響はないでしょう。

しかし、掃除ができない状態が続くと、実はさまざまなデメリットが生じます。

健康に悪影響がある

食べ物のゴミがきちんと処理されていない台所や、ほとんど掃除機をかけていない部屋は、ゴキブリやダニ、ハウスダストの温床です。ダニやハウスダストはアレルギーの原因になり、ゴキブリは病原菌を運んで来る可能性があります。

気が散って落ち着かない

物があふれた部屋は、人の集中力を削ぎます。目にさまざまな物が映りこんで思考を邪魔するほか、「片付けないと」「このままじゃいけない」といった気持ちが、常に心のどこかにあるからです。

すると、自宅での勉強やテレワークがはかどらない、家で休養していてもなんとなく心と体が休まらないといった問題が起こります。

家や家具が傷みやすくなる

掃除をしていると、家の傷みや不具合に気づきやすくなるものです。掃除をしない人は、いつも同じ目線で同じ物しか見ていないため、床の傷や汚れ、家具の不具合などを見落としてしまい、適切な時期にメンテナンスをすることができません。

人とのコミュニケーションが疎かになる

新築できれいな状態の家なら、自宅に人を招きたいと思う人もいるでしょう。しかし、物があふれ、ゴミの始末も後回しの部屋には、人を呼びにくいもの。家の行き来に発展するような深い関係を築くのが怖くなり、みずから人との関係を遠ざけてしまう可能性もあります。

掃除ができるようになるコツ

掃除ができない人が闇雲に片付けても、なかなか掃除は進まないでしょう。ここでは、効率的に掃除ができる人になれる、6つのコツをご紹介します。

1 生活の中で掃除を習慣化する

掃除が苦手な人は、「がんばって掃除をするぞ」と漠然とした目標を立てるだけでは長続きしません。「テレワークを始める前の1日10分、デスク周りの掃除から始める」というように、掃除を始める時間帯や内容を具体化し、毎日の習慣に組み込んでみてください。

毎日の家事の中に掃除を組み込むのもおすすめです。「キッチンを使ったら、最後にガスコンロと作業台を水拭きする」「洗面所を使ったら、洗面ボウルの周辺と鏡を拭く」「トイレを使ったら、床や壁を専用のペーパーでサッと拭く」といったように、ついでの掃除を増やして汚れを溜め込まないようにしましょう。

2 すべてを掃除しようとせず、少しずつやる

気になる所の掃除を一気に終わらせようとすると、一つひとつの作業がどうしても粗くなります。また、タスクが多くなりすぎて、心理的な負担が大きいでしょう。途中で嫌になってやめ、中途半端な状態になることで、より掃除への意欲が失われる可能性もあります。

やろうと決めた日にすべてのタスクを盛り込むのではなく、タスクを曜日ごとに割り振るなどして、無理なく継続して掃除することを目指してみてはいかがでしょうか。

3 物を減らす

物が増えると収納場所が足りなくなり、行き場を失った物があちこちに散らばることになります。床に余分な物が置かれていると、いちいちどかして掃除機をかけなければなりません。ただでさえ面倒な掃除にさらに手間が加わることで、ますます掃除を敬遠するようになります。

物が多い人は、掃除の仕方を考える前に、いらない物を捨てることから始めましょう。物が多い人は物を捨てられない人が多いため、次のような自分なりの「物を捨てる基準」を決めておくと、判断が早くなります。

<物を捨てる基準の例>

  • 1年着ていない服は捨てる
  • 壊れている物は捨てる
  • 無料でもらっても使わない物は捨てる
  • 似たような服や小物が2つ以上ある場合は1つだけ残す

4 収納の仕方を工夫する

掃除を楽にするには、そもそも物を散らかさないのが一番です。出しっぱなしにしないよう、一つひとつの物について定位置を決めてください。後で取り出すときにスムーズに見つけられるよう、使う場所の近くに収納場所を設定すると便利です。物の場所が決まったら、使ったら戻すルールを同居人がいれば共有し、必ず定位置に戻すことを徹底しましょう。

また、物を買う前の段階から、収納スペースを念頭に置いて「いる・いらない」を判断すると、余分な物を買い込まなくなります。自宅の収納スペースと、収納の余力を把握しておくことが大切です。

5 掃除をする目標を作る

掃除をしなくても特に不自由を感じていない場合、掃除をするモチベーションづくりから取り組む必要があります。「自宅に人を招いてパーティーをする」「スペースを作らなければ置けないお気に入りの家具を買う」など、掃除が必要不可欠な状態を作りましょう。

机や椅子を置いてテレワークをする環境を整えれば、カメラに映り込む周辺の片付ける意欲がわくかもしれません。

6 家事代行サービスなどプロの手を借りる

あれこれ試してもどうしても掃除が進まない、短時間でも時間を捻出するのが難しい、何から手をつけて良いかわからない…といったときは、思い切ってプロの手を借りてみてはいかがでしょうか。

家事代行サービスは掃除などの日常の家事をプロのスタッフが代行してくれるため、掃除ができない人にこそ使ってほしいサービスです。まずは「お試しプラン」を利用してみて、プロの手で「きれいな状態」「物が収納された状態」を作り、その状態を維持することから取り組むのもおすすめです。

自力ではいくらやってもゴールがなかなか見えなかった掃除や片付けが数時間で済み、きれいな環境で暮らすことの快適さを実感できるはず。また、「せっかくお金を払ってきれいにしてもらったんだから維持しよう」とも思うため、自分で少しずつ掃除や片付けを習慣化させることも期待できるでしょう。

掃除ができない理由を把握して、少しずつ掃除を習慣付けよう

掃除ができない理由は、人によってさまざまです。まずは、なぜ掃除ができないのか、理由を明確にすることで解決が近づきます。

掃除や片付けは、やればすぐにできるようになるものではありません。ご紹介した「掃除ができるようになるコツ」を参考に、毎日の生活の中で無理なくできる「ついで掃除」などを取り入れ、少しずつ習慣化していきましょう。

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