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簡単にできる!ベランダの掃除方法まとめ
2024.08.30
ベランダ掃除の基本や必要な道具、手順を詳しく解説。 マンション住まいに適した、水を使わない掃除方法やそれに応じた配慮のポイントも紹介。 効率よく清潔なベランダを守るためのコツをまとめています。
ベランダ掃除の基本
ベランダは、直接外に面しているため、風や雨、ホコリ、花粉、落ち葉などの影響を受けやすい場所です。これらの汚れが積もると、ベランダ全体が不衛生になり、見た目が悪くなってしまうので、清潔に保ちたいですよね。
ベランダ掃除に必要なものや手順をあらかじめ理解しておくことで、効率よく掃除することができます。
ここでは必要なアイテムや基本的な掃除の流れについて、ご紹介していきます。
用意するもの
基本的には以下の道具を用意すると良いでしょう。
また、ベランダの掃除を始める際に必要なものを揃えてベランダ近くに置いておくことで、いちいち取りに行く手間を短縮できます。
<必要なもの>
・ほうき、ちりとり
・掃除機
・ブラシ、スポンジ
・重曹もしくは住宅用洗剤
・クエン酸
・新聞紙
・ゴミ袋
<あると便利なもの>
・古いタオル
・モップや拭き掃除用の布
掃除の手順
- 掃除しやすいように片づける
ベランダの掃除はステップごとに進めると効果的です。まず初めに、ベランダを片付けてなるべく物がない状態をつくりましょう。ベランダに家具や観葉植物が置いてある場合は、一度室内に移しておきましょう。
- ほうきとちりとりで床のほこりや砂ぼこりを取る。
ほこりや枯れ葉、土などを最初にほうきで取っておきましょう。ゴミ袋を用意しておけば、集めたゴミをすぐに捨てられ、室内に汚れを持ち込まずに済みます。
- 気になる汚れを洗剤と水を使って落とす
頑固な汚れや油汚れがある場合は、重曹や専用の洗剤を汚れに直接振り掛けて、ブラシやスポンジでこすります。ベランダの床が柔らかい素材の場合は、傷つく可能性があるため、雑巾や布などで拭き取るのがおすすめです。
また、鳥のフンには、クエン酸を使うと効果的です。
- 掃除機を使って細かいゴミやほこりを吸い取る
汚れを取ったら、最後に掃除機を使って細かいゴミやほこりを吸い取りましょう。 さらに、もしベランダの材質が水に強い場合は、水を少量使って拭き掃除を行います。しかし、マンションのベランダでは水の使用をなるべく控えることが求められるため、濡れた雑巾やモップで水を使わずに汚れを落とす方法がおすすめです。 掃除が終わったら、ベランダに置いていた家具や観葉植物などを元の位置に戻し、全体を見渡して仕上がりを確認しましょう。
場所ごとの掃除方法
ベランダは、外に面しているため様々な汚れが溜まります。ここでは、場所ごとに効果的な掃除方法を紹介します。
壁の掃除
ベランダの壁には、油汚れが溜まりやすいです。主に排気ガスなどが原因で、べたべたしてなかなか落とせないのが特徴です。このような汚れを効果的に掃除するためには、専門の洗剤を使用することが重要です。まず、油汚れ専用の洗剤を汚れが気になる部分にスプレーし、しばらく放置します。次に、柔らかいブラシを使って丁寧にこすり、汚れを取り除きます。その後、濡らした布で洗剤を拭き取ります。この方法で、油汚れがきれいに落ちます。
床・手すりの掃除
床や手すりには、鳥のフンなどの汚れが付くことがあります。鳥のフンには、ベランダを腐食させてしまう可能性があるだけでなく、様々な菌を含むフンの粒子は、吸い込むことで感染症やアレルギー症状を引き起こす場合もあります。そのため、ベランダで鳥のフンを見つけた場合は、できるだけ早めに掃除することが重要です。まず、手袋とマスク着用し、直接触れないように気を付けましょう。固くなったフンをヘラなどでそっと取り除きます。その後、重曹と水を混ぜたペーストを汚れ部分に塗布し、10分ほど放置しておきます。次に、湿らせた布でやさしく拭き取ります。何度か繰り返し行うことで、鳥のフンの跡が鳥のフンの跡がきれいに消えます。
排水溝の掃除
ベランダの排水溝は、土ぼこりや砂ぼこり、洗濯物の綿ぼこりなどで詰まりやすい場所です。定期的に掃除することで、水がスムーズに流れるようになります。まず、排水溝カバーを取り外し、ゴミや汚れを取り除きます。そして、古い歯ブラシや小さなブラシを使って排水溝の内部をしっかりと掃除します。さらに、重曹を撒いてしばらく置いてからお湯を注ぐことで、より簡単に汚れを取り除けます。排水溝の掃除を定期的に行うことで、ベランダの清潔さを保つことができます。
掃除のコツとポイント
効率的な掃き掃除の方法
ベランダの掃除では、効率的な掃き掃除が重要です。掃除を始める前に、ベランダの全体を見ることでどこに特に汚れがたまっているか確認し、掃除の手順を決めましょう。ベランダ掃除も室内の掃き掃除と同じように奥から手前に進めていくのが基本となります。また、マンションのベランダは風の影響で四隅に土ぼこりや砂ぼこりがたまりやすいので、四隅を特に注意して掃きましょう。
新聞紙を使った掃除方法
新聞紙を使うとベランダの床掃除が簡単になります。まず、ベランダの床全体に広げられるだけの新聞紙を用意し、床に敷き詰めましょう。土ぼこりや砂ぼこりが多い場所には隙間なく敷き詰めるとほこりをしっかり吸着してくれるためより効果的です。掃除後は新聞紙をまとめて捨てるだけなので、簡単に床が綺麗になります。また、新聞紙には吸水性もあるので、軽い湿り気がある汚れも取ることができます。
重曹とクエン酸の活用法
ベランダの頑固な汚れには、重曹とクエン酸を組み合わせた掃除方法もおすすめです。まず、重曹を汚れた部分にまんべんなくふりかけ、水で軽く湿らせます。その後、クエン酸を溶かした水をスプレーボトルに入れ、重曹がかかった部分にスプレーします。シュワシュワと科学反応により発砲し、汚れが浮き上がってきます。少し時間を置いた後、スポンジやブラシでこすり、最後に乾いた布で拭き取ることでベランダがきれいになります。
マンションのベランダ掃除における注意点
マンションのベランダは、専有部ではなく共有部であるので、隣人へ配慮しなければならない場面もあります。ここでは、どういった部分に気を付けたらいいのか説明します。
水を使わない方法
ベランダ掃除は水で洗い流すイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、マンションのベランダは、排水溝が複数の部屋と共有である場合が多いため、ベランダ掃除の際は隣の住人や階下への配慮が必要です。汚れた水が下の階や隣のベランダにも流れてしまい、近隣住民とのトラブルの原因になることがあるため、できるだけ水を使わずに掃除する方法をおすすめします。まず、ベランダに溜まった土ぼこりや砂ぼこりは、ほうきでしっかりと掃き取ります。掃除機を使うとさらに効果的です。また、固まった汚れや鳥のフンは、ウェットティッシュ等を使って拭き取ることができます。洗剤や重曹を水に溶かしてスプレーボトルに入れ、汚れに直接吹きかけてから拭き取るのも効果的です。
時間帯や周囲の洗濯ものに配慮する
掃除をする際は、音がうるさくない時間帯を選ぶことが大切です。早朝や深夜を避け、特に日中の時間帯を選ぶと良いでしょう。また、隣や下の階のベランダで洗濯物などを干している場合もあるため、掃除の際にゴミやほこりが飛び散らないよう、細心の注意を払いましょう。エアダスターなどの使用を避け、手動でほうきを使ってほこりを集める方法が静かでおすすめです。さらに、掃除を行う前に隣人に一声かけておくと、トラブルを未然に防ぐことができます。
おすすめの掃除頻度やタイミング
ベランダの掃除は、快適な屋外空間を保つために欠かせませんが、その頻度やタイミングを知っておくことが大切です。ここでは基本的な頻度からそれ以外でも必要なタイミングについて説明していきます。
なお、マンションによっては、マンション側で手配した清掃業者が定期的に掃除を実施することもありますので、そのような方においては、それだけでは足りない時、または汚れが気になったタイミングに実施するようにしてください。
ベランダ掃除の頻度
一般的に月に1回を目安にするのが理想です。定期的に掃除をすることで、埃やゴミが溜まりすぎるのを防ぎ、清潔な状態を保つことができます。ただし、使用頻度や天候によっては、もう少し頻繁に掃除を行うことも検討しましょう。
ベランダ掃除のタイミングは?
掃除のタイミングについては、以下のポイントを押さえておくと効果的です:
- 春と秋: この時期は花粉や落ち葉が多くなるため、特に念入りに掃除するのがおすすめです。
- 梅雨の後や台風シーズンの後: 湿気や雨風によって汚れがこびりつくことが多いため、これらの時期には追加の掃除が必要です。
- 長期間不在の後: 出張や旅行から戻った際には、ベランダにたまったゴミや汚れをすぐに取り除くことが重要です。
- ベランダでバーベキューを行った後:バーベキューで使用した器具や食べ物の残りかすが壁に残っていることが多く、汚れや害虫が発生する原因になるためその都度掃除を行いましょう。
適切な頻度・タイミングで掃除を行うことで、常に清潔なベランダを保つことができます。
ベランダ掃除と一緒にやりたい窓や網戸の掃除については、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】【窓掃除の基本】窓ガラス・網戸などの掃除手順やポイントを紹介
【関連記事】網戸掃除は外さず簡単にできる!掃除の手順とポイントを紹介
定期的な掃除で快適なベランダライフを楽しもう
ベランダの掃除は、快適な生活空間を保つために定期的に行うことが重要です。掃除を効率よく進めるには、汚れに対応できる道具や洗剤を準備し、基本的な手順を守ることが大切です。土ぼこりや砂ぼこり、鳥のフン、排気ガスなど、汚れの種類に応じた掃除方法やコツを覚えると、より効果的に掃除できます。特にマンションのベランダ掃除では、水を極力使用しない方法や隣人への配慮が求められます。例えば、新聞紙を使って乾いた汚れを拭き取る方法や、水を使わずに適切な掃除道具を活用することが有効です。また、専用ブラシや掃除機をうまく使いこなすことで、短時間で効率的に掃除が進みます。
これらのポイントを押さえて、ベランダ掃除を定期的に行うことで、洗濯物や布団を干すスペースやガーデニングエリアとして快適な環境を維持することができます。ぜひ日常生活に取り入れて、清潔で心地よいベランダを目指しましょう。