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掃除機は何時まで使っていい?早朝や深夜にかける際の注意点も紹介
2024.07.30
マンションやアパートなどでは、掃除機を何時まで使っていいのでしょうか。周囲に迷惑になりづらい時間帯や騒音トラブルを避けるポイントを紹介します。
目次
掃除機は何時までかけていい?早朝や深夜にかける際の注意点も紹介
よくあるご近所トラブルのきっかけといえば、掃除機の動作音をはじめ、子どもの足音やピアノなどの楽器の音といった騒音です。マンションやアパートなどの集合住宅の場合、周囲の部屋に生活音が響いてしまうことがあるため、配慮が必要です。
掃除する時は当たり前のように掃除機をかけますが、どうしても大きな音が出てしまうため、使う時間帯には気を使いますよね。しかし、仕事や学校で昼間に家を空けている人の場合、家事をする時間は朝か夜しかないため、掃除機をかけていいか悩むのではないでしょうか。
そこで今回は、掃除機を使っても隣人の迷惑になりづらい時間帯や、早朝や深夜にできるだけ音を立てずに掃除をする方法などをご紹介します。
集合住宅で掃除機を使ってもいい時間帯は?
掃除機の動作音は意外と響きやすいため、集合住宅では隣人が不快に感じてしまう可能性があります。一軒家であっても、隣との距離が近い場合は配慮が必要ですが、隣接する部屋に音が響きやすい集合住宅のほうがトラブルになりやすいといえます。
では、集合住宅の場合、何時から何時までであれば掃除機を使っても迷惑になりづらいのでしょうか。一般的に、集合住宅で掃除機を使ってもいいとされる時間帯を見ていきましょう。ただし、ご紹介する時間帯はあくまで目安です。どの時間帯であっても周囲を気遣う一定の配慮は必要です。
平日に掃除機を使うなら8時から20時まで
平日は、8時から20時までの間に掃除機を使うことをおすすめします。
平日の8時は、多くの人が出勤や登校のために身支度をしたり、家を出たりする時間帯です。それぞれの部屋で生活音がしていれば、周囲の音はあまり気になりません。家族を送り出した主婦や主夫が掃除を始める時間帯でもあることから、気兼ねなく掃除機を使うことができるでしょう。
夜は、20時を過ぎると小さな子供の就寝時間に重なりやすく、大人も1日の疲れを取るためにリラックスして過ごし始める時間帯です。静かに過ごしている人が多い時間帯に掃除機を使ってしまうと、日中より動作音が響いてしまいます。そのため、夜に掃除機を使うときは、20時までが望ましいと考えられます。
休日に掃除機を使うなら10時から20時まで
休日に掃除機を使うときは、10時から20時までがおすすめです。
休日は、平日に比べて遅く起床したり、朝からのんびりと静かな時間を過ごしたりしている人が多いと考えられます。平日と同じように朝8時から掃除機を使ってしまうと「ゆっくり起床したかったのに、掃除機の音で起こされてしまった」「のんびりコーヒーを楽しんでいたのに、掃除機の音がうるさくて不快…」といったこともあるかもしれません。午前中に掃除機をかけるなら10時以降、できればお昼近くまで待ってから掃除機をかけるといいでしょう。夜は平日と同じく、20時までがベストです。
適した時間帯に掃除機を使えない場合の対処法
掃除機を使う場合、基本的には前述した時間帯がおすすめです。しかし、生活スタイルによっては、ご紹介した時間帯に掃除機を使うことが難しい場合もあるでしょう。
ここでは、早朝や深夜にしか掃除ができない場合に便利な、音が気になりづらい掃除方法をご紹介します。
フロアワイパーや粘着クリーナーで掃除をする
周囲が静かな時間帯にどうしても掃除をしなければならないときは、音が出にくい掃除用品で代用するのがベストです。掃除機を使うような場所を掃除したいときは、フロアワイパーや粘着クリーナーを使いましょう。
使い捨てのシートをつけて床を拭き掃除できるフロアワイパーなら、音を立てずにフローリングに落ちた髪の毛やほこりなどを取り除けます。毛足の長いラグやマットなどは、コロコロ転がすだけで隙間に入り込んだゴミまでキャッチできる、粘着クリーナーがおすすめです。
また、ほうきとちりとり、雑巾などを使って掃除をする方法もあります。
ハンディ型の掃除機を使う
早朝や深夜に掃除機を使いたいときは、キャニスター型の掃除機ではなく、音が小さく響きにくいハンディ型の掃除機を使うといった選択肢もあります。
掃除機は、ゴミを溜める本体とヘッド部分が別々になったキャニスター型が一般的で、最近は本体とヘッド部分が一体となった、スティック型も多く見られますが、どちらも動作音が比較的大きめです。
一方、コンパクトなハンディ型の掃除機の場合、パワーはやや劣るものの、動作音が比較的小さめです。テーブルの下や脱衣所など、限られた場所だけを掃除する分には問題ありません。キャニスター型やスティック型の掃除機がすでにある場合も、気になるところをさっと掃除するためのサブの掃除機として持っておけば重宝します。
ただし、ハンディ型の掃除機でもまったく音が出ないわけではないため、長時間の使用は避けてください。ハンディ型の掃除機を使う前に、フロアワイパーなどで大まかにほこりを取り除いておけば、時間短縮につながります。
ロボット掃除機を使う
一般的な掃除機よりも初期コストはかかりますが、適した時間帯に掃除機を使えない場合は、ロボット掃除機を使うといった方法もあります。
ロボット掃除機とは、内蔵したセンサーで障害物を避けながら自動で動き、床のゴミを吸い取る掃除機のことです。スマートフォンからスイッチのオン・オフができる商品もあり、外出先からでも操作が可能です。商品によっては、タイマーのセットもできるため、家主が不在の時間帯でも掃除を進めてくれます。
平日の朝8時以降にタイマーをセットすれば、周囲の迷惑になりにくい時間帯に掃除を済ませることができますよ。
掃除機の音による騒音トラブルを避けるポイント
一般的に掃除機をかけても問題ないとされる時間帯でも、大きすぎる音はトラブルのもとになりかねません。生活スタイルや音の感じ方は人それぞれです。時間帯にかかわらず周りの人への配慮は忘れないようにしましょう。
騒音トラブルを避けるために、下記の3点を心掛けて掃除をすることをおすすめします。
窓を閉めて掃除機を使う
掃除機を使うときは、音漏れを防ぐため、窓を閉めてから使用しましょう。
また、ほこりやゴミを舞い上がらせないためにも、窓を閉めて掃除機を使ったほうがいいともいわれています。「掃除中は基本的に窓を開ける」という人も多いかもしれません。しかし、窓を開けて掃除をすると、吹き込んだ風で室内のほこりやゴミが舞い上がり、掃除が終わる頃に落ちてくるため、再び床が汚れてしまいます。
掃除中は窓を閉め、掃除が終わってから窓を開けて換気をするようにしてください。
掃除機の本体を持ち上げて掃除機をかける
掃除機の気になる音といえば、モーター音や排気音です。しかし、前述したキャニスター型の掃除機の場合、本体を引っ張って床をゴロゴロと転がす音も意外と響いてしまいます。本体を片手で持ちながら掃除機を使うことで、本体を転がす音がなくなるため、比較的静かに掃除機を使えるでしょう。
なお、「掃除機の本体を持ちながら使うのは面倒」と感じる人は、ゴミを溜める本体とヘッド部分が一体化したスティック型の掃除機がおすすめです。
壁や床に掃除機をぶつけないように気をつける
本体やヘッド部分が家具に引っかかったり、床や壁にぶつかったりすると、思いのほか大きな音が出てしまいます。騒音トラブルの原因にもなりかねないため、家具や物が多い部屋を掃除するときや段差が多い部屋の場合は、壁や床に掃除機をぶつけないように十分注意しましょう。
効率良く掃除機をかけるなら、朝がおすすめ
掃除機の騒音を考慮しつつ、効率的に掃除を済ませたいなら、朝に掃除機をかけるのがおすすめです。
ほこりや髪の毛、ゴミなどは、人が活動していると舞い上がるため、掃除機をかけても吸い込みきれません。人の活動が抑えられる就寝中はほこりも床に落ちてくることから、朝一番で掃除機をかけると効率良くゴミを吸い込むことができます。
しかし、掃除機を使っても問題ないとされる時間帯を踏まえると、朝起きてから掃除機をかけるのが難しい人も多いかもしれません。その場合、帰宅後20時までに掃除機を使いましょう。ほこりは昼間の不在中も落ち着いているため、20時までに終わるのであれば、帰ってすぐに掃除機をかけるのも手です。
掃除機をかける時間や方法を工夫して、快適な生活を送ろう
掃除機の音は、使う時間や使い方によっては騒音になり、周りの人に迷惑をかける可能性があります。特に、家族構成も生活時間も異なる人が集まる集合住宅では、周囲への気遣いが欠かせません。自身や近隣の住人が気持ち良く生活できるよう、平日は8時から20時まで、休日は10時から20時までの時間帯に、音を抑える工夫をしながら掃除機を使いましょう。
掃除機をかけ、雑巾がけもして、きれいな住環境で快適に生活するのが理想ですが、日々の仕事や生活が忙しく、なかなか掃除の時間をとれない場合もあるかもしれません。そのようなときは、家事代行サービスなどを頼んで、代わりに掃除をしてもらうのがいかがでしょうか。
掃除機はもちろん、雑巾がけや物の片付けなど、部屋の掃除をまとめてお願いすることができますよ。家事代行サービス「サニーメイドサービス」では、お客さまのご不在時にも鍵をお預かりしてサービスを提供しているため、日中に依頼すれば、時間を気にせず掃除機がけが可能です。
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