1. トップ
  2. コラム
  3. 家事の悩み

  4. 掃除頻度の正解は?生活スタイル・場所別に目安やポイントを紹介

COLUMN
コラム

掃除頻度の正解は?生活スタイル・場所別に目安やポイントを紹介

2023.07.27

カテゴリー:
キーワード:

掃除はどのくらいの頻度で行うのが最適なのでしょうか。生活スタイル・場所別に回数の目安や掃除のポイントのほか、掃除頻度を下げて負担を減らす習慣を紹介します。

掃除頻度の正解は?生活スタイル・場所別に目安やポイントを紹介

家の掃除が行き届いていていつも清潔であることは、「帰りたい」「居心地がよい」と思える大切な要素です。とはいえ、仕事や育児に忙しい毎日を送っていては、掃除がなかなかできないこともあります。ほかの家では、どのくらいの頻度で掃除をしているものなのでしょうか。

この記事では、生活スタイルや場所ごとの掃除の頻度やポイントのほか、掃除頻度を下げて負担を減らす習慣についてもご紹介します。

生活スタイル別・掃除の頻度とポイント

掃除頻度は、生活スタイルや部屋の数、家族の人数、部屋の使用状況などによって変わってきます。同じ2LDKの間取りの部屋でも、住んでいる人が1人より2人、さらに子供のいるほうが出るゴミの量は多くなり、散らかるスピードも早くなるのは当然です。

ここでは、一人暮らしや共働き世帯、子育て世帯などの生活スタイル別に、掃除の頻度やポイントをご紹介します。

一人暮らし:2~3日に1回は簡易的に、週に1回は家全体を

一人暮らしの場合、2~3日に1回は掃除機やフローリングワイパーを使って床のほこりや髪の毛などを取り除き、週に1回は時間を取って家全体を掃除するのが掃除頻度の目安です。

一人暮らしで朝早くから夜遅くまで仕事をしている場合、自宅にいるのは平日の早朝・夜間と休日くらいなので、部屋はそれほど汚れないはず。家族で住んでいた実家暮らしのときほど、一人暮らしの場合は頻繁に掃除をする必要がありません。

共働き世帯:平日には軽く、休日にまとめて細部まで掃除

共働き世帯の場合、どうしても仕事が生活の中心になってしまう平日は掃除する時間を取れず、休日にまとめて掃除をしている家庭がほとんどではないでしょうか。とはいえ、平日に一切掃除をしないと、5日分のほこりや汚れが溜まって週末の掃除に時間がかかるため、平日にも軽い掃除は必要です。

共働き世帯だと、平日の昼間は仕事をしているため、家にほとんど人がいない時間が長くなります。在宅時間が短い分、室内が汚れたり散らかったりするスピードは遅めなので、平日に細部まで掃除をする必要はないでしょう。

また、共働きで金銭的に余裕があれば、ロボット掃除機など便利な家電製品を導入するのもおすすめ。不在中の昼間にロボット掃除機が稼働するようセットしておけば、平日の床掃除から解放されます。

子育て世帯:子供がいるリビングは、清潔さを保つために週1~2回掃除を

子育て世帯の場合、子供が昼間遊んだり、昼寝したりするリビングは、週に1~2回を目安に掃除をするようにしましょう。

新生児期から保育園の入園前くらいまでは、どうしても子供の世話に時間を奪われがちで、掃除まで手が回らない日も珍しくないかもしれません。とはいえ、子供がゴミや危険物を口に入れたり、ハウスダストによるアレルギーを発症したりしないよう、子供のいるリビングくらいは最低限の掃除をしておきたいものです。

場所別・掃除の頻度とポイント

続いては家の場所ごとに、掃除の頻度やポイントをご紹介します。家の掃除は、場所によって汚れ方や汚れるスピードが異なるため、掃除の仕方や頻度も変わってきます。

リビング:人が集うので皮脂や髪の毛が溜まりやすく、週に2~3回は掃除したい

リビングの快適性を保つには、週に2~3回は掃除をしたいものです。

リビングは、家族が最も集まる場所。一人暮らしでも、リビングでくつろぎの時間を過ごす人が多いはずです。そのため、リビングは皮脂や髪の毛などが溜まりやすい場所でもあります。大型の家電製品や家具が多く置かれていることが多いため、見えない所に堆積しているほこりも少なくありません。

リビングの掃除をする際には、床に掃除機をかけてほこりを吸い取ってから、フローリング用の粘着ローラーやフローリングワイパーなどを使って髪の毛・皮脂を取り除きましょう。

月に数回、念入りに掃除をするタイミングでは、家電製品の裏や照明の傘、家具の上などもハンディーワイパーで拭いておくと、ほこりが溜まりにくくなります。

寝室:髪の毛やほこりが溜まりやすいが、寝ているだけなら週に1回程度でOK

寝室をシンプルに眠る場所として使用しているだけなら、週に1回程度の掃除で十分です。

寝室は、髪の毛やほこりなどが溜まりやすい場所。そのため、布団やシーツの上に付着した髪の毛やほこりは、粘着ローラーを使って取り除きましょう。床に溜まったものは、掃除機をかけてからフローリングワイパーで絡め取ります。

ただし、寝室でテレビを見たり本を読んだりして過ごしている場合や、在宅ワークの仕事部屋として利用している場合は、寝室もリビングと同様の扱いで、週に2~3回は掃除をすることが望ましいといえます。

キッチン:油汚れが溜まりやすいコンロ周りは、毎日使用後の拭き取りを習慣化

放置すると取りにくい油汚れが溜まりやすいキッチンのコンロ周りは、毎日使用後の拭き取りを習慣化するのがおすすめです。

キッチンは、ほぼ毎日何らかの形で使う場所。油が飛び散ったり焦げ付いてしまったりした場合には、キッチン専用の掃除シートやよく絞ったふきんを使って取り除きましょう。

週に1回キッチンをしっかり掃除するときは、コンロの五徳を外し、重曹を溶かしたお湯で浸け置き洗いをします。レンジフードや換気扇も、重曹を溶かしたお湯に浸した後、絞った雑巾で汚れを拭き取ってください。

また、シンクは、1日の最後に水洗いしてから水滴を拭き取っておくと、水垢が溜まりにくくなります。

トイレ:においや汚れがつきやすいので、1日1回はブラシで便器を軽く掃除

トイレはにおいや汚れがつきやすい場所なので、1日1回はブラシで軽く便器の中を掃除しておくと、週に1回の丁寧な掃除できれいな状態を保てます。トイレ用掃除シートを置いておき、使用後に便座や床を拭くルールを家族で共有する方法もおすすめです。

週に1回のトイレ掃除の際は、便器と便座以外に床や壁、手洗い場、温水洗浄便座のノズルなども、専用洗剤を使ってしっかり洗いましょう。

お風呂:水垢や皮脂、髪の毛などで汚れるため、毎日小まめに洗いたい

お風呂は、使うたびに水垢や皮脂、髪の毛などがつくため、毎日こまめに洗うのが鉄則です。お湯を抜いた後の浴槽に専用の洗剤を散布し、専用のスポンジでしっかり磨きましょう。

もし余裕があれば、バスチェアや棚、床も毎日磨いておくとカビが発生しにくくなりますが、最後にお風呂を出る人がお湯を抜いて浴槽を洗い、シャワーで洗い流して換気扇を回しておくだけでも、雑菌やカビの繁殖を抑えるのには効果的です。

洗面所:すぐ落とせる汚れがほとんどなので、気づいたときにスポンジで落とせば大丈夫

洗面所は、洗面台の汚れに気づいたらスポンジでこすって落とし、使用後に全体の水気を拭いておけば、そこまで頻繁に大掃除をする必要はありません。

毎日顔を洗ったり、歯を磨いたりする洗面所は使用頻度が高い場所ですが、化粧品や整髪料、水垢など、さっと落とせる汚れがほとんどです。2週間に1回程度は、重曹やクエン酸を使って洗面台をしっかり磨きましょう。

玄関・廊下:週に1回は掃き掃除、月に1~2回はしっかり水拭き&こすり洗い

玄関や廊下は、週に1回を目安に掃き掃除をし、月に1回は廊下を水拭き、玄関をデッキブラシなどでこすり洗いするようにすると、汚れが溜まるのを防げます。

玄関や廊下は外からの汚れが入り込みやすい場所なので、本来は毎日掃き掃除をしてほこりや砂を取り除けるといいのですが、そこまでの余裕はない人のほうが多いのではないでしょうか。

月に1回の掃除のときは、湿気がこもりやすくにおいの温床になる靴箱から、靴を出して換気をすることも忘れずに。

ベランダ:月に1回を目安に、ほうきで掃き掃除を

ベランダは、月に1回程を目安に、ほうきを使って掃き掃除をしましょう。

ベランダには、干した洗濯物のくずや外から舞い込んでくるほこり、花粉、砂などが溜まります。泥などがこびりついている場合には、固く絞った雑巾などで汚れを拭き取ります。手すりや物干し竿も、忘れずいっしょに拭いてください。

家電製品別・掃除の頻度とポイント

毎日の暮らしを楽にしてくれる家電製品も、十分なパフォーマンスを発揮するには定期的な掃除が必須です。

ここでは、使用頻度の高い家電製品である洗濯機・エアコン・掃除機について、掃除の頻度とポイントを解説します。

洗濯機:糸くずフィルターは使うたびにごみを取り除き、きれいな状態をキープ

洗濯機の糸くずフィルターは、ごみが溜まりすぎると排水や洗濯の効率が落ちるので、できれば使うたびにごみを取り除いて、きれいな状態を保ちましょう。

洗濯槽は、掃除をしないと裏側にカビが発生する可能性があります。洗濯物のにおいの原因にもなるため、1ヵ月に1回は、専用の洗濯槽クリーナーを使って除菌してください。

エアコン:内部の掃除は年1回、フィルターの掃除は設置場所や使用頻度により変える

エアコン内部の掃除は年に1回が目安ですが、フィルターの掃除は設置場所や使い方によって、最適な頻度が異なります。

キッチンに隣接したリビングに設置されているエアコンは油汚れがつきやすいため、1週間に1回はフィルターを掃除しましょう。就寝時の数時間だけ使用する寝室のエアコンや、あまり使わない客間のエアコンなどは、2週間に1回の掃除で十分です。

掃除機:吸引力が弱まったと感じたら、ブラシやフィルターの汚れを取り除く

吸い込み口で回転するブラシに髪の毛が絡みついたり、フィルターが目詰まりしたりするとしっかり汚れを吸い込めないため、掃除機は吸引力が弱まったと感じたらお手入れが必要です。

掃除機をかけ終わった後にダストカップのゴミを捨てていても、内部には汚れが溜まっているもの。掃除する際には吸い込み口をふさいでいるブラシの汚れを取り、フィルターも取り外して水洗いが可能であれば洗い流します。

掃除頻度を下げるためのポイントとは?

忙しい毎日、できれば掃除頻度は下げたいですよね。続いては、できるだけ掃除頻度を下げるためのポイントをご紹介します。

物の定位置を決めて使ったらすぐに片付ける

物の出しっぱなしは家が散らかる原因になるため、家の中の物には基本の定位置を割り振りましょう。

物に定位置がないと使った後に戻す習慣が定着せず、床やテーブルの上にそのまま放置しがちです。

「小物類は引き出しや箱」「大物はクローゼットや収納棚」など定位置を決め、使ったら元に戻すルールを作るだけで家の中は片付き、掃除時間を短縮できます。

ついで拭きを心掛ける

洗面所で顔を洗ったらついでに壁や床を拭く、トイレを出るときに専用のシートで便座と壁を拭く、キッチンを使ったらコンロを拭くなど、「ついで拭き」を意識するようにしましょう。

「洗面所を掃除しよう」「トイレを掃除しよう」と、掃除のために体を動かすのはおっくうなもの。ついで拭きを習慣づけると、掃除の際にチェックする箇所が減るため負担が軽減します。

汚れがつきにくくなる掃除アイテムを活用する

普段の汚れがつきにくくなる掃除グッズを使うと、掃除の際に落とす汚れそのものを減らすことができます。

ドラッグストアの掃除用品コーナーをのぞくと、置くだけで汚れを防いでくれるさまざまな掃除アイテムが並んでいます。

例えば、排水口に入れておけばぬめりがつきにくくなる洗浄剤や、浴室内に吊るすとカビが生えにくくなるシート、トイレのタンクに入れると黒ずみ汚れを予防できる洗浄剤などがあります。汚れを防止する掃除アイテムを家の中に設置すれば、掃除の際に落とす汚れが減り、掃除の回数やかける時間も削減できるはずです。

便利家電を導入する

外出の際にスイッチを押しておけば、不在時に床のごみを掃除してくれるロボット掃除機のほか、いちいち掃除をしなくても自動でクリーニングしてくれるエアコンなど、掃除の手間を減らすことに着目した家電製品の購入・買い替えもおすすめです。

初期投資はある程度かかりますが、その後の掃除の手間は大幅に削減できますよ。

家事代行サービスを利用する

仕事や家事が忙しくどうしても掃除をする時間がなかったり、子供に手がかかり掃除の時間を取れなかったりする場合には、基本的な家事を代行してくれる家事代行サービスの利用を検討しましょう。

定期的に家事代行サービスを頼むことで自分が掃除する頻度を減らせる上、プロならではの技術で室内が各段にきれいになります。生活の質を向上させるためにも、家事代行サービスを上手に活用してください。

よい生活環境を保つには、定期的な掃除が必要不可欠

家の中は、いつもくつろげる場所であってほしいもの。室内を快適な状態に保つには、リビング、寝室、キッチンなど、使用頻度の高い場所を中心とした定期的な掃除が欠かせません。

掃除はさまざまな工夫で効率化できますが、仕事や育児で忙しく、掃除に時間が割けないこともあるはずです。そんなときは、便利な家電製品の導入やプロの力を借りるのも手。

サニーメイドサービス」では、現在この時期にぴったりな「春の家事代行デビューキャンペーン」を実施中です。新生活を控え、何かと忙しくなるこの時期に、家事代行を導入し、家事負担を軽減してみませんか。
お掃除を全て自分たちでこなすのは大変なので、できる範囲できれいを保てるようにしましょう。

関連記事

よく読まれている記事