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家事がめんどくさい!うまく手を抜き、楽にする対処法

2023.06.28

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毎日のめんどくさい家事は、手を抜くべきところはうまく抜く工夫が必要です。そんなめんどくさい家事TOP3や、家事を楽にする方法を家事ジャンル別に紹介します。

家事がめんどくさい!うまく手を抜き、楽にする対処法

「大きな声では言えないけど、毎日の家事がめんどくさい!」と、思っていませんか?やるしかないとわかってはいても、重い腰が上がらないことってありますよね。

健康で快適な暮らしをしようとすれば、家事を一切やらないというわけにもいきません。ただ、手を抜くべきところはうまく抜いて、なるべく毎日の家事が楽になる工夫をしたいものです。

この記事では、めんどくさい家事TOP3や、めんどくさい毎日の家事を少しでも楽にしてくれる方法を、家事のジャンルごとにご紹介します。

なぜ家事を「めんどくさい」と思うのか

少しでもサボると後が大変になることがわかっているのに、なぜ家事をめんどくさいと感じてしまうのでしょうか。有効な対処法を考えるために、まずは家事をめんどくさいと感じてしまう理由から考えてみます。

終わりが見えないから

「朝起きて朝ごはんとお弁当を作り、ごみを捨てて、洗い物をし、洗濯物を回して干して…」と、一日中家事をしていると、同じことを延々と繰り返している感覚に陥ることも。家事は、日々の暮らしをスムーズに営むために行う作業なので、行うことで暮らしに劇的な変化が起きるものではありません。

もしこれが仕事なら、ルーティンワークであっても一定の評価は受けられ、感謝の言葉をかけられたり、努力が給与に反映されたりするはずです。

しかし、家事に関しては、そうした機会がありません。むしろ、家事をしている当人でさえも、「家事はやって当たり前のこと」と考えてしまっているのではないでしょうか。

タスクが煩雑で手間も時間もかかるのに、価値を認めてもらえない。認められない虚しさは、終わりの見えない作業に対する徒労感を倍増させます。

仕事で疲れているから

家事を担当する人が仕事や育児も担当している場合、家事以外のタスクで肉体的に疲れていることが、「めんどくさい」と思う理由かもしれません。買い物をした荷物を運んだり、屋内外の掃除をしたりと、家事は意外と体力が必要です。

長く家事をしていれば、これから取り組む家事が楽でないことは想像がつくはず。一日働いた後では、家事に向かう体力と気力がなくなるのは当然のことです。

そもそも家事が苦手だから

働く女性の中には、「女性なら家事が得意なはず」「料理や掃除が好きなはず」といった周囲の期待を背負い、苦手な家事に取り組んでいる人も多いのではないでしょうか。

共働きの家庭が増え、「家事も男女関係なく協力して行うべき」という考え方が一般的になりました。ところが実際には、働く男性よりも女性のほうが家事の負担が大きいのが実情です。

「本当はやりたくないけど、ほかにやる人がいないから」と、消去法でやむなく家事を担当している人もいるはずです。いずれにせよ、自分の時間を削ってまで、嫌いなことや苦手なことに取り組むのは嫌なものですよね。

しかも、家事には仕事のように休日がなく、突き詰めれば突き詰めるほど、「見えない家事」と呼ばれる細かなタスクが出てきます。真面目な人ほど、「やらなくてもいいこと」「手を抜いてもいいこと」を区別できず、全部に同程度の力を注いで疲弊してしまう可能性があります。

ズバリ、めんどくさい家事TOP3

家事が苦手な人や疲れている人にとって、家事はどれもめんどくさいものです。ここでは、中でもめんどくさいと感じる人が多いであろう家事のTOP3について、その理由とともにご紹介します。

1位 頻度が高く効率を問われる「料理」

取り組む頻度が高い料理は、めんどくさい家事の筆頭です。

共働きで昼間は家にいないとしても、1日に2回はキッチンに立たなくてはなりません。夫が在宅勤務で家にいる専業主婦の人や、小さい子供を育てるママなどは、毎日3食作ることも珍しくないでしょう。

ただ作るだけならまだしも、食事の支度は献立を考えることから始まります。メニューが重複しないように注意しながら、栄養バランスが良くて経済的な食事を作ろうとすれば、買い物の内容を考えるだけでもひと苦労。同時に何品も作る場合、調理の効率が問われるため、常に気を張っていなくてはなりません。さらに、食べた後は、片付けが待っています。

考えることとやることが多く、一つひとつに時間がかかる作業を何度も繰り返すストレスは大きく、料理を負担に感じる人は多いと考えられます。

2位 洗う、干す、たたむ…工程が多い「洗濯」

洗濯は工程が多いことから、めんどくさいと感じる人が多い家事です。具体的には、下記のような工程があります。

<洗濯に必要な工程>

・洗濯物を仕分ける

・洗濯機を回す

・洗い上がった洗濯物を干す

・乾いたら取り込む

・取り込んだものをたたんで仕分ける

・仕分けた洗濯物をしまう

天候が悪いときは、においがつかないように工夫しながら室内干しをしたり、雨が降る前に取り込んだりと、気を配ることが増えます。特に、幼い子供がいる家庭や部活動をしている子供がいる家庭は、洗濯物の量も回数も多いため、より負担が大きくなるでしょう。

3位 範囲が広く頑固な汚れに苦しむ「掃除」

家中が対象になる掃除は範囲が広いため、毎日どこかしらに汚れが見つかって、きりがありません。ほこりなら掃除機、こびりついた汚れなら水拭きというように、汚れの種類によって掃除の仕方を考えなければならないのも面倒なところです。

特に、トイレやお風呂、洗面台、排水口といった水回りは、落とすのに時間がかかる頑固な汚れが多く、時間的にも肉体的にも負担が大きいものです。お風呂場などは、少し気を抜くと、手の届きにくい所にカビが生えていて、うんざりすることも多いでしょう。

めんどくさい家事を楽にする方法

毎日やらなければならない上、作業が煩雑でスキルが必要なのにもかかわらず、評価されにくい家事。「めんどくさいなんて言っていちゃだめだ!」と、気合で乗り切るのは難しいものです。

家事をめんどくさいと感じるのは、もはや仕方がないことです。よほど家事が得意な人でない限り、家事をメインに担当している人のほとんどがめんどくさいと感じているといっても過言ではありません。

といっても、家事をまったくしないわけにはいきません。ここからは、めんどくさい家事を楽にする方法について考えていきましょう。

料理を楽にする方法

料理を楽にする方法は、大きく3つあります。どれも特別なものではなく、ちょっとしたひと工夫です。

・盛り付けのプロセスを短縮する

煮物や炒め物、蒸し物などのメイン料理は、大皿で出すようにすれば、作ったものを家族の人数分のお皿にバランスよく盛り付ける作業がなくなります。各自が自分の食べられるものを、食べたい分だけ取ることで、それぞれの食べる量や好き嫌いを考えて、取り分ける手間もありません。そのまま食卓に出しても映えるお鍋やフライパンで作るようにすると、見栄えも良く食欲をそそります。

人数分のお皿を使う場合に比べて、洗い物が各段に減るのもうれしいポイントです。

・作り置きして、冷蔵・冷凍しておく

時間があるときに、作り置きのおかずをたくさん作って、冷蔵・冷凍しておくのがおすすめです。余裕がなければ、下味をつけたお肉やお魚を冷凍しておくだけでも◎。何も献立が思いつかない日に冷凍庫から取り出して焼き、野菜を付け合わせれば立派な一品があっという間に完成します。食材も切って冷凍しておくと、汁物や炒め物にそのまま使えて便利ですよ!

カレーやスープなど、大鍋で大量に作ったほうがおいしい料理は、あえて人数分より多めに作って冷凍しておくと、疲れてサボりたい日の強い味方になってくれるはずです。使いきれなかった食材や余った料理も、保存容器や冷凍保存袋を活用して、積極的に冷凍しましょう。

・献立を1週間の中でルーティン化する

献立のルーティン化とは、曜日ごとに作る料理のジャンルを決めておき、メニューを考える時間を短くする方法のこと。例えば、「月曜日は肉料理、火曜日は魚料理、水曜日は麺類、木曜日は煮物、金曜日は残り物を使った炒め物」というように、ざっくりと曜日で作るものを決めておくことで、メニュー候補を絞り込みやすくなります。

ルーティン化すると食材をまとめ買いできるようになり買い物に行く回数が減るため、買い物にかかる時間が短くなることもメリットです。

洗濯を楽にする方法

「洗う」「干す」「取り込む」「たたむ」「収納」の5つの工程がある洗濯は、それぞれの工程にかかる時間の削減がポイントです。ここでは、大きく3つの洗濯を楽にする方法を紹介します。

・洗濯の回数を減らす

特に、家族の人数が多い場合や子供の部活動、趣味のスポーツなどで洗濯量が多い場合は、それだけ洗濯の負担も大きくなるため、洗濯の回数を減らす工夫をしてみるといいでしょう。

まず、基本ではありますが、洗濯槽の8割を目安に洗濯物を入れてまとめ洗いをすることは、洗濯回数を減らすために習慣づけたい工夫のひとつです。また、いつも使うタオルを一回りサイズダウンさせたり、キッチンやトイレのマットを思い切ってなくしてしまったりすると、洗濯物の量自体を減らせるため、洗濯の回数を減らすことにもつながります。

さらに、下着やハンドタオルといった小さいものは手洗いしたり、ベッドカバーやソファカバーのような大物はコインランドリーで乾燥まで終わらせたりするといった、洗濯機を使わない工夫も挙げられます。

・たたまずに収納する

面倒な干したものを取り込んでたたむプロセスを丸ごと省略するため、「たたまないで吊るす」収納にシフトするのがおすすめです。このプロセスには、ピンチやハンガーから洋服を外して、たたんで仕分けて、収納して…と、洗濯の中でもかなり煩雑な作業です。

吊るす収納は、ハンガーに掛けて干した洗濯物をそのままクローゼットに移動させ、ポールに吊るして片付けるだけ。Tシャツ・ワイシャツ・ブラウスなどに適したハンガーと、ズボン類を吊るせるハンガーを用意すれば、すぐに実践できますね。たたみじわがつかないので洋服をきれいに保てることや、子供に手伝わせても作業の質に差が出ないことも安心です。

・洗濯機のタイマー機能を上手に使う

洗濯の効率化には、洗濯機のタイマーを活用してみてください。夜、お風呂から上がったら洗濯機を回し、朝起きた時点で乾燥が完了するようにしておけば、朝は干すだけで作業が完了します。ドラム式洗濯乾燥機でタイマーを活用すれば、寝ているあいだに乾燥まで終わるため、朝はたたんで収納するだけです。

電気代が夜間に安くなるプランを使っている場合、タイマーを活用することで電気代を抑えることもできますよ。

掃除を楽にする方法

掃除は、普段からこまめに掃除をしておくことで、1回の手間と労力を減らせます。テレビを見ながら掃き掃除をする、煮物の仕上がりを待っているあいだにキッチンを拭くなど、「ついで」や「ながら」で無理なく掃除の回数を増やしてみてください。下記のような工夫をしてみると、掃除がもっと楽になるでしょう。

・フローリングワイパーを使う

掃除のたびに、掃除機をわざわざ持ち出してかけるのは面倒なもの。そんな場合には、ペーパーをつけるだけで手軽に掃除ができる、フローリングワイパーを使うのもおすすめです。

・市販のコーティング剤で水回りコーティングをしておく

水回りは、何かと汚れやすい場所です。掃除をしたついでにコーティング剤を塗布して水回りコーティングもしておくと、汚れがつきにくく落ちやすくなり、掃除がグッと楽になりますよ。

工夫してもやっぱり家事がめんどくさいなら、プロに頼む方法も

あれこれ試してもやっぱり面倒なら、思い切って家事をアウトソーシングしてしまう方法もあります。

専用の機材で徹底的に室内をクリーニングしてくれるハウスクリーニングや片付け、洗濯、掃除、買い物といった日常的な家事を任せられる家事代行サービスなどから、自分のライフスタイルとニーズに合ったサービスを選んでみてください。

めんどくさいと悩むわずらわしさを考えたら、自分の時間を買うつもりで依頼してみましょう。プロの力を頼れば家事の負担が軽減し、自分の時間を有意義に過ごすことができますよ。

アイディア次第で、家事はもっと楽にできる

「家事がめんどくさい!」と思ったら、まずは自分でできる効率化から取り組みましょう。手を抜くべきところはうまく抜くという、割り切りも重要です。また、意識改革や準備だけで、大幅に手間を削減できることもあります。

どうしても楽にならない場合はプロに頼むことも考えつつ、家事を楽にする工夫を楽しんでみてくださいね。

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