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キッチンがくさい!におう原因や対処法、予防方法も紹介

2024.01.29

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キッチンがくさいと、料理を作ったり洗い物をしたりするのも、げんなりしてしまいますよね。キッチンがくさい理由や対処法のほか、においを予防する方法も紹介します。

キッチンがくさい!におう原因や対処法、予防方法も紹介

生活空間である家の中には、さまざまなにおいが存在します。毎日きれいに掃除をしているはずなのに、どこからともなく嫌なにおいがすることも。

特に、生ゴミを入れる三角コーナーなど、においの原因がたくさんあるキッチンは要注意です。

近年増えているキッチンのシンクにディスポーザー(生ゴミ粉砕機)が設置されているご家庭の場合は、キッチンに生ゴミを置いておかなくても良いので、それほどキッチンのにおいは気にならないかもしれません。

本記事は、そういった設備が設置されておらず、キッチンのにおいが気になるという人に参考にしていただきたい内容です。清潔にしているはずのキッチンからにおいがする理由とその対処法のほか、においの原因を断つ予防方法などもご紹介します。

キッチンがくさい理由

家族の口に入る食材を扱うことから、こまめに掃除をしているはずのキッチン。食中毒などへの懸念もあり、においに敏感になっている人も多いでしょう。

特に、ダイニングやリビングなどに向かって開かれているタイプのキッチンの場合、普段は食事したりくつろいだりしている空間にまでにおいが漏れてくることがあります。

キッチンは、なぜにおうのでしょうか。主なにおいの原因として、下記の3つが考えられます。

排水口からのにおい

排水口にはゴミ受けが設置されており、調理中に出た食材の切れ端、食器や調理器具に付着していた食べカスなどが流れ込みます。そのまま放置していると、それらが腐敗して悪臭の原因になってしまうことも。

また、ゴミ受けのゴミを頻繁に捨てていてもにおいが残る場合、排水口そのものに汚れが付着している可能性もあります。

一般的なキッチンの排水口には、排水ホースにつながる部分に「排水トラップ」と呼ばれる装置があり、お椀状の蓋(防臭わん)をかぶせてその周囲に水が溜まるようにすることで、排水管のにおいが逆流するのを防いでいます。ほとんどのゴミは排水トラップの上に置かれたゴミ受けでキャッチできますが、ゴミ受けや防臭わんを通過していくゴミも少なくありません。

とはいえ、排水口はゴミ受けと違ってゴミが見えにくいため、毎日掃除をする人は少ないでしょう。そのため、排水トラップや排水口に知らないうちにゴミが溜まり、嫌なにおいを発するようになるのです。

生ゴミの腐敗

腐敗した生ゴミも、においの原因になります。調理中に出た野菜の切れ端や皮などをまとめて捨てるために、シンクの一角に三角コーナーを置いている人は多いかもしれません。

野菜を切るたびにそのままゴミ箱に捨てていると、密閉された空間の中で菌が繁殖して強烈なにおいの元になるため、いったん三角コーナーにまとめて、水を切ってから小袋に入れて捨てるのが正解です。

しかし、三角コーナーに溜めておく時間が長いと、水分を多く含んだ生ゴミが三角コーナーの中で腐り始め、においを発するようになってしまいます。

レンジフードやコンロ周りの油汚れ

炒め物や揚げ物など、油を使う調理をしていると、どうしてもコンロの周りや周囲の壁、床などに油が飛び散ってしまいます。飛び散るたびに拭き取るのが最善策ですが、調理中にそこまでの余裕がないことも。「後で一気に拭こう」といったん放置し、そのまま忘れてしまうことも多いのではないでしょうか。

こうして放置された油汚れは少しずつ積み重なり、冷えて固まることで落としにくくなります。しかも、放置された場所で油が酸化し、嫌なにおいを発するようになるのです。

キッチンのにおいの対処法

では、キッチンから漂う嫌なにおいを完全に消すにはどうすれば良いのでしょうか。具体的な方法を5つご紹介します。

排水口を定期的に掃除する

まずは、ゴミ受けだけでなく排水口そのものにも目を向け、定期的に掃除をする習慣を作りましょう。排水管に流れ出す汚れが蓄積するのを防ぐだけで、においの根本的な原因を断てるかもしれません。

排水口の詰まりや蓄積した汚れを落とすには、重曹とクエン酸を使った手軽なお掃除がおすすめです。

<排水口掃除のやり方>

1. 重曹100g、クエン酸50g、コップ1杯分の水を用意する

2. 重曹を排水管に振り入れる

3. 重曹の上からクエン酸を振りかける

4. コップの水を注ぎ、10分程放置する

三角コーナーの生ゴミはすぐに捨てる

三角コーナーの生ゴミは、放置せずにすぐに捨てるようにしましょう。三角コーナーには一度の調理で出た分だけをまとめ、長く置いておかないことがにおい対策の基本です。

生ゴミの捨て方を工夫する

捨てたゴミ箱の中でにおうのを防ぐため、生ゴミは水分をしっかり切ってから捨てるようにしましょう。

生ゴミの水気が切れているのを確認してから、新聞紙などの雑紙を底に敷いた小さめの袋に入れて捨てると、残った水分を紙が吸収してくれるので安心です。ゴミをまとめた袋の口は、しっかり縛ってから捨てるようにしてください。

料理した後はコンロ周りをサッと拭く

調理が終わったら、必ずコンロ周りを拭き掃除しましょう。市販のキッチンクリーナーを使うほか、水200mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ0.5杯入れたアルカリ性のクリーナーを作り、スプレーボトルなどに入れて常備しておくのも手軽でおすすめです。

付着した油汚れは酸性なので、アルカリ性のクリーナーを吹きかけて浮き上がるのを待ち、雑巾やキッチンペーパーで拭き取れば、簡単に落とすことができますよ。

レンジフードがベタついたら取り外して洗う

レンジフードをこまめに掃除するのは難しいですが、ベタつきを感じたら即洗うのが鉄則。フィルターにカバーをつけておけば、カバーを取り替えるだけなので負担が少なくて済みます。

レンジフードそのものがベタつき出したら、外してつけ置き洗いをしてください。

レンジフードやガスコンロの詳しい掃除方法については、こちらの記事もご覧ください。

【関連記事】レンジフード(換気扇)掃除を自分で!手順とポイントを解説

【関連記事】ガスコンロの掃除法は?大掃除がはかどるしつこい油汚れの落とし方

キッチンのにおいを予防する方法

キッチンから嫌なにおいがしたら、原因を突き止めて早急に対処することで悪化を防げます。でも、どうせなら、においが発生しないキッチンにして、嫌なにおいと掃除の負担を減らしたいですよね。

ここからは、キッチンの嫌なにおいを予防するために、身に付けたい習慣をご紹介します。

三角コーナーは使わない

雑菌が繁殖してにおいの原因になりやすい三角コーナーは、思い切って撤去してしまいましょう。

三角コーナーのにおいを防ぐには、生ゴミを捨てる頻度を増やすほか、三角コーナー自体を毎回きれいに洗う必要があります。調理器具や食器に加えて、三角コーナーまで洗うのは手間なので、掃除が不要な物でゴミをまとめる工夫をして、負担を減らしてください。

おすすめは、使い終わった牛乳パックや新聞・チラシを折って作ったゴミ箱に、生ゴミを溜める方法です。紙の入れ物ならそのまま捨てることができ、掃除も不要。シンクに三角コーナーがなくなる分、シンクを広く使えるのもメリットです。

排水口のゴミ受けは毎日捨てて洗う

ちょっと面倒でも、排水口のゴミ受けは1日の終わりにきれいに掃除しておくことが重要です。ゴミ受けに長く食材のカスを放置すると、においに加えてぬめりも出てくるため、掃除がますます大変になってしまいます。

溜まったゴミはその日のうちに必ず捨て、ゴミ受けも簡単に洗っておきましょう。丸めたアルミホイルをゴミ受けに入れておくのも、消臭効果があるためにおい対策には有効ですよ。

ゴミ箱は消臭対策をしておく

出たゴミを収集日までまとめて保管してくれるマンションや、ディスポーザーなどの生ゴミ処理機のあるご家庭以外は、ゴミ収集日が来るまで家庭内でゴミを保管しておくことになります。

ゴミ箱から漏れ出るにおいを我慢しながら暮らさずに済むよう、ゴミ箱そのものの消臭対策も忘れずにしておきましょう。

最も簡単なのは、ゴミ箱の中に新聞紙などの雑紙を敷いておく方法です。紙にはゴミの腐敗を進める湿気を取り除く効果があり、定期的に交換するだけで、嫌なにおいが発生するのを簡単に防いでくれますよ。

コンロ周りやレンジフードは使うたびに拭く習慣を

コンロ周りやレンジフードに飛んだ油汚れは、時間が経つと酸化してにおいの原因に。冷えて固まった油は取り除くのに時間がかかるため、調理後はできるだけ早く拭き取るのがにおい予防のポイントです。

前述したように、キッチンクリーナーやアルカリ性のスプレーをキッチンの隅に置いておき、調理後食器を洗うタイミングに合わせて、油汚れに吹きかけて拭き取る習慣をつけましょう。

子供の寝かしつけなどがあって習慣化が難しい人は、定期的に家事代行サービスなどに依頼して、汚れが蓄積するのを防ぐのもおすすめです。

家族がくつろげる家づくりは、においのない空間づくりから

食材のにおい、油のにおい、生ゴミのにおい…。キッチンはその性質上、どうしてもにおいが出やすい場所です。リビングやダイニングとつながっている構造のご家庭では、キッチンから出たにおいが気になってリラックスできなくなってしまうため、できれば発生源で嫌なにおいを断ちたいですよね。

嫌なにおいがなくなれば、家族がリビングに集まりやすくなり、団らんの機会も増えるでしょう。家族が寝静まった後の読書やテレビ鑑賞といった主婦の自分時間も、より充実したものになるはずです。

においを徹底的に解消したいときは、プロに任せてみるのも手です。家事代行サービス「サニーメイドサービス」なら、経験豊富なスタッフが2人1組で訪問し、キッチンを含めた水回りの掃除をスピーディーに済ませてくれます。「定期プラン」にすれば、いやなにおいがなく、隅々まできれいな状態を長く維持することも簡単ですよ。暖かくなってにおいやすくなる前に、キッチンのにおい予防を始めてみませんか?

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