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手軽にできる!トイレの黄ばみを落とす方法
2024.11.22
トイレの掃除で悩みがちな「黄ばみ」。 特に便器内や縁にできる黄ばみは、不衛生な上に、見た目も悪くなってしまいます。この記事では、黄ばみの原因や対処法、予防対策、また、清潔なトイレ環境を守るためのポイントについてご紹介します。
目次
トイレの黄ばみを手軽に落とすには…?

トイレの黄ばみはなかなか落ちないため、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。日頃きちんとお掃除をしているつもりでも、便器のフチ裏など、ブラシが届かない場所に黄ばみができてしまうことがありますよね。この黄ばみは、実は時間がたてばたつほど取り除くことが困難になります。そこで本記事では、トイレの黄ばみが発生するメカニズムや、効果的な掃除方法、さらには予防策について詳しく解説いたします。適切な対処方法を知れば、トイレを常に清潔に保てるので、快適な空間を維持することができます。
トイレの黄ばみの原因
トイレの黄ばみの主な原因は、尿石と呼ばれる化合物です。尿石とは、尿中に含まれるリン酸カルシウムやその他の成分と結合し、固く固まったものです。この石化現象は、特に尿が乾燥する過程で進行しやすく、トイレ掃除を怠るとどんどん蓄積され、非常に頑固な汚れとなります。一般的な洗剤では取り除くことが難しく、強力な酸性の洗剤や専用のクリーナーを必要とすることが多いです。そのため、尿石を効果的に予防するには、日常的に掃除をすることが重要となります。
トイレの黄ばみが発生しやすい場所
トイレの黄ばみは、特定の場所に集中して発生しがちです。特に便座の裏は、飛び散った尿が跳ね返りやすい場所であるため、注意が必要です。また、便器のフチ裏も汚れが見えにくく、掃除がしにくいため、黄ばみが溜まりやすいポイントです。さらに、トイレの床や壁も男性が立って用を足す際に尿が飛び散り、黄ばみが発生しやすい場所です。これらの場所を定期的にチェックし、汚れが溜まらないように掃除を行うことが大切です。
汚れレベル別 黄ばみの掃除方法

ここでは、汚れのレベル別に、黄ばみの掃除方法について説明します。ご自宅にある道具で気軽にお掃除できますので、試して見てください。
汚れレベル★ 重曹とクエン酸を活用する
汚れレベル★…簡単に落とせる黄ばみ
トイレの黄ばみを防ぐためには、効果的な掃除方法を知ることが重要です。ここでは、黄ばみを除去するための基本的な方法について紹介します。
必要な掃除用具
トイレの黄ばみを掃除するためには、適切な用具を用意することが必要です。
以下のような道具を準備しましょう。
・トイレ用ブラシ
・重曹
・クエン酸
これらは黄ばみを効率よく除去し、トイレを清潔に保つために欠かせません。
重曹とクエン酸を使った掃除方法
黄ばみを見つけたら、まずは重曹とクエン酸を使って掃除しましょう。
①まず、重曹を直接黄ばみのある部分に振りかけます。
②その上にクエン酸を溶かした水をスプレーします。この化学反応により、黄ばみが浮き上がりやすくなります。
③5~10分ほど置いた後、ブラシでこすり、水で洗い流します。
この方法できれいにならなかった場合、次に説明する頑固な黄ばみの対処法を確認してみてください。
汚れレベル★★ 酸性洗剤を活用する
汚れレベル★★…クエン酸や重曹では落ちない頑固な黄ばみ
トイレの頑固な黄ばみは、通常の掃除方法ではなかなか落としにくいものです。以下に、頑固な黄ばみを効果的に除去する方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
必要な掃除用具
頑固なトイレの黄ばみを落とすためには、酸性洗剤が最適です。以下に必要な掃除用具をまとめました。こちらを準備して、気になる黄ばみを除去しましょう。
・トイレ用ブラシ
・トイレ用酸性洗剤
・メラミンスポンジ
・ラップ
酸性洗剤を使った掃除方法
頑固な黄ばみを効果的に落とすためには、以下の方法を試してみてください。なお、酸性洗剤を使う際には、ゴム手袋やマスクの着用した上で換気をしながら行いましょう。
①黄ばんだ部分に酸性洗剤または研磨剤タイプのクリーナーを噴霧し、その上からラップをかぶせます。この状態でしばらく放置して汚れを緩ませます。
②その後、トイレブラシやメラミンスポンジで丁寧にこすります。このとき、一気に力を入れるのではなく、優しくこすることを心掛けましょう。
汚れレベル★★★ 削り落とす
汚れレベル★★★…酸性洗剤でも落とせないこびりついた黄ばみ
それでも取れない頑固な尿石は、削り落としてみるのも一つの手です。力を入れすぎると便器が傷つく恐れがあるため、力加減に注意しながら掃除をしましょう。
必要な掃除用具
・トイレ用ブラシ
・研磨剤
・クエン酸
汚れを削り落す方法
①まず、専用の研磨剤を汚れた部分に塗布し、その部分をトイレ用ブラシで軽くこすります。
②中々尿石が取れない場合、少量のクエン酸を混ぜた水を塗布し、アルカリ性の尿石を中和させます。そのうえで、再度研磨剤を使用し、尿石を削りとります。
これらの手法を組み合わせることで、トイレの頑固な黄ばみを効果的に除去することができるでしょう。
なお、黄ばみ以外の便座、床等のトイレ掃除については、以下の記事を参照ください。
【関連記事】トイレ掃除の最適な頻度は?頻度別に掃除のやり方を紹介
黄ばみ掃除の注意点

トイレの黄ばみを取り除くための掃除を行う際には、いくつかの注意点があります。効率的に掃除を行うため、またトイレを長持ちさせるために以下に注意してください。
トイレの素材を確認する
まず、トイレの素材を確認することが大切です。便器の素材は陶器が一般的ですが、一部の洗浄剤や掃除道具はトイレを破損してしまう可能性があります。特に強力な洗剤や研磨材を使用する際は、素材に適しているかどうかを確認しましょう。トイレの黄ばみをしっかりと取ろうとするあまり、素材を傷つけてしまうとトイレが使えなくなってしまうので、注意が必要です。事前に使用可能な洗剤の種類を確認し、適切な掃除方法を選ぶことが重要です。
洗剤を混ぜないようにする
掃除を行う際、洗剤を混ぜて使用することは避けてください。特に、酸性洗剤と塩素系のアルカリ洗剤を一緒に使うと、有害なガスが発生する危険性があります。トイレの黄ばみを効果的に落とすために、さまざまな洗剤を試したくなるかもしれませんが、必ず単品で使用するようにしましょう。それぞれの洗剤の使用方法をしっかりと守ることで、安全かつ効果的な掃除が可能となります。
トイレの黄ばみの予防策
使用後は必ず水を流す
トイレを使用した後は、必ず水を流して尿汚れを残さないようにすることが重要です。尿が便器内に残ると、時間が経つにつれて黄ばみや尿石に変わる可能性があります。特に家庭内で複数の人がトイレを使用する場合、流し忘れがないように、使用後の確認を習慣づけることがおすすめです。
置くだけの洗浄剤を活用する
お近くのスーパーやドラッグストアでよく目にする、置くだけ洗浄剤や便器にスタンプしておく洗浄剤等を使い、便器をコーティングすることで尿石が溜まりにくくなります。設置後は、使用後に水を流すだけなので、特別な意識は要らないのも楽でいい点ですよね。
こまめに掃除をする
トイレの黄ばみの予防には、こまめな掃除が欠かせません。特に便座の裏や便器のフチ裏は尿が跳ね返りやすく、汚れがたまりやすい箇所ですので、定期的にチェックして拭き取りましょう。トイレ用の掃除シートを使い、日常的に掃除することが黄ばみの発生を防ぐ大切なステップです。
酸性洗剤を使う
トイレの黄ばみを予防するために、定期的に酸性洗剤を使用することも効果的です。酸性洗剤は尿石などの頑固な汚れを溶かす働きがあり、主にクエン酸などが含まれる製品が一般的です。適切に使用することで、黄ばみの予防に大いに役立ちます。しかし、使用する際はトイレの素材に合ったものを選び、注意して扱うよう心掛けましょう。
定期的なお掃除で、常にトイレを清潔に保とう!

トイレを常に清潔に保つためには、日々の習慣が大切です。トイレを使用した後は、流し忘れがないか確認するとともに、日常的に掃除をしましょう。また、黄ばみができてしまった場合は、こちらの記事を参考にクエン酸や重曹、酸性洗剤等を活用して尿石の除去を試してみてはいかがでしょうか。
トイレを綺麗に保つには、定期的な掃除と適切な処置が重要だとお伝えしてきましたが、普段、トイレ以外にも掃除しなければならない箇所はたくさんありますよね。快適な暮らしを送るには、お家は清潔に保っておきたいですが、どこから手を付けていいかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に年末のこの時期は、1年の締めくくりとして、大掃除を検討している方や、すでにお掃除を始めた方、計画を立ていてる方などが多いかと思います。年末はトイレのほかにも、浴室やキッチン、窓や玄関など、お掃除する箇所も多く、負担になってしまうという方は、思い切ってお掃除を家事代行サービスに依頼するのもおすすめです。
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