1. トップ
  2. コラム
  3. お掃除全般

  4. 一人暮らしの掃除頻度は?掃除グッズやきれいに保つコツも紹介

COLUMN
コラム

一人暮らしの掃除頻度は?掃除グッズやきれいに保つコツも紹介

2024.03.28

カテゴリー:
キーワード:

一人暮らしだと、掃除頻度はどのくらいがいいのでしょうか?場所別の一人暮らしでの掃除頻度の目安や掃除グッズのほか、掃除後の部屋をきれいに保つコツを紹介します。

一人暮らしの掃除頻度は?掃除グッズやきれいに保つコツも紹介

春から新生活が始まる新入生、新入社員の中には、初めての一人暮らしに心躍らせる人も多いのではないでしょうか。新居にどんな新しい家具を入れようかと考えたり、普段の生活動線を意識しつつ部屋のレイアウトを考えたりと、新居での生活に思いをめぐらせるのは楽しいですよね。

とはいえ、毎日慣れない仕事や学業に追われていると、つい後回しになりがちなのが掃除です。これまで掃除を家族に任せきりだった人は、あっという間に汚れていく部屋を見て、ため息をつくことが増えるかもしれません。

掃除は取り掛かるまでが面倒ですが、手と体を動かすことでストレスホルモンの分泌が抑制され、心身がリラックスしたり、集中力が高まったりする効果が期待できます。多忙な新生活の中でも、上手に時間を作って掃除に取り組みたいものですね。

そこで今回は、場所別に一人暮らしでの掃除頻度の目安や効率的に掃除ができるポイント、掃除アイテムなどをご紹介します。きれいな部屋を保つコツを参考にして、いつもリラックスできる部屋づくりを目指しましょう。

場所別・一人暮らしでの掃除頻度の目安

まずは、掃除をする場所ごとに、目安となる掃除の頻度を紹介します。おおよそのタイミングを決めておけば、汚れが溜まる前に掃除をすることができますよ。自然と体が動くよう、掃除を日々の習慣として取り入れましょう。

リビングの掃除頻度の目安

リビングの掃除頻度は、週に1回が目安です。土日が休みなら、平日は仕事や勉強に思い切り精を出し、土日のどちらかに時間を決めて掃除をするようにしましょう。

天気が良い休日の朝一番に掃除を済ませると、一日を有効に使えるのもメリットです。リビングの床のほか、ソファのほこりやサッシの汚れなども掃除できるといいですね。サッシの汚れは、サッシブラシを使うときれいに落とせます。

疲れている平日にわざわざ時間を取らなくても構いませんが、床に落ちた髪の毛やほこりが気になったら、粘着カーペットクリーナーやフローリングワイパーなどで取り除くことを習慣化しておくと、休日の掃除機がけや拭き掃除する時間を短縮できますよ。

キッチンの掃除頻度の目安

キッチンの掃除の頻度は、自炊の有無や回数によって異なります。

毎日自炊をする人なら、使った後に軽くガスコンロや調理台の汚れを拭き取っておきましょう。油汚れや食材のカスが溜まると悪臭の原因になる排水口や、シンクの水垢などは週に1回を目安にきれいにしましょう。

自炊をあまりしない人なら、週に1回、まとめてキッチンを掃除すれば十分です。

トイレの掃除頻度の目安

トイレ掃除の頻度は、箇所ごとに異なります。汚れやすい便座や便器の周りは、毎日トイレを使うたびに、トイレ用掃除のシートなどでさっと拭いておきましょう。壁や床、便器のフチ裏の掃除は、週に1回が目安です。

トイレの汚れの原因は、ほこりや皮脂、尿、水の飛び散りなど、多岐にわたります。直接ふれる便座だけでなく、壁や床にも目に見えない汚れが付着していることも多く、放置するといやなにおいのもとになることもあるため注意が必要です。

洗面所の掃除頻度の目安

洗面所は、帰宅後の手洗いやうがい、朝の身支度などで毎日のように使う場所ですが、浴室ほど汚れが溜まるわけではないため、多忙な人は週に1回の掃除で問題ありません。歯磨きや洗面の後に水が洗面ボウルのフチや鏡に跳ねた場合は毎日そのたびに拭くようにし、丁寧な掃除は週末などに週1回行いましょう。

ただし、髪の毛などが溜まりやすい排水口周りは、汚れが気になったら毎日その都度取り除くようにするといいですね。

お風呂掃除頻度の目安

お風呂は、カビや細菌が繁殖しやすく、放置すると取り除くのに非常に時間がかかるため、できれば毎日掃除するのが理想的です。全体を毎日掃除する暇がなければ、浴槽だけは入浴後に毎回洗いましょう。

日々の入浴後には、窓を開けたり換気扇を回したりするといった習慣をつけると、カビが発生しにくくなりますよ。換気扇はできれば24時間稼働させておき、浴室内の空気をよく循環させることをおすすめします。

なお、浴室の床や壁のカビ、排水口に詰まった髪の毛や汚れなどは、週に1回しっかり掃除をする時間を作るのがおすすめです。

場所別・一人暮らしで準備したい掃除グッズと掃除のポイント

一人暮らしで掃除をする場所ごとに、あると便利な掃除グッズと主な掃除のポイントをご紹介します。使いやすい掃除グッズがあると掃除がはかどるので、参考にしてみてください。

リビング掃除で準備したい掃除グッズとポイント

リビングの掃除では、最初に床の物を片付けておくことがスムーズに掃除を進める最大のコツです。物を定位置に戻し、いらない物は捨てましょう。

また、掃除は「上から下へ」「奥から手前へ」行うのが、汚れを残さないための原則です。家具や家電の上のほこりを落としたら、部屋の奥から床の掃除を進めるようにしてください。

<リビングの掃除で準備したい主な掃除グッズ>

・掃除機:床のほこりを取り除きます。

・フローリングワイパー:部分的に掃除したい場合に便利です。

・粘着カーペットクリーナー(コロコロ):カーペットやキッチンマットなどのほこりを取る際に。

・サッシブラシ:窓のサッシの汚れが気になる場合に使ってみましょう。

キッチン掃除で準備したい掃除グッズとポイント

キッチンで必ず掃除すべき場所は、ガスコンロとシンク、排水口です。

ガスコンロは、受け皿や五徳などをすべて外し、油汚れやぬめりなど酸性の汚れに効果を発揮する重曹をつけてスポンジで磨きましょう。シンクの水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸を振りかけて中和すると落としやすくなりますよ。

ハードルが高い排水口の詰まりや頑固な汚れには、重曹とクエン酸を使ったお手入れがおすすめです。

<キッチンの掃除で準備したい主な掃除グッズ>

・ゴム手袋:強い洗剤を使用する際は必ず着けましょう。

・スポンジ:こすり洗いに使用します。

・布巾や雑巾、マイクロファイバークロス:水拭き、乾拭きする際に使用します。

・台所用洗剤:軽い汚れなら、一通り落とせます。

・重曹:油汚れ、焦げ付きなどの酸性の汚れに使え、防臭効果もあります。

・クエン酸:シンクや蛇口についたアルカリ性の水垢の除去に適しています。

キッチンの掃除方法については、こちらの記事もご覧ください。

キッチン掃除箇所別の手順とポイントとは?便利な掃除道具も紹介

トイレ掃除で準備したい掃除グッズとポイント

トイレは毎日する簡単な掃除と、週に1回する標準的な掃除、月に1回する隅々までの掃除に分けて行うのがコツです。

通常の便器の汚れならトイレ用中性洗剤で落とせますが、頑固な黒ずみや黄ばみがある場合は、クエン酸スプレーや塩素系漂白剤を振りかけて少し置いてから、トイレ用ブラシでこするとよく落ちます。

トイレの便座はもちろん、トイレの壁や床も意外と汚れているので、トイレ用掃除シートで拭くようにしましょう。

<トイレの掃除で準備したい主な掃除グッズ>

・ゴム手袋:強い洗剤を使用する際は必ず着けましょう。

・トイレ用掃除シート:便座や便器の外側、床などを拭く際に使用します。

・トイレ用ブラシ:便器についた汚れをこすり落とすときに便利です。

・トイレ用中性洗剤:便器内の汚れをこすり落とすときに使用します。

・クエン酸スプレー:尿による黄ばみはアルカリ性なので、酸性のクエン酸スプレーで中和できます。

・塩素系漂白剤:頑固な黒ずみ汚れがある場合に便利です。

トイレの掃除方法については、こちらの記事もご覧ください。

トイレ掃除の最適な頻度は?頻度別に掃除のやり方を紹介

洗面所掃除で準備したい掃除グッズとポイント

洗面台の鏡はクエン酸スプレーを吹き付けた後にマイクロファイバークロスで拭き取り、水拭き・乾拭きをするときれいになります。

洗面所の掃除の細かい部分は、使い古した歯ブラシが活躍します。蛇口の溝や洗面ボウルの継ぎ目部分などは、浴室用洗剤をスプレーした後、歯ブラシで丁寧にこすって汚れをかき出しましょう。

最も汚れが付着しやすい排水口については、髪の毛やゴミをできるだけ取り除いた後、重曹とクエン酸を使ってつけ置き洗いをするのがポイントです。

<洗面所の掃除で準備したい主な掃除グッズ>

・スポンジ:洗面ボウルのこすり洗いに使用します。

・使い古した歯ブラシ:蛇口の溝や洗面ボウルの継ぎ目部分など、細かい部分のこすり洗いに重宝します。

・マイクロファイバークロス:蛇口や鏡など、跡を残さずきれいに拭き上げたいときに使います。

・浴室用中性洗剤:洗面ボウルの汚れ全体をかき出すときに使います。

・重曹:弱アルカリ性なので、排水口の油汚れやぬめりなど、酸性の汚れを落とすのに向いています。

・クエン酸スプレー:クエン酸を水に溶かしてクエン酸水を作ると、クエン酸スプレーとして便利に使えます。

洗面台の掃除方法については、こちらの記事もご覧ください。

洗面台をきれいに保つ掃除方法は?箇所別の掃除手順とポイン

お風呂掃除で準備したい掃除グッズとポイント

お風呂は、汚れに合わせて洗剤を使い分けることで、手間をかけずにきれいにすることができます。強い洗剤を使うことがあるため、必ず換気扇を回し、窓があれば開けてから掃除を始めることが大切です。肌を傷めないよう、ゴム手袋も必ず着用するようにしてください。

まずは、浴室全体をシャワーで濡らしてから浴室用中性洗剤をスプレーし、壁や床、扉、シャワーホース、棚などを、スポンジと床用ブラシを使ってよくこすり洗いしてください。浴槽の蓋や洗面器なども忘れずに洗いましょう。

天井など手が届きにくいところのカビや汚れは、ハンディーワイパーに掃除シートをつけてこするといいですよ。

また、中性洗剤で落としきれない汚れは、酸性洗剤や塩素系漂白剤などを使い分けながら掃除します。しかし、これらの洗剤は、混ざってしまうと命に危険を及ぼす可能性のある有毒ガスが発生するリスクがあるので、いっしょに使わないように注意してください。

<お風呂の掃除で準備したい主な掃除グッズ>

・ゴム手袋:強い洗剤を使用する際は必ず着けましょう。

・スポンジ:こすり洗いをするときに使用します。

・床用ブラシ:目地に入り込んだ汚れを落とせるよう、あると便利です。

・ハンディーワイパー:手の届かない天井などの掃除に使います。

・掃除シート:ハンディーワイパーに取り付けて使用します。

・浴室用中性洗剤:軽い汚れを落とすときに使います。

・酸性洗剤:石鹸カスなどアルカリ性の汚れを落とすのに適しています。

・塩素系漂白剤:中性洗剤やアルカリ性洗剤では落とせない、しつこい黒カビなどに効果を発揮します。

お風呂の掃除方法については、こちらの記事もご覧ください。

【お風呂掃除の基本】知っておきたい汚れの落とし方や掃除手順

一人暮らしの部屋をきれいに保つコツ

掃除は、健康で快適な暮らしを維持する上で欠かせないものです。今回ご紹介した頻度でこまめに掃除をするのが理想ですが、なかなか時間が取れないことも多いですよね。

きれいな部屋を維持して掃除にかかる手間と時間を減らすため、下記の4つを心掛けましょう。

不要な物を捨て、床に物を置かない

物が多いと収納スペースに収まりきらず、床に物が散乱する原因になってしまいます。そうなると、フローリングワイパーや掃除機をかけるためにいちいち物をどかさなければならず、面倒な上に手間がかかります。

収納できる量を把握した上で、不要な物は買わないこと、使わない物は処分することを意識しながら暮らしましょう。

使ったら定位置に戻す

物の定位置を決めておき、使ったら必ず元の場所に戻すようにしましょう。

「どこにしまおうかな?」と悩む時間がなくなり、片付けの時間を短縮できます。動線などを意識して、使いやすい場所に収納することもポイントです。

ついで掃除ができるように掃除道具を置いておく

洗面所やキッチン、トイレ、浴室などは、使うたびに、ある程度の掃除をしておくことが汚れの蓄積を防ぐコツです。

「歯磨きのついでに」「食器を洗うついでに」「お風呂に入ったついでに」といった、ついで掃除がスムーズにできるよう、各場所の手に取りやすいところに必要な掃除用具を置いておくといいでしょう。

汚れが落ちにくい場所は使うたびに掃除する

汚れは、ついてから時間が経てば経つほど落ちにくくなるものです。特に、油汚れや皮脂汚れは、蓄積すると頑固さを増します。

家の中にある汚れが落ちにくいポイントを意識して、使うたびに簡単な掃除をすることを心掛けましょう。

掃除シートを家の数ヵ所に置いておき、使った後などにサッと拭くようにすれば汚れが溜まりません。

部屋の掃除手順やポイントについては、こちらの記事もご覧ください。

部屋の掃除を効率的に進めるコツは?手順やポイントを紹介

毎日をいきいきと過ごすために、リラックスできるきれいな部屋を維持しよう

部屋が片付いていると、「こんなに片付けられないなんて」と自分を責めることもありません。きれいな部屋は自己肯定感を高め、ストレスを減らしてくれるでしょう。

余計な物が目に入らないすっきりとした部屋であれば、仕事や勉強から意識を切り離し、リラックスして過ごせる効果も期待できます。

新生活を迎えるにあたって、しっかり休息の取れるきれいな部屋にするために、定期的な家事代行サービスのご利用もおすすめです。家事代行サービスの「サニーメイドサービス」なら、1回1時間から、「ここだけ掃除してほしい!」といったスポットで利用できる「単発プラン」もあります。

一人暮らしを始めたばかりで部屋の掃除に慣れない人は、ぜひ最初の取り掛かりとして利用してみてください。コストを抑えつつプロの手を借りて、自分の生活の質(QOL)や仕事の質(QOW)を高めませんか?

関連記事

よく読まれている記事