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自分の時間がない!ワーママがうまく自分の時間を作るコツ
2023.07.27
仕事に家事に育児にと、日々忙しいワーママは多いのではないでしょうか。ワーママが忙しくて時間がない理由と、うまく自分の時間を作るコツを紹介します。
目次
自分の時間がない!ワーママがうまく自分の時間を作るコツ
働きながら子育てをしていると、1日はあっという間に過ぎていきます。朝の家事を終えて自分の支度をし、出勤したと思ったらもう晩ご飯のことを考える時間…なんてこともざらですよね。帰宅後も残りの仕事や家事があり、自分の時間がないと悩んでいるワーママは多いことでしょう。
そこで今回は、「ワーママにはなぜ時間がないのか?」を分析し、うまく自分の時間を作るためのヒントをご紹介します。
ワーママに自分の時間がないのはなぜ?
ワーママの1日は、大きく「仕事の時間」と「家事・育児の時間」に分けられます。フルタイムで仕事をしていれば日中の大半はほぼ仕事に費やされるため、睡眠時間を除いた残りの時間で家事と育児をこなさなくてはなりません。
■雇用形態別・男女の1日あたりの仕事時間
出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果」(2022年8月)
実際に、総務省統計局の調査によれば、正社員として働く女性の労働時間は、1日平均6時間3分でした。また、6歳未満の子供がいる世帯における妻の1日の家事時間は、7時間28分となっています。
■6歳未満の子供がいる世帯における夫婦の1日の家事関連時間
出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果」(2022年8月)
乳幼児期の子供は、泣くことでしか自分の意思を主張できません。おむつを替える、寝かしつける、授乳をするなど、ママがほとんどかかりっきりで子供の世話をしていることが多いでしょう。
幼児期に入ってある程度の意思疎通ができるようになっても、子供の相手をする時間が余計に長くなって家事がなかなか進まなかったり、イヤイヤ期で食事や入浴に時間がかかったりと、まだまだ手が離せないのが実情です。
子供が就学して親から離れる時間が増え、身の回りの世話を自分で一通りできるようになるまでは、ワーママが育児や家事に費やす時間は長くなる傾向があります。
先程のデータをもとに単純計算すると、6歳未満の子供がいるワーママが仕事と家事・育児に費やす1日の時間は、13時間31分にも及びます。1日24時間からこの13時間31分を引くと、10時間29分しかありません。さらに通勤時間も加味すれば、もっと短くなるはずです。この中で、生きるために最低限必要な睡眠や食事といった時間を除くと、残りの時間はほぼなくなるのではないでしょうか。
仕事や家事、育児にあてる時間に比べて、自分のために使える時間が少ないことは、こうしたデータからも明らかです。
ワーママが自分の時間がないと感じる理由
なぜ毎日、ワーママは自分の時間を作る余裕がないのでしょうか。前述したとおり、ワーママの1日の大半は仕事・家事・育児に費やされています。しかし、前項のデータはあくまで平均値であり、何に多くの時間を費やしているかは人によって異なるはずです。
具体的な対処法を考えるために、多くのワーママが「時間がない」と感じている理由について見ていきましょう。
仕事で忙しいから
仕事の時間が多くを占めるワーママに関しては、「ハードワークで労働時間が長い」「重要なポジションに就いていて業務量が多い」「作業効率が悪く残業になりがち」といった忙しさにまつわる理由が考えられます。この場合にはいずれにせよ、業務の効率化や会社との話し合いによって状況の改善が必要です。
また、仕事そのものの時間以外に、会社までの往復の通勤なども時間を費やしている項目のひとつです。
家事が忙しいから
家事が忙しいと感じる理由の多くは、家事をすべてきっちりこなそうとすることや、家族間での家事分担ができていないことが原因です。
仕事をしている時点で1日の大半の時間が奪われているにもかかわらず、家事を完璧にこなすのは至難の業。そもそも、家事の全部はできないと割り切らなければ、自分で自分を追い込んでしまいます。
また、数ある家事をワーママ一人が抱え込むワンオペ状態も、肉体的・精神的な余裕を奪っていきます。
育児が忙しいから
子供が小さいうちは当然お世話に時間を取られますが、乳児期を脱したからといって、すべての子育てが楽になるとは限りません。自己主張が激しくなって納得させるのに時間がかかる子もいれば、どんなに遊び疲れていてもなかなか寝つかない子もいます。小さな命を守らなければならないという責任感も相まって、育児で手一杯になってしまうことは珍しくありません。
ワーママが自分の時間をうまく作るためのコツ
ここからは、ご紹介したような忙しさで毎日追われるワーママに向けて、自分の時間を作るためのコツを具体的にご紹介します。自分の状況に合わせて取り入れながら、仕事や家事、育児の時間をうまく減らして日々の余裕を作ってみましょう。
働き方を工夫する
仕事に割く時間を調整するには、働き方を変えてみるのも効果的です。苦にならず取り入れられそうなものがあれば、ぜひ試してみましょう。
リモートワークへシフトする
自社がリモートワークを導入しているようなら、思い切って出社勤務からシフトしてみてもいいでしょう。
新型コロナウイルス感染症の拡大による外出制限を機に、リモートワークを取り入れる企業が増えてきました。リモートワークにすることで出勤に費やす時間がなくなるため、物理的に仕事にあてられる時間が増え、残業せずに済む可能性があります。子供の支度や保育園への送り迎えにも余裕を持って取り組めるようになり、子供を叱ったり急かしたりすることが減れば、精神的な余裕にもつながることが期待できます。
時短勤務にしてみる
子育てがひと段落するまでは、育児・介護休業法で定められた時短勤務(短時間勤務制度)を利用して、育児と仕事のバランスをとる方法も挙げられます。
小さな子供を抱えて仕事をするのは、思いのほか大変です。保育園への送迎や入浴、食事づくりなど、子供の世話には一定の時間がかかることを考えると、独身時代や産前と同じ労働時間では1日のスケジュールがひっ迫するのは明らかです。
時短勤務は、3歳未満の子供を持つ従業員からの申し出があれば、1日の所定労働時間を6時間にできる制度で、すべての事業主の義務となっています。
夜型から朝型へ変えてみる
朝早く起きることが苦にならなければ、思い切って朝型生活に切り替えてしまうのもおすすめです。
夜、すべての家事を終えて、子供を寝かしつけた後に自分の時間を取る場合、翌日の仕事を考えるとそこまで夜更かしすることはできません。自分の時間を無理に確保したことで肉体的な疲労が蓄積しては、本末転倒です。
疲れた体で眠気を我慢して過ごすよりも、しっかり睡眠をとり、誰も起きてきていない静かな朝の時間を自分のために使ったほうが効率的です。夜は子供といっしょに寝てしまって、少しだけ早起きする習慣をつけみてくださいね。
家事を工夫する
家事にかかる時間は、“自分以外の手”を活用することでかなり削減が望めます。そうすれば、その空いた時間を自分のためにも使えるはずです。
時短家電を導入する
昨今、ロボット掃除機のほか、材料を入れて放っておくだけでよい調理家電など、家事の時短に役立つ家電製品が多数登場しています。楽にしたい家事や苦手な家事にこうした最新家電を導入することで、家事が飛躍的に楽になる上、家電製品が仕事をしているあいだに自分の時間を持つことができます。
ネットスーパーを利用する
家にいながらにして買い物ができるネットスーパーを活用し、買い物の時間をカットしましょう。仕事帰りの買い物は意外と時間を取られますし、子供の保育園へのお迎えもあればさらに負担は増加します。
ネットスーパーであれば重いものも自宅に届けてもらえるので、子供の手を引きながら買い物しなければならないワーママの強い味方です。
家事代行サービスに依頼する
家事代行サービスに依頼するのも、自分の時間の余裕を持つための方法のひとつです。やろうと思えば何とかこなせる家の仕事を、第三者に頼むことに抵抗を感じる人は少なくありません。しかし、自分でなくてもできる家事に時間を奪われることで、自分が大切にしたい「妻」「母」としての時間や、自分らしく過ごせるプライベートな時間が少なくなってしまうのは、もったいないことです。
自分しかできないことにこそ時間を使うため、プロに家事を依頼することを検討してみてください。
育児を工夫する
子供の世話はママにしかできない仕事が多いですが、ママの忙しく余裕のない状態を子供は敏感に感じ取るものです。周りの協力や外部サービスなどの力を借りて、自分に余裕を持たせられるよう、育児方法を工夫してみてはいかがでしょうか。
子供が帰宅後の時間を持て余しているようなら、習い事をすすめてみるのも手です。近所でできる習い事や送迎付きの習い事を選べば、ママの帰りが少々遅くなっても大丈夫です。
乳幼児なら、ベビーシッターにお世話を依頼するのもいいでしょう。特に、休日もワンオペで育児にかかりきりになりがちなワーママは、安心できるプロに子供を任せ、たまには美容院やマッサージなど自分をいたわる時間を作ることが大切です。
ワーママが自分時間を作るには、時間を買う方法も有効
仕事に家事に育児にと、マルチタスクでがんばるワーママにとって、1日はあっという間。自分の趣味やケアにあてる時間が少なく、疲労困憊の人やストレスを抱える人も多いはずです。共働きで稼いでいる以上、すべてのタスクを自分でこなそうとすれば、時間が足りなくなって当然です。
家事代行サービスへの依頼など、外部サービスをうまく使って、自分の時間を作る余裕のある暮らしを手に入れましょう。
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